プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ09 – Industrial Designerでアートに挑戦!03
展示が決定!
こんにちは、阿武です。まず皆様にひとつお知らせがあります。なんと、11月10日(金)に開催される「SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2017」の東京会場(ウェスティンホテル東京)にて「蜜の棚」が展示されることになりましたー!ありがとうございます!とても嬉しいです!しかし、会場のどこに展示されるのか、どのように展示されるのか、現時点で私は知りません・・。皆様の中で「SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2017」にお越しになられる方がいましたら、当日会場内をウロウロと探してみてください。3D+手作業の「ハイブリッドアート」をぜひご覧くださいませ! 11月7日(火)の大阪会場にお越しになる皆様、大変申し訳ございません。今回は東京会場のみの展示となります。いつの日か、大阪の皆様にもご覧頂ける機会を作れればと考えております。
より自然に近づけよう。
さて本題に入りましょう。前回はハチの巣の外形を整えたところでタイムアップしてしまいました。今回はもう少し装飾を加えていきます。出来上がった形状の表面に凹凸をつけてみます。この凹凸も自然が作り出した形なので、より自然に近づけるように気の済むまで作業をします。
フリーフォームの表面に表示されている点や線、もちろん面も選択することができるので、自由に好きなところをグニャグニャしましょう。この作業ではマウスを使うのですが、本当に指で粘土を摘まんだり押したり捻ったりする感覚で作業ができます。ホント凄いな~この感じ。バーチャルとわかっているけど、錯覚をしてしまうくらいとても自然。このソフトの開発者の方、私が言うのもおこがましいですが、尊敬しております。これでOK!というところまでいったら、最後に上面と底面の輪郭に角を付けます。上面、底面にある輪郭線をダブルクリックでグルッと選択し、「エッジを屈曲」ボタンを押せばパリッとエッジがでます。これにて作業終了。
ハニカムを作る。
次にハニカムを作ります。ハチの巣は六角形の穴の集合体が段々に積み重なっています。しかも上から見ると、上の段と下の段の六角形が規則的に交差している。人間が作るハニカムの構造体なら計算して作れるだろうけど、この規則性、自然が生み出していることに本当に驚愕します。規則性があるので、ここは使い慣れているSOLIDWORKSを使います。もちろんSOLIDWORKS Industrial Designerでも作れるのですが、後半のシビアな設計作業にラクに移行できるよう今回はSOLIDWORKSで。いくつかの穴の開いた六角形を並べることでベース形状を作ります。より自然に近くなるように、六角形の形状やカベの厚みなどに変化をつけ、穴の一つ一つに個性を与えます。気の遠くなるような作業ですが、出来上がりの見栄えを良くするため頑張ります。
とはいっても、穴の大きさが10mmくらいなので、よく見なければわからない(笑)。従って、上の段の形状を下の段でも利用します。完成したベース形状を複数段積み重ねてから、規則的にずらして(交差させて)終了です。あー疲れた・・今日はここまで。
次回はフリーフォームとハニカムをどう融合させるのか、完成に至るまでのお話をさせて頂きます。お楽しみに!
【プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ】
プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ01 – SOLIDWORKS Industrial Designer
プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ02 -スケッチを描こう
プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ03 – 基本形状を作ってみよう
プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ04 – フリーフォーム(自由形状)で作ってみた!
プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ05 – 完成を目指して
プロダクト デザイナー阿武勇吉ブログ06 – 3Dデータを二次利用してみよう
プロダクト デザイナー阿武勇吉ブログ07 – SOLIDWORKS Industrial Designerでアートに挑戦!
プロダクト デザイナー阿武優吉ブログ08 – Industrial Designerでアートに挑戦!02
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