ファニチャー(大型家具)の未来形をSOLIDWORKSが支援する

日本人が、アウトドアファニチャーと聞いて思い出すモノは何でしょう。ベルギーの会社がSOLIDWORKSを使って設計した製品が、海を越えて、ここ大崎でもサラリーマンを癒しています。

この黄色い、机と椅子が一体化した家具の写真を見た時、「あっ、あれだ」と思いました。そうソリッドワークス・ジャパンの東京オフィスのあるここ大崎に、あるんです。このアウトドアファニチャーが。
大崎は、お昼休みの時間ともなると、ビルから一斉に人が出てきて「昼食」探しをしています。意外なことに、コンビニの中のイートインスペースや、ビル内外の「休憩スペース」が多いんです。そんな空間に、この机と椅子が一体化した家具が並んでいます。デザイン性が高いので、有名なデザイナーが手掛けたのか、と想像はしていましたが、ベルギー製、しかもSOLIDWORKSで設計されているとは知りませんでした。なんだかとっても嬉しいです。庭園、パティオや公共スペースでゆったりと過ごすイメージのある欧州で、環境の変化に沿った斬新な家具を製造・製造しているのが、Extremis社です。もちろん、数々のデザイン賞も受賞しているらしいですよ。

Extremis x SOLIDWORKS
想像力豊かなデザインでありながら、高品質の製品を製造するという裏側には、現物により近い精密計画をSOLIDWORKSで行い、設計をもう1つのレベルに引き上げたい、と思う彼らのエンジニアリング力があります。材料と、物理情報に基づく本物そっくりの複製をSOLIDWORKSの中で設計することは不可欠だと彼らは言います。そうすることで製造の必要なプロトタイプ数を減らすことができるとも。

この「ピクニック」と呼ばれる製品は、Extremis社の得意とする屋外スペース用のベンチ付きピクニック用テーブル、として設計されました。しかし、しっかりしていてスタイリッシュ。印象的な外見のおかげで、実は、室内用としても売れているようです。スタイリッシュでありながら、良く見ると、椅子が凸に膨らんでいるのがわかりますか?そうなんです。これ、椅子にありがちな凹の形状だと、屋外では雨が降ったら水を貯めてしまうんですよね。洗練された排水設計なんです。さらに、凸にすることで、強度も保証します。もちろん、SOLIDWORKS Simulationによる強度解析はしていますよ。材料は、100%リサイクル可能なアルミニウム製だそうです。

 

さらにさらに、椅子ではない空間部分は、車椅子がスーっと入る体積が確保されているんです。本当にやさしい。
公共スペースにお金をかけることができる、富める国、の作品って感じですね。
大崎にいらっしゃる機会がありましたら、是非、スタイリッシュな空間も体験してみて下さい。

 

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