SOLIDWORKS 基本操作 1分動画 – vol.13 アセンブリ1
SOLIDWORKS 2016ではアセンブリにさまざまな拡張が加えられ、アセンブリプロセスの生産性アップと高速化を実現しています。
【状況依存ツールバーに追加】
輪郭中心合致(Profile Center Mate)が、クイック合致(Quick Mates)ツールバーに追加。この合致のコントロールはすべて、円筒面を選択した際に使用する回転ロックオプションも含み、Property Managerにアクセスしなくても使用できます。また、3つの面を選択した場合は対称合致、4つを選択した場合は幅合致を使用できます。
【合致参照の置換機能】
合致参照を置換する機能が拡張され、構成部品間の欠落した合致を一括で置き換えることで、合致の修復に掛かる時間を大幅に短縮できます。
【グループ化機能】
構成部品の一時的に固定、またはグループ化する機能が、右クリックメニューに追加されさらに使いやすくなりました。
【複数のコピー機能】
SOLIDWORKS 2016では複数の構成部品を一度にコピーして貼り付けると、構成部品間に存在する合致もコピーされます。メニューを使用するか、Control+CキーとControl+Vキーで実行できます。
【構成部品プレビューウィンドウ】
構成部品プレビューウィンドウでは、内部部品をより直感的に操作するために、別のウインドウでの表示や操作をすることができます。メインウィンドウでプレビューしている構成部品が透明になるので、選択が簡単です。
【構成部品の名前変更】
アセンブリ内の構成部品の名前変更には、その構成部品ファイル自身を開く必要はなく、Feature Managerから直接実行できます。名前変更は一時的であり、アセンブリの保存時に有効になります。
【構成部品やフィーチャーの削除コマンド】
モデル内で使用されていないフィーチャーを削除するコマンドあります。全コンフィギュレーションで抑制されている部品と、未使用のアセンブリフィーチャーが一覧表示されます。この機能は、部品モードでも使用できます。
SOLIDWORKS 2017のアセンブリ機能では、より最適なモデリングのための表示改善や、ステップ数削減のための機能強化がされています。
【FeatureManagerツリー】
FeatureManagerデザインツリーの表示方法が改良され、部品に同じ構成部品が使用されている場合は、グループ表示できます。FeatureManager デザインツリーの長さを大幅に短縮でき、特に大規模なアセンブリの場合に、構成部品を見つけやすいです。
【スマート配置】
非拘束の状態である構成部品をアセンブリする場合、合致の追加時にSOLIDWORKS 2017はユーザーが各部品を選択した位置が考慮されています。クリックされる領域が互いに近くなるように部品が配置されます。この「スマート」配置によって、別の合致を継続して追加するときに、コンポーネントをズーム、回転、または非表示にする手間が大幅に軽減されます。
【インポートモデルの編集】
アセンブリにおいて、FeatureWorksでインポートモデルを編集した場合にも、面IDと合致の定義などもそのまま維持されます。
【部品のアセンブリの置き換え】
SOLIDWORKS 2017では、アセンブリを部品として保存すると、内部の面IDが保存操作時に転送されます。これは、他の複数のアセンブリで部品のアセンブリを置き換える場合に特に便利です。置換されたこの部品へのすべての合致が維持されることを確認できます。さらに、注記やバルーンのようなすべての参照が図面上で同じように維持されます。
【以前のソリッドワークス基本操作1分動画】
Vol.11 – 図面3
Vol.12 – SOLIDWORKS PDM1