SEA-LECT Plasticsがビジネスの利益率を向上させた理由

SEA-LECT Plastics Corporationは、アメリカ西海岸の企業です。

SEA-LECT Plastics Corporationは、アメリカ西海岸のカスタム射出成形、プラスティクス製品設計、開発、および金型サービスの大手サプライヤーです。フルサービスプロバイダーとして、同社は頻繁に初期段階の製品アイデアをお客様に提供しています。ラフな2次元スケッチから始まるのが通常です。2次元スケッチを、SOLIDWORKS®の取り込み、押し出しやサーフェス機能を使用して「0」から3次元製品を作り上げています。
今日では、SEA-LECTは、お客様のアイデアをコンセプトから現実の製品にするプロセスの中で、仕事が始まる前に、含まれる作業自体がいかに有益であるかを理解しています。「プロセスの全てが、単一のシステム内で管理および自動化されることが必要だと考えます。すべての業務を完全に可視化し、情報をすぐに共有できることが大切です」と、Matt Poischbeg、副社長兼ゼネラルマネージャーは述べています。
しかし、過去もそうだったわけではありません。

努力の積み重ね
SEA-LECT Plasticsは当初、カスタム開発のエンタープライズリソースプランニング(ERP)システムとExcelスプレッドシートを使用して、見積もりから納品までの射出成形作業を管理していました。しかし、利益率を維持するために、もっと効率を向上させ、もっと品質を向上させ、業務あたりの実際のコストをより良く理解する必要があり、そうすることが企業の成長につながる、というチャレンジが必要なことにも気づいていました。

「Excelスプレッドシートに依存すると、効率が低下し、繰り返しデータを入力する必要がありました」とPoischbeg氏は振り返ります。「このような状況では、見積もり額を決定したところで、実際のコストとジョブが完了した後にしか利益を上げるかどうかを確認することはできず、納期の遅れも発生していました。」
同社は、SOLIDWORKSとCAMWorksを実装することで生産性の向上は達成していました。しかし、射出成形の生産に関連するすべての機能の自動化については、それを可能にする包括的なシステムが必要であることを認識していました。

 

運用の合理化

2011年、Poischbeg氏は、SEA-LECT Plasticsが、さらに業務を合理化できるようにするためERP(製造企業資源計画)システムの評価を開始しました。その結果、SOLIDWORKSとの統合環境の保持、またSEA-LECT Plastics固有の自動化要件への構成の簡単なこと、特に工場環境に合わせて調整できること、が理由で、DELMIAWORKS®を2012年に実装しています。結果として、運用効率を70%から98.5%に大幅に向上させることができました。(image_03)

「DELMIAWORKSを使用すると、業務プロセス中、いつでもすべてのジョブの詳細にアクセスできます。この厳格なデータ管理とプロセスの自動化により、16台の異なるマシンのそれぞれで何が起こっているかをリアルタイムで正確に把握できます」とPoischbeg氏は言います。
実際のデータを十分に把握できることで、SEA-LECT Plasticsは、より正確な見積もりが作成でき、会社が損失を回避し、利益率を高め、競争力を向上させるのに役立てることができます。
DELMIAWORKS ERPシステムにより、SEA-LECT Plasticsは、射出成形部品の品質と関連プロセスを同時に改善しながら、運用効率を70%から98.5%に大幅に向上させ、ISO 9001:2015認証も取得しました。もちろん、常に納期厳守な納品を実現しています。
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