クラウドプラットフォームで製品データ管理する5つの利点:その1

94%の企業がクラウドテクノロジを使用している理由は何でしょう?あらゆる規模の企業がクラウドテクノロジへの投資を拡大しているという調査結果も出ています。

益々短くなる製品開発サイクルをサポートする必要性から、多くの組織は、チーム間のより良い連携と機敏なプロセスを可能にするためにクラウドテクノロジに期待を持っています。企業が直面している主な課題の1つは、製品やライフサイクルの複数の分野に渡るデータを、場所を問わず、デバイスを問わず、瞬時にアクセスおよび共有できるようにすることです。クラウド内のデータおよびライフサイクル管理ツールは、これらの課題のいくつかを解決するのに役立ちつでしょう。一方、クラウドベースのプラットフォームを使用すると、さらに作業方法を変革することができます。分離して独立したツールを使用するのではなく、CAD設計からシミュレーションおよび製造まで、製品開発ライフサイクルのすべてのプロセスを統合することで、新製品をより迅速に開発し、エラーを減らすことが期待できます。クラウド内のプラットフォームを使用することで、プロセスのすべての部分が関連付けられ、チームは利用可能なすべてのデータを使用して、リアルタイムで共同作業できます。ここでは、クラウド内のプラットフォームを使用してデータと製品のライフサイクルを管理することの5つの利点について説明します。

1. データをつなぐ
3Dモデル、シミュレーション結果、レビュー、コメント、製品ドキュメント、サプライヤと部品、販売目標またはプロジェクトタスク、そして重要なマイルストーンなど、すべてがデータから始まります。すべてのデータがクラウド内の安全なデータベースに保存されている場合の可能性を想像してください。このアプローチは、製品開発プロセス、さらにはセールスおよびマーケティング活動への「見通し」をつけることができることを意味しています。「見通し」がつけば、デザイン改善の有無、問題の有無が判断され、情報に基づいた決定を下すことができるだけなく、最終的に、製品納入と販売開始のスケジュール変更ができます。プラットフォーム上で使用可能なすべてのアプリが検索できれば、正しいデータをすばやく見つけることも可能です。プラットフォーム上のすべてのアプリケーションがシームレスに連携して動作するため、データの変換や変換、あるいは古くからの手動によるインポート/エクスポート機能について心配する必要はありません。

2. あなたと、人々をつなぐ
すべてのデータが1か所で管理されることで、組織内だけでなく組織外のチームメンバーが最新データにアクセスできます。プラットフォームを使用すると、適切な人が適切なタイミングで適切な情報に安全にアクセスできることがメリットです。つまり、設計者、機械エンジニア、構造エンジニア、アナリスト、製造エンジニア、サプライヤーおよびパートナー、マーケティングおよび営業チーム、それぞれ立場の異なる人が、必要なときに必要なデータにアクセスできるということです。

さまざまな種類のデータ、例えば、製品データやドキュメントデータなど、Webブラウザを使用してシームレスに表示、共有、視覚化、コメント付け、注釈を付け、共有でき、さらにタスクの割り当て、ステータス更新、進捗状況の確認を行うことでプロジェクトを管理できます。設計者はシミュレーション結果にアクセスできる。マーケティングは打ち上げダッシュボードを作成することができる、研究開発は開発スケジュールを見直すことができ、製造部門は3D部品とアセンブリを見ることができる。販売部門は製品ドキュメンテーションを見る。一見当たり前のようなことですが、実は、シングルリソースでは無い、個々の部門が異なるアプリケションを使っている、など、機能と場所をリアルタイムで横断できるデータなど存在しないのが現状です。この現状が、改善されるとしたら、チームは変革的な製品とユーザーエクスペリエンスを生み出すことができるとは思いませんか? それが、クラウドテクノロジーです。

 

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