自動保存ファイルの復活

図面を編集中に何らかの原因で、Draftsightが強制終了されてしまったとき、焦らずに自動保存ファイルを復活を試みよう。
まず、自動保存の間隔や、自動保存ファイルがどこに保存されるかの設定を見てみましょう。
作図領域の何も図形のない箇所を右クリックし、表示されるコンテキストメニューから[オプション]を選択。

 


[オプション]ダイアログが表示されるので、左側のリストから[システム オプション]を選択、表示される項目から[自動保存/バックアップ] の「+」マークをクリックして展開する。

自動保存ファイルの拡張子を変更してDraf tsightで開けるようにします。


Windowsエクスプローラで[自動ファイル保存の位置]のパスを表示する。
拡張子[.ds$]が自動保存されたファイルになる。
拡張子が表示されないときは、エクスプローラのリボン[表示]タブ[表示/非表示]の[ファイル名拡張子]にチェックを入れる。

 


復活させたい自動保存ファイルを別のフォルダにコピーし、拡張を[.dwg]に変更する。

 


[拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。
変更しますか?]のメッセージに[はい]を選択する。


拡張子を[dwg]に変更するとDraftsightで開くことができるようになる。
図面を開いた後、念のため[アプリケーションボタン(左上のDraftsightマーク)]-[管理]-[エラーチェク]をしておく。

すべての自動保存が復活できる保証はないので、基本的にはこまめに保存することが重要です。
しかし、作業に集中して保存を忘れて作業を続け、強制終了されしまったときなどには、自動保存の復活が役に
立ちます。

 

阿部秀之

有限会社アーキビット代表。
一級建築士、一級建築施工管理技士。建築設計のほか、Webアプリケーション開発なども手がける。
DraftSightの著書に『やさしく学ぶDraftSight』『7日でおぼえるDraftSight』(いずれもエクスナレッジ刊)がある。

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