「ないならつくってみよう」音楽好きがつくったポータブルアンプ

SOLIDWORKSユーザーが登場するInterview企画、来月Makuakeに初チャレンジする森藤慎司さんにご登場いただきます。森藤さんは、活発なものづくり企業の多い中部地区、静岡県の浜松・有限会社ハーモテックの代表。森藤さんはパーカッション(打楽器)を操る演奏家でもあります。今回は音楽の街、浜松ならではのオリジナル商品の開発Storyをご紹介します。

音楽好きのための超小型ポータブルアンプ

TinyAMP
TinyAMP

ハーモテックは、新幹線・浜松駅そば13名のスタッフによる設計デザイン事務所です。地域のものづくり企業からあるいは各地からさまざまな相談事が日々舞い込みます。14年前に森藤さんがお独りではじめた設計事務所ですが、主に機械設計を中心とした仕事が多いためSOLIDWORKSをメインの武器に、数年前に導入した3Dプリンターを駆使して、企業からの受託設計にも対応しています。今回は、同社オリジナル開発製品「TinyAMP」をご紹介します。一般的にエレキギターから音を出す際はアンプにケーブルを繋ぎ、スピーカーから音を出します。このハンディタイプのポータブルアンプ「TinyAMP」はギターに挿すだけで、大きなアンプ、スピーカーなしで音が出せます。ヘッドフォンなしで、エレキギターの音を手軽に楽しめる、ギター演奏や練習ができる優れものの「アンプ」です。

エレキギターをアコースティックギターのように手軽に

森藤さんの本業は機械設計。プライベートではパーカッションの演奏家。プロ・アマにわたっての音楽活動が活発な浜松では、演奏家が多いだけではなく、楽器演奏、イベント関係のニーズも高いはず。「TinyAMP」は「こんなのあったらいいのにな」そんな想いをすぐに形にした製品です。たとえば自宅等でエレキギターの練習をする時には、一般的にはヘッドフォンアンプを使います。しかしヘッドフォンアンプでは隣にいる人にその音を聴かせる事ができないのです。「TinyAMP」なら胸ポケットに入れておけて、サッと取り出せる。そして、ギターに挿せば、その場が即興ライブ会場になる。そんな自由な発想でつかえる”ちいさなちいさな”アンプ。そして使ってみて、弾いてみて、驚くのはこんなにちいさな「TinyAMP」から出るその音の品質の良さ。直感的なエレキギターの音を再現しています。

「ギターらしい音がするかどうか」
「楽器らしい音がするかどうか」
音楽を「楽しめるかどうか」がこの製品にとっての一番大事な点なのです。

ここには浜松の地の人脈が活きており、某楽器メーカーのOBの協力を得ているのだとか。現在、さまざまな人脈地脈を経て「TinyAMP」を多方面で試用いただいています。

TinyAMPをMakuakeで

遡ること1年半前。米アナハイムで開催された世界最大規模の楽器ショー「NAMM Show」に浜松市が出展しました。その時2020年1月には森藤さんも「TinyAMP」の試作品を携えて渡米します。世界中から音楽好きが集まるアナハイムの音楽関係者のショー。200人以上の音楽好きから、大変に好評を得たのがこの試作品。「コラボレーションしよう!」との話も複数あがり、日本に戻り、製品化の機会を伺うも、コロナ禍に突入。製品化しても、在庫がうず高く積まれてしまうのだけは哀しい。。。
他方2020年に地元浜松ザザシティB1にオープンしたFab施設「Fuse」で今年5月、森藤さんはクラウドファンディングの「Makuake」の事業紹介を聴く機会を得ます。その話をあらためて聴いた森藤さん「TinyAMP」の構想をMakuakeのキュレーターの方に話をします。キュレーターさんに「コレならMakuakeでいけますよ!」とMakuakeの活用をおすすめされたとのこと。現在準備中で、クラウドファンディングへのプロジェクト掲載準備が整うのは7月中旬頃とのことです。

3DEXPERIENCEに出番はあるのか?!

こうした新製品の企画・試作・開発の現場では、頻繁に3Dモデルや新しいデータのやり取りが発生します。そんな時にはSOLIDWORKSのデータを、3DEXPERIENCEプラットフォーム上でやり取りできる新しいプラットフォームが活躍できるのでは。今後周辺ソリューションが追加提供されてくるならば、クラウドプラットフォームがその本領を発揮する時がやってきます。現在主にemailや一般的なチャットツールを使っている製品開発に関するコラボレーション。そのコミュニケーションを置き換えられるソリューションがでてきてほしいと、期待しています。

Designed by SOLIDWORKS

試作品の筐体は「Form2」で出力。ABSライクなTough2000を使用した。

「TinyAMP」の設計はSOLIDWORKSで、試作品の筐体はFormlab社の3Dプリンター「Form2」で出力しています。「TinyAMP」は今後1,000個量産に向けてクラウドファンディングを活用して資金調達を行う予定です。みなさんもぜひハーモテックさんの「TinyAMP」をクラファンで応援してみませんか?!こちらのハーモテックLineにご登録いただくとクラウドファンディング開始時に通知が届きます。

リンク:ハーモテック様YouTube

 

来月も、PDM/解析/新製品開発をテーマにSOLIDWORKSユーザーさまにInterviewを行います。お楽しみに!

製品に関するお問い合わせは、お気軽にこちらまでどうぞ。

3DEXPERIENCE Worksででできること「3分動画」がこちらからご覧になれます。

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