SOLIDWORKS 基本操作 1分動画 – vol.6 Electrical
SOLIDWORKS Electricalは、電気設計者と機械設計者の両方の手助けとなる、画期的な設計ツールです。
【使用したいプロジェクトを素早く検索】
プロジェクトマネージャーの新しいフィルタオプションは、設計者がプロジェクト名、詳細、作成/更新日などを設定して、使用したいプロジェクトを素早く検索することができます。電気設計で作成するプロジェクトを、プロジェクト名だけでなく、詳細情報や作成者の名前などでも検索できます。
【結線図がより便利】
設計者は結線図から配線図へ直接シンプルにコピー&ペーストすることができ、業務手順が簡素化され、全ての情報にアクセスできる結線図がより便利です。単線結線図から配線図への回路図のコピーも、より簡単に完了できるようにインターフェイスが改良されています。
【パッシブシンボルという新しいタイプのシンボル】
SOLIDWORKS Electrical Schematicには、パッシブシンボルという新しいタイプのシンボルが追加されており、このようなツイストした接地シールドのような電気特性のないコンポーネントを定義することができます。このシンボルはライブラリに保存され、いつでも必要なときに挿入することができます。
【ペースト機能】
ペースト機能は、作成あるいは再利用するマークを簡単に指定することができます。この場合は新しい端子台を作成しますが、既存の部品を使うのと同じくらい簡単です。
【素早く効率的に回路図へ追加】
SOLIDWORKS Electricalのワイヤラベルや等電位ラベルはクリックするだけで完了します。配線を選択し、コンテキストメニューを使うことで素早く効率的に回路図へ追加することができます。これらのラベルはプロジェクト設定オプションからカスタマイズすることができます。クロスリファレンスシンボルも同じことが言えます。
【電気部品の3Dモデル作成を省く】
SOLIDWORKS Electrical 3Dでの設計に移る前に、設計者がそれぞれ行わなければならない電気部品の3Dモデル作成を省くために、SOLIDWORKS Electricalのポータルへアクセスすることができます。新しいカタログと、最近更新された部品のカタログはハイライト表示されます。単純にそれぞれダウンロードすることも、あるいはバスケットに追加してすべてを一括でダウンロードすることも可能です。
SOLIDWORKS Electrical Schematicsではまた、新たに計算とレポートに関する優れたツールが追加されています。
【書き換え可能】
長さはSOLIDWORKSでシステムを設計する場合自動計算されますが、書き換えることも可能です。さらに、ベンド半径や電圧降下なども指定することができます。
【電圧、電流の数値指定】
印加電圧、全負荷電流、そして突入電流を指定できます。これらの数値は、電気パネルに接続された負荷に直接左右され、このケースではモーターのプロパティに影響されます。ケーブルが適正にプロジェクトに追加されたことにより、現在端子台とモーターの間で使われている配線を選択し、コンテキストメニューを使って、迅速に置き換えることができます。
【システムに設計エラーがないかどうかを調べる】
設計ルールチェックツールでは、電気設計エンジニアが、製造部品のないシンボル、非接続の配線、または等電位の矛盾など、システムに設計エラーがないかどうか調べることができます。ケーブルのプロパティにベンド半径や電圧降下を計算するためのパラメータを設定できます。
【eDrawingsファイルとして容易に共有】
組織の異なる部門間で重要な情報を、eDrawingsファイルとして容易に共有できます。これにより、デスクトップだけでなくモバイルなどの環境でも活用することができ、組織の内外のメンバーと迅速にコミュニケーションをとることができます。
SOLIDWORKS Electrical は、面倒な作業や時間のかかるタスクを効率化する多くの新機能が搭載されており、3Dでの電気システムの構想検討をスピードアップします。
【設計業務全体をさらに短縮】
マルチコアプロセッサによる1/5~1/8に時間を短縮する新しい解析メソッドを導入。たった数秒でパネルにすべて配線を接続します。これにより、プロジェクトをより素早く完了することができ、機械あるいは電気設計者が設計検証あるいは電気システムの最適化に要する時間を短縮する助けとなります。
【最小限の工数で3Dハーネスを作成】
最初から最後まで最小限の工数で3Dハーネスを作成することができます。また、関連する図面を正確で最新の状態に維持することができ、全ての配線が回路図で設定した色とサイズでそれぞれ表示され、コネクタの適切な端子へ接続されます。いったんハーネスにクリップを追加すると、専用コマンドを使ったケーブルホルダーを通した配線あるいはケーブルとして再配線することができます。
【コネクタ表、BOM、および概要を図面に追加】
複数回のクリックだけで、SOLIDWORKS Electrical Schematicの複数の回路図からコネクタ表、BOM、および概要を図面に追加することができます。簡単に展開方式(アノテートアイテムもしくは製造)を選択し、必要であれば、図面オプションや表示したいアイテムを変更します。
【高度な権限管理】
さまざまな組織の規模に合わせてセキュリティプロトコルを実装することにより、管理者、ライブラリマネージャ、プロジェクトエディタ、コントリビュータをプロジェクトの各レベルで認証を行い、設計データのアクセス制御を行います。
【Draft sight】
Draftsightを使って記号を簡単に編集できます。SOLIDWORKS Electrical 内で記号を容易に作成および更新できるので、設計者や電子システムエンジニアが使用する記号の作成と提供のプロセスを合理化できます。使いやすい2次元CADの標準機能を活用することで、ストレスのかかる自社のシンボル編集作業を短時間で完了することができます。
【ダイナミックコネクタ】
ダイナミックコネクタの作成と変更を容易に実行できます。回路インジケータを使って、ダイナミックコネクタの追加や変更、タイプが混在した回路の作成を簡単に実行できます。シンプルな電子設計から複雑な設計まで、柔軟かつ確実な対応が可能になります。
【高度な数式】
電気設計に部品を追加する際の、回路や端子のカスタマイズと更新が簡単です。メーカーの部品データを適用し、誤りを回避できます。高度な数式機能が追加され、簡単にアクセスできる使いやすいインタフェースで、数値、変数、複雑な数式を操作できます。
【ルーティングワイヤ】
解析後、電気設計上の問題点を表示または修正できます。たとえば、接続ポイントの欠落や誤り、構成部品の重複、接続ポイントの超過、部品の欠落などを検出できます。これにより、ルーティングプロセスにかかる時間を短縮し、電子システム全体の品質を向上できます。
【3D機能】
SOLIDWORKS Electricalの3D機能では、ルーティング分析ツールが追加され、ワイヤやケーブルの結線状況を効率的に確認することができ、接続ポイントの欠落/ミス/超過、部品の重複/未配置といったミスの発生を大きく抑制できます。
【数式マネージャー】
数式を作成するだけでなく、検証を行い、後で再利用できるように保存する機能が加わりました。
【検証ツール】
検証ツールも追加され、これにより、設計者やエンジニアは数式を使用する前に検証して結果をすぐに確認できます。必要に応じて編集できるので、貴重な時間の節約になり、数式の複雑さにかかわらず作成プロセスがシンプルになります。電気設計プロセスの特徴である複雑さを軽減し、手間を省きます。
【権限管理】
新しい権限管理は、管理作業の簡素化に加えて、プロジェクトに参加する複数のユーザーを管理し、効果的なコラボレーションを実現します。マネージャーまたは管理者はエンジニアと設計者のみに権限を割り当てて情報へのアクセスを許可すると同時に、他のユーザーに不適切な変更を行えないようにします。
【節点インジケーター】
新たに追加された節点インジケーターを使用すれば、配線図上で節点を直接定義できます。特にエンジニア以外のユーザーでも理解できるように、グラフィックを使って電気的接続を明確に示す機能です。設計作業の前の段階から製品ライフサイクル全般にわたって、配線図を明確に理解することが可能になります。
【CircuitWorks】
PCBの各種レイヤを示すデカルを簡単に作成できます。デカルは、CircuitWorks内のジオメトリプレビューから生成されます。インポートの完了後、配線経路デカルを保存しておけば、後で使用できます。この機能は、電子設計と機械設計を橋渡しすることで、SOLIDWORKS内で設計意図を明確にすることができます。
【以前のソリッドワークス基本操作1分動画】
Vol.5 – 溶接
Vol.4 – 板金