[第10回]え、マジっすか。そんなの知らなかったテクニック
不定期で、「そんなの知らなかった~」テクニックをご紹介していきます。今回は、「Sキー」
SOLIDWORKSの操作で、時間の節約に最良の方法の1つに、「S」キーを活用する、ご存知ですか。SOLIDWORKSの起動中、キーボードの「S」キーを押すとなショートカットメニューが表示されるんです。
もちろん、カスタマイズ可能です。
画像01 –「S」キーを押すと、ショートカットメニューが表示されます
SOLIDWORKSの4つのモード
画像02 – SOLIDWORKSの4つの作業モード
SOLIDWORKSは、基本的に4つの作業モードに分けられます。部品、アセンブリ、図面とスケッチモードです。ユーザーは、使用しているモードに応じて、使用可能なさまざまなコマンドセットを確認できます。たとえば、図面モードで作業すれば、ユーザーはシート上に新しい投影ビューを作成できる、といった具合です。部品モードで作業している場合は、図面モードの投影ビューを追加するコマンドは存在しません。SOLIDWORKSのさまざまなコマンドは、これらのさまざまなモードに呼応するのです。
「S」キーメニューはモードに呼応します
「S」キーメニューが強力なツールである理由は、モード別に呼応して、自動的に関係のないものを排除してくれるということです。部品モードで作業すれば、「S」キーを押すと、部品作成に関連するワンセットのコマンドが表示されます。同様に、アセンブリモードに変更して「S」キーを押せば、異なるコマンドセットが表示されます。
画像03 –「S」キーメニューの4モードに対するデフォルトメニュー
アセンブリモードのデフォルトの「S」キーメニューに表示されるコマンドには、「構成部品の挿入」や「合致」などが含まれます。スケッチモードのデフォルトの「S」キーメニューに表示されるコマンドには、「矩形コーナー」や「スマート寸法」などが含まれます。SOLIDWORKSユーザーは、4つの作業モードごとに異なる「S」キーメニューが表示されることを理解することで操作時間を節約できます。
「S」キーメニューのカスタマイズ
「S」キーショートカットを最大限効率化するために、「S」キーメニューをカスタマイズしましょう。「S」キーを押してショートカットメニューが表示されたら、右マウスボタンをクリックして下さい。「ユーザー定義」ボタンが表示されます。カスタマイズの準備ができました。
画像04 –スケッチモードの「S」キーメニューのカスタマイズ
上の画像では、スケッチモードの「S」キーメニューに、「中心線」と「矩形中心」コマンドを追加しました。また、フィーチャーコマンドを追加することもできることがわかります。(スケッチモードの「S」キーメニューをカスタマイズしているにもかかわらず。。。)。上の画像では、「押し出しボス/ベース」および「押し出しカット」がスケッチモードの「S」キーメニューに追加されています。一般的なワークフローでは、スケッチから直接「押し出し」や「カット」コマンドにジャンプすることも多いため、とても時間の節約になることがわかります。
「S」キーショートカットメニューは、もっともっと効率的に操作できるように、SOLIDWORKS 2008で機能追加され、ふるーくから愛用されている機能です。「S」キーメニューの真の力は、メニューに表示されるコマンドをカスタマイズできることです。一番使いやすい、あなたのワークフローに適した「S」キーを完成させて下さい。
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