人間が入れない所へ、タフなロボットの開発

高くて暗くて、何も見えない。そんな危険な場所で人に作業をさせ続けられますか?

錆びなどの腐食や老朽化による欠陥を早く取り除く、という事業(ビジネス)では、タイミングが非常に重要なことは言うまでもないでしょう。
Square Robot社は、検査および修復作業を行う自律式の特殊ロボットの開発を加速する必要がありました。その開発が実現すれば、燃料貯蔵タンクの点検とメンテナンスに関係する人的労力とコストは大幅に削減されます。まぁ、石油タンクのためのウォーリー(Wall-E:2008年に公開されたアメリカ合衆国の長編アニメーション映画の主人公)です!石油タンク内の暗くて危険な裂け目を探索するための「技術」を開発するために、Square Robot社はさまざまなSOLIDWORKSソリューションを利用しました。

Square Robot社は、コミュニケーションの向上を図るため、全社的に、クラウドベースのソリューションを展開し、その必要性を発見しました。Square Robot社は、SOLIDWORKS CADを3D EXPERIENCEプラットフォームと連携させ、リモート設計およびコラボレーションを促進するために利用可能なデータおよびライフスタイル管理ソリューションも試みています。

シニアメカニカルエンジニアであるCharles O’Connell(チャールズ・オコーネル)は、「3D EXPERIENCEプラットフォームを使用すると、国内はもとより世界中の燃料貯蔵タンクを一度に1つずつ検査できるロボットを開発するできるスピード感がああります」と語ります。

3D Component Designerと呼ばれる、クラウドプラットフォームと繋いでSOLIDWORKSで作成された重要なドキュメントや図面を管理できるソリューションにより、生産性が向上することも体験できました。単一のプログラムから生まれるコラボレーションと、これまでのツール間をまたぐ間接的な処理や手続き時間を比較すると、エンジニア、マネージャー、および主要な関係者は、製品を市場に投入するための柔軟性、時間、および加速された開発サイクルが実現できることが容易に予想できました。

「SOLIDWORKSとクラウドを繋げる、というソリューションが、開発チーム内のコミュニケーションを活発化し、以前には発生していた遅延が無くなり、開発の加速に役立つとは、正直思っていなかったので」とO’Connell氏は加えます。

3D EXPERIENCEプラットフォームを活用して、2019年5月に最初のロボットの開発とその認定を加速させたことは、新規事業を進める上で大きなマイルストーンでした。

Square Robo社tは、Phillips 66のディーゼル貯蔵タンクの検査を完了することができました。この会社は、航空業界のリーダーであり、米国で最大の精製業者の1つでであると同時に、民間およびび軍用航空の主要なジェットおよび航空機燃料サプライヤーの1つでもあります。
ロボットのリモート機能に加えて、タンク内部の鮮明な視覚画像をキャプチャし、エンジニアにタンクの堆積物とコーティングのレベルおよびその状態に関する詳細情報を提供できる機能も有しています。

Square Robot社は、SOLIDWORKSを使用して、特殊ロボットの製造を促進、リモート制御によりエラーを削減、内部チーム間のコミュニケーションを改善し、検査用の認定ロボットシステムを開発できました。

SOLIDWORKSが、「つながる」ことで次の何かが生まれています。

 

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