もうCAD教育とは言わせない、トレーニングでさえ進化する

教室を超えて– 3人のエンジニアがボスニアの学生にインスピレーションを与える!

私は、Adi Pandzicです。ボスニアのサラエボ出身の3人の若い機械エンジニア集団であるGCPdesignの共同設立者で、エンジニアリング、製品設計、3Dプリントを題材に、1,500人以上の学生にトレーニングを提供しています。

CGPdesignの旅は、2014年、私と同僚のVahid Avic、Adis Muminovicの3人で、SOLIDWORKSの無料トレーニングを提供することで、学生が自分たちの製品を製作でき、スタートアップに興味を持ってくれるようにする、という使命に着手したときに始まりました。その時点では、ボスニアではこれらの技術的スキルを持っている人がほとんどおらず、学ぶ機会さえほとんど無かったのです。

トレーニングを受講した生徒が100人を超えた時、もう少し何かに挑戦させることで、彼らの才能を活用したいと考えました。6人の優秀な学生を選抜し、PINKI Sportbikeプロジェクトでチームとして協力しました。このプロジェクトの目的は、SOLIDWORKSでデザインされた完全なスポーツバイクを図面なしで作成することでした。

SOLIDWORKSのさまざまなツールを使い倒して1年半、数百時間を費やした後、私たちは満足のいくデザインを完成させました。2500を超えるさまざまなパーツで構成される最終的なスポーツバイクのデザインは、ボスニア全体で前例のない関心を集めました。結果、Grabcad Golden Gear Award 2015を受賞することができました。トレーニングを受講した全ての学生が3Dデザインまたはリバースエンジニアリングの分野の企業で雇用され、そのうち1人が自分のスタートアップを設立したことを大変誇りに思います。

このようなこれまでになかった切り口のトレーニング方法により、GCPdesignは、ボスニアで、SOLIDWORKS CAD による設計を普及させ、3Dプリントまで普及させました。私たちの焦点は、今、「イノベーションの育成」に向かっています。

GCPdesignは、「Ideas Into Reality」キャンペーンを開始しました。このキャンペーンの目的は、学生に革新的な技術的アイデアを考えさせ、具体的に製品に変えるために必要な技術的スキルを身につけさせることです。

次の新しいプロジェクトでは、実際に使用するロボットハンドを製造することを目標に、60日間で、SOLIDWORKS、3Dプリント、IoTを使用する方法を学生に指導しました。このプロジェクトでは、素晴らしいロボットハンドを製造することのできたチームが2つも出現しました。チームの1つは、ボスニアのロボットスタートアップであるHASSoneになりました。

今日、GCPDesignは、Trace Braceのようないくつかの新製品に取り組んでいます。これは、女性や子供を守るためのスマートブレスレットです。ボスニアでは、製品設計と3Dプリントへの関心が非常に高まっているため、今後さらに多くの製品が登場することが期待されています!

って、日本の学生の皆さんも負けてはいませんよね?

 

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