3Dプリンターのパワー

今まで作れなかったものが「あっできた!」、と手にする瞬間の喜びは、何とも言えないものがあります。

現在では、プロトタイプを作成するために3Dプリンティングを使っているエンジニア、また、最終製品を作成するために3Dプリンティングを推進しているエンジニアもいます。今回は、3Dプリンターでしか製造できないタイプのデザインをご紹介します。

3Dプリンティングを使用して、最終製品を製造してしまうということには、多くの利点があります。まず、倉庫保管「在庫」がいらなくなるということです。会社に、いくつかの3Dプリンターを設置する場所があれば良いでしょう。まず、それだけで莫大なお金を節約できます。

3Dプリントによる部品作成が推進されると、モデルを作る「設計」の考え方がまったく新しいものになるでしょう。より少ない材料で、より大きな力に耐えることができる、斬新な「設計」を発見するかもしれません。また、製造方法による拘束がないので、設計する「カタチ」が制限を受けないことも、大きなメリットです。

ここで紹介する例は、よく3Dプリンターでプリントした「例」として手にすることのある、#Dプリンター以外の方法では、製造不可能な「デザイン」の例です。このベアリング自体をSOLIDWORKSで作るのは非常に簡単です。

ボディは、6つ。3Dプリンター以外の方法で製造するなら、部品を作って組み立てる、という工程になりますが、3Dプリンターなら、部品は、所定の場所に組み立てられた状態で印刷され、印刷が完了したらベッドから取り出すだけです。

このデザインでは、歯車に「ねじれ」を持たせているため、かみ合いますが、互いに固定されます。

この例は、在庫を持たない(または極限まで少なくできる)というシナリオと共に、このプロセスなら、組立ラインが不要になる、というシナリオが成り立ちます。つまり、部品保管倉庫と製造工場に必要な「スペース」が不要になるということです。3Dプリンティングは、十分に開発されてきた技術であり、大手企業が3Dプリンターを使用して部品作成または製品製造に乗り出してきたため、急速に様々な分野で使用されるようになってきました。SOLIDWORKSで素晴らしいデザインがひらめいたら、明日には、プロトタイプが、明後日には、製品ができる日もそう遠くはありません。

 

 

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