ただのフィギュアじゃ物足りない?
最近おもちゃで遊んでますか?Funko(米国の玩具メーカー)のおもちゃは、かなり自由にカスタマイズ可能なおもちゃです。
私は、最近、ゲーム端末を持ったフィギュア?をプレゼントでもらいました。残念ながら、このフィギュアは、動きません。フィギュア系のおもちゃが進化する一方で、一般的な「動く」おもちゃは、あまり進化していないように感じます。動くおもちゃの動きが、そう恰好良いとも言えず、動くおもちゃ自体もフィギュア系のおもちゃに比べると見劣りする感じもします。ECAD-MCADの理想的なコラボレーションができていない?と感じるのは私だけでしょうか。SOLIDWORKS2020によって時代が変わります。古臭い「動くおもちゃ」は、画期的なリジッドフレキシブル基板設計によって新しい「エレクトリックデザイン」に生まれ変わるでしょう。
ここで、リジッドフレックス基板が何であるかをご存知ないお客様へ少しご説明しましょう。文字通りフレキシブルプリント基板とリジッド基板を一体化した基板のことを言います。フレキシブル基板は、屈曲が可能な基板で、これをリジッド基板部分と正しくフィットさせるために、PCBデザインをどのように変更していったら良いのかについては、SOLIDWORKSユーザーでさえ、これまで苦労していました。フレキシブル基板の「折り畳み」を表現する必要があるからです。プロトタイプの作成には、紙やひもを使ったり、板金モックアップなど、ユニークな方法があります。「紙」で作られるモックアップは、PCBの課題、制限、リスクなどを評価でき、ほとんど全てのPCB設計チームが永遠に使用できるシンプルな方法で、ある程度の効果が期待できるため、古典的ではありますが、魅力的な方法です。現代、このハイテクの世界で、設計者が、未だに紙とひもでPCBモックアップをつくり最新のデバイス装置に押し込めるという方法を使うと誰が思っていたでしょう?
このデジタルカメラの例をご覧ください。これは数年前にもう動かなくなってしまったので、自分で解体したものです。できるだけ多くの機能を組み込むために、設計者が見出した重量、コスト、サイズの目標を達成したフレキシブル基板を持つ電子デバイスは、十分に修復できそうです。対照的に、この設計とこのプロジェクトの目標は、どう見てもリジッド基板とワイヤだけでは実現できなかったとも言えます。
フレキシブル基板ベースの電気製品のチャンレンジは、フレキシブル基板設計機能を持っているPCB設計ツールで電気設計をすることではありません。正しく折りたたまれるか、収まるか、組み立てられるかという、チャレンジ、課題、リスクは、そのほとんどが機械設計側にあるのです。ここに救世主が現れたら、ECAD-MCADコラボレーションができる設計チームは、機械的要件(フレキの領域と場所、屈曲、半径の制約)を満たしながら電子デバイスを設計することができるはずです。
SOLIDWORKS2020が常識をくつがえす
さあ、紙とひもから解放されましょう。SOLIDWORKS2020が、これまでの常識をくつがえしてくれます。
2016年に、SOLIDWORKS 3D CADとSOLIDWORKS PCB、またはAltium Designerが提供するPCB Connectorにより、シームレスでインテリジェントなECAD-MCADコラボレーションが可能になり、電気製品設計におけるPCB設計者および機械設計デザイナーのコミュニケーションとコラボレーションの方法が根本的に変わりました。直接的なプログラム統合により、電子設計と部品は、機械部品およびアセンブリとしてネイティブに表現され、アウトライン、穴、配置などの変更はシームレスに同期します。設計プロセスが大幅に合理化されるため、コストのかかるミスを排除し、プロトタイプ作成を削減できるでしょう。
SOLIDWORKS2020リリースにより、リジッドフレキシブル基板設計が大幅に合理化され、状況を踏まえた編集が可能になることで、PCB設計者と機械設計者の作業が同期し、電子製品設計とそのワークフローに劇的な変化が見られるでしょう。設計者は、紙とひもによる検証プロセスをもっと創造的な開発プロセスへと発展させ、フレキシブル基板の折り畳み、出しい収まりを自信を持って設計することができます。
ハイテク企業が注目すべきビジネス課題についてご興味のあるお客様は、 ここ から、e-Bookをダウンロードしてみて下さい。SOLIDWORKSが課題解決をお手伝いします。