[第6回]え、マジっすか。そんなの知らなかったテクニック 

不定期で、「そんなの知らなかった~」テクニックをご紹介していきます。今回は、「合致参照」

よく使用される部品とアセンブリに「合致参照」を適用すると、とても早く簡単にしかも自動的に合致させることができます。「合致参照」を使用すると、部品またはサブアセンブリをドラッグするだけで、自動的に合致させることができます。正しい方向で自動的にかみ合うシャフトとプーリーについて考えてみましょう。同心円、一致、平行、および接線合致を使用して、3つまでの合致参照を追加できます。合致参照の使用方法について、いくつかの考えておかなければならない必要事項があります。まず、「合致参照」に名前を付けるかどうかです。「合致参照」に名前を付けていれば、2つのパーツをトップレベルアセンブリにドラッグアンドドロップして自動的に合致させたことが一目でわかります。合致された部品には、それぞれ「合致参照」名が追加されます。「合致参照」名がなく、「デフォルト」名として設定された場合でも、アセンブリに部品を追加するときに「合致参照」を使用できます。通常、デフォルト名を使用すると、「合致参照」によって作成される合致数が1つに制限されてしまいますが、「ペグインホール」技術を使用して2つの合致を適用する方法があります。 この例で、「ペグインホール」テクニックがどのように機能するのかを見てみましょう。

この例では、「D」ボア付きのプーリーを使用しています。プーリーは、シャフトに正しく配置されなければなりません。

挿入>参照ジオメトリ>合致参照 を選択します。


これが、「合致参照」PropertyManagerです。この例では、参照名が「デフォルト」のままです。メイン参照エンティティに、「D」ボアのエッジを選択します。合致参照タイプは、デフォルトとし、合致参照の整列状態は、任意、にします。「D」ボアのエッジが選択されたことにより、アセンブリには、2つの合致条件が自動的に割り当てられます。
1:シャフト(円柱)と「D」ボアの円は、同心円
2:2部品の端部は、一致、です。一致合致の整列、反整列には、Tabキーを試用して切り替えることができます。

 

ここで、整列、非整列について、下図の部品を使用して説明を加えておきます。一致合致は、「整列」オプションがデフォルトで、これは、両部品で選択された面の「外」を示す方向が同じであることを意味しています。「非整列」オプションを選択すると、パーツが反転し、「外」を示す方向が変化します。

 

これを踏まえて、名前付き合致参照機能を使用して部品をアセンブリしてみましょう。「参照名」をPullyとし、3つのオプションを使用して、完全な合致を配置します。3つめの参照オプションでは、非整列であった場合、シャフトの端部が、希望する方向に合致されるよう、「整列」オプションを設定します。

同じ「参照名」をつけて、Shaft部品にも「合致参照」を設定します。

下のビデオは、2つの部品がアセンブリされる時の様子です。これでもう思い通りの方向にアセンブリできますね!

 

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