[第3回]え、マジっすか。そんなの知らなかったテクニック

不定期で、「そんなの知らなかった~」テクニックをご紹介していきます。今回は、「板金」

今日ご紹介するのは、SOLIDWORKS 2019で機能強化された機能です。過去何年ものバージョンで、部品の材料定義と、その板金製造特性(曲げ許容量など)との間に関連を持たせることはできませんでした。SOLIDWORKS 2019では、例えば、材料ごとにベンドテーブルやゲージテーブル、K係数やベンド許容差の値等を指定することが可能です。

その方法をステップbyステップでご紹介しましょう。まず、フィーチャマネージャの、「材料」アイコン右クリック(RMB)して[材料編集]を選択します。(image_01)

板金製造特性を設定するには、「ユーザー定義材料」を作成する必要があります。材料ダイアログボックスの「ユーザー定義材料」を右クリックし、「新規カテゴリ」を選択します。ここでは、カテゴリの名前を「板金」にしてみました。(image_03)

次に、「新規材料」を作っていくわけですが、ここでは、既存の「アルミ合金」材料に、板金特性を追加したいと思います。「solidworks materials」の左にある、「>」をクリックして展開し、「アルミ合金」カテゴリから、「1060合金」を見つけて下さい。見つかったら、「1160合金」アイコンを右クリックして、ポップアップメニューから、「コピー」を選択します。

再び、「ユーザー定義材料」アイコン位置に戻り、先ほど作成した「板金」カテゴリアイコンの上で、マウスを右クリックすると、「ペースト」コマンドが表示されます。「ペースト」を選択すると、「1106合金」材料がペーストされます。(image_05)

新しく作成された「1106合金」上で、マウスを左クリックすると、右側のWindow領域に、プロパティ、外観、。。。。板金 のタブが表示されていることがわかります。「板金」タブをクリックして下さい。 (image_06)

この「板金」タブを使って、指定する板金特性を追加します。もちろん、新しく作成したユーザー定義材料「板金」材料の保存を忘れないで下さいね。

SOLIDWORKS Simulationでは、この「ユーザー定義材料」機能を使って、「応力ーひずみ」曲線をユーザーが作成することもできます。PropertyManagerにある「材料」アイコンを使ったことのない皆さん。是非、試してみてください。

 

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