xDesignによるスケッチ – パート2

パート1では、スケッチ機能に含まれるコマンド群についてご紹介しました。
スケッチを始める準備は、できていますか。お忘れの方は、パート1を振り返ってみて下さい。

スケッチで使用される4つの主要なスケッチエンティティタイプは、アクションバーに表示されます。これらは、線、長方形、円弧、および円です。ここでは、それぞれのコマンドを見ていきましょう。

 

線分は、スケッチプロファイルの作成に使用される最も基本的なスケッチエンティティです。「直線」コマンドを有効にするには、アクションバーのコマンド「直線」をクリックするか、キーボードの「L」キーを押します。線は3つの異なる方法で描画できます。個々の線を作成するには、マウスを移動し、1回クリックしてエンドポイント(端点)を置き、マウスを移動して、もう一方の端点の位置でダブルクリックするか「Escape」キーを押して直接を作成できます。ダブルクリックは、他のジオメトリを作成せずに、任意の角度で次の直接を作成開始します。最初の端点でマウスボタンをクリックし、マウスボタンを押したまま別の端点の位置に移動し、マウスボタンを放してもう一方の端点を作成する方法もあります。 直線は、端点を共有しながら継続してスケッチしていくことが可能です。「直線」コマンドは無効になりません。別な位置から、マウスを移動し、マウスをクリックして次の線分をスケッチ(配置)することができます。

矩形(長方形)を作成する方法は、2つあります。マウスをクリックして、四角形(長方形)の1つのコーナー位置を指定し、マウスを移動させもう1つ(対角)のコーナーをクリックしてスケッチする「長方形」コマンド。もう一つは、「中心の長方形」コマンドで、こちらは、四角形(長方形)の中心の配置場所をクリックし、四角形(長方形)の1つのコーナーに相当する位置をクリックしてスケッチします。「中心の長方形」コマンドを使用してスケッチすれば、マウスを移動してどの位置にコーナーを配置しても、上下の辺は水平に、左右の辺は、それに対して垂直に配置されます。

次は、円弧です。使用できるコマンドは、3種類です。「3点を通る円弧」コマンドは、円弧の2つの端点の位置をクリックし、次に円弧の長さに沿った3番目の点を配置​​するためにクリックして円弧を作成します。この3番目の点は、円弧の半径の大きさを制御します。

「中心円弧」コマンドは、円弧の中心点を最初にクリックして配置し、次に円弧の端点を配置する始点、終点の2つの位置をクリックして作成されます。中心点を設定する最初のクリックと円弧の始点を設定する2番目のクリックとの距離が、この円弧に使用される半径(一定)を決定します。

3つ目の円弧は、「正接する円弧」コマンドで作成されます。これは、既存の直接(線)または曲線に接線を作成するコマンドです。このスケッチエンティティは、既存のスケッチセグメントの端点をクリックし、次にクリックしてもう一方の端点を配置することによって作成されます。円弧の半径は、2番目の点をどこに配置するかによって決まります。円弧に接続されている最初のスケッチエンティティに対して接線になることに注意して下さい。

4番目の主なスケッチエンティティは、「円」コマンドです。スケッチできる円には、「中心円」と「3点を通る円」の2種類があります。ご想像のとおり、「中心円」は最初に中心点をクリックしてからもう一度クリックして円の半径を配置することによって作成されます。「3点を通る円」は、その名の通り、円周上に3つの異なる点をクリックして配置することによって作成されます。これらの点は他のスケッチエンティティに接続することも、自由に動かすこともできます。

最後に、もう1つの便利なスケッチツールである「スケッチフィレット」コマンドを見てみましょう。このコマンドは角を丸め、2つのスケッチセグメントが接続される円弧を作成します。円弧は両方のスケッチエンティティに正接します。「スケッチフィレット」を作成するには、マウスをクリックし、(そのまま続けて)、一連のコーナーで交わるスケッチセグメント(直線など)上をクリックします。コーナーでは、フィレットの寸法を決定することも可能です。

ビューを回転(下図、回転移動コマンド参照)すると、スケッチを開始したときに選択したXY平面にこれらすべてのスケッチセグメントが含まれていることがわかります。

このようなスケッチプロファイルから3次元ジオメトリを作成していくんです。

 

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