寸法文字を違う尺度でも同じ大きさにする

Draf tsightの文字や寸法文字の大きさは、文字スタイルや寸法スタイルに尺度を設定しておくことで、その尺度の大きさで表示されるようになる。尺度が複数ある図面のときには、尺度ごとに複数のスタイルが必要になってしまう。そのようなときは、注釈尺度を使用することによって、ひとつのスタイルで尺度に合った大きさで表示されるようになる。注釈尺度を使うことは簡単で、スタイルに注釈尺度を設定し、文字や寸法エンティティに使用する注釈尺度を登録することがポイントになる。

 

寸法文字を違う尺度でも同じ大きさにする。
テンプレートファイル[standardiso.dwt]を使用してL型アングルの図を描いた図面があります。
この図面に注釈尺度を設定し、2つの違う尺度でも同じ高さの寸法文字で表示されるようにします。

 

グラフィックス領域の何もないところを右クリックし、表示されるコンテキストメニューから[オプション]をクリックして[オプション]ダイアログを表示させます。
[オプション]ダイアログの[作図スタイル]-[寸法]-[フィット]-[寸法尺度]-[注釈尺度]をクリックし、チェックを入れて[適用]ボタンを押します。
スタイル名の禁止マークがなくなります。

 

上:注釈尺度が設定されていなスタイル(禁止マークがある)

下:注釈尺度が設定されているスタイル(禁止マークがない)

 

続けて、寸法が見やすくなるように矢印と文字を大きく設定します。
[作図スタイル]-[寸法]-[矢印]-[サイズ] を「5」に設定します。

 

[作図スタイル]-[寸法]-[文字]-[文字設定]-[高さ]を「10」に設定します。

[OK]をクリックして[オプション]ダイアログを閉じます。

 

図形に寸法を記入します。

 

[Sheet1]タブをクリックし、すでにあるビューポートの枠をクリックして選択し、[Delete]キーを押して削除します。

 

リボン[表示]タブ[ビュータイル]-[ビュータイル]-[2:垂直]をクリックします。

 

コマンドウィンドウに[始点コーナーを指定>>]と表示されるので、[ フィット(F)] オプションの「f 」を入力して[Enter]キーを押します。

 

すると、印刷領域いっぱいに2つのビューポートが作成されます。

 

4

右側のビュータイルをクリックして選択状態にして、[プロパティ]パレットで、[標準尺度]と[ 注釈尺度]を[1:2]に設定します。

 

[ESC]キーを押して選択を解除し、右側のビュータイルをクリックして選択状態にして、[プロパティ]パレットで、[標準尺度]と[注釈尺度]を[1:2]に設定します。

 

[ESC]キーを押して選択を解除します。
寸法に[1:2]の注釈尺度が追加されていないので、右側の1:2の尺度の方には寸法が表示されていません。

 

[モデル]タブをクリックしモデルに戻ります。
寸法エンティティをクリックして選択状態にして、リボン[注釈]タブ[注釈尺度]-[注釈尺度]-[尺度の追加/ 削除...] をクリックします。

 

表示される[注釈エンティティ尺度一覧]ダイアログで[追加]ボタンをクリックし、[尺度一覧]ダイアログから[1:2]を追加します。
[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

 

[Sheet1]タブをクリックしシートを見ると、右側のビュータイルにも寸法が表示され、尺度[1:1]と[1:2]が同じ大きさの寸法文字で表示されていることがわかります。

 

ステイタスバーの注釈尺設定

[選択されたエンティティのすべての注釈表現を表示]:チェックが入っていると、選択したエンティティに追加さ
れている注釈表現を重ねて表示する。

[現行尺度の注釈エンティティのみを表示]:チェックが入っていると、ビューポートに設定された注釈尺度のエン
ティティのみ表示する。

 

阿部秀之

有限会社アーキビット代表。
一級建築士、一級建築施工管理技士。建築設計のほか、Webアプリケーション開発なども手がける。
DraftSightの著書に『やさしく学ぶDraftSight』『7日でおぼえるDraftSight』(いずれもエクスナレッジ刊)がある。

 

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