ほかの図形に合わせて回転する
[回転]コマンドで、斜めの壁に家具を配置するときや、傾きのある部材に合わせて回転するときなどは、角度を計測して回転する方法もありますが、角度に小数などのがあるときは正確に合わせることはできません。そのようなときは、回転コマンドの「参照(R)」オプションを使うと計測せずに、クリック操作のみで正確に回転することができます。
ほかの図形に合わせて回転する
赤い矩形を白い矩形に合わせて回転します。
リボン[ホーム]タブ[修正]-[回転]を選択します。
「エンティティを指定>>」と表示されるので、回転するエンティティを指示して[Enter]キーを押します。
「回転軸を指定>>」に回転の中心になる点をEスナップなどを利用して正確に指示します。
「回転角度を指定>>」に「参照(R)」の「r」と入力して[Enter]を押します。
「参照角度を指定>>」と表示されるので、回転軸と同じ点を指示します。
「2つ目の点を指定>>」に、回転するエンティティの現在の角度を指示するために、回転軸に反対側の端をクリックして指示します。
「新しい角度を指定>>」に、新しい角度の線の回転軸に反対側の端をクリックして指示します。
角度を合わせて回転することができました。
阿部秀之
有限会社アーキビット代表。
一級建築士、一級建築施工管理技士。建築設計のほか、Webアプリケーション開発なども手がける。
DraftSightの著書に『やさしく学ぶDraftSight』『7日でおぼえるDraftSight』(いずれもエクスナレッジ刊)がある。
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