SOLIDWORKS®Solutionsで製造ビジネスの自動化を加速
Craftsman Automation Pvt. Ltdは、工作機械および治具の開発を加速し、ビジネスの成長と新しい市場の拡大を図るため、生産性の向上およびサイクルタイムの短縮にチャレンジしています。
Craftsman Automation Pvt. Ltd.は、多様な用途に対応するコンポーネントを製造するため、費用対効果の高い効率的な開発方法を採用した適応力のあるエンジニアリング会社です。インド コインバトールに本社を置き、インド全土に10の工場を構えるCraftsmanは、自動車および産業機械市場のお客様にサービスを提供しています。Craftsmanは、工具の開発、商用車、トラクター、建設機械、特定用途車のギアボックス、エンジンヘッド、エンジンブロック、トランスミッション部品を製造するほか、ワイヤーロープクレーン、電気チェーンホイスト、マリンアクセサリー、板金およびアルミニウム鋳物製品、印刷、繊維、風力発電産業のお客様向けに受託製造も行っています。
2004年まで、同社はAutoCAD®2D設計ツールを使用して、お客様から提供された2Dエンジニアリング図面に基づいて、コンポーネントの機械加工および研削用の工作機械や治具を開発していました。しかし、Craftsmanのお客様が2D図面とともに3Dモデルデータを利用できるようになるにつれて、経営陣は3Dこそがデータ処理効率の向上と品質向上を同時に提供できる機会であることを認識しました。「2Dよりも3Dで作業する方がはるかに簡単です。エラーの可能性ははるかに低くなります」と同社IT部門副社長であるManisekaran氏は説明します。「ほとんどのお客様はSOLIDWORKSを使用して、SOLIDWORKSモデルファイルと関連する図面を提供できる状態でした。したがって、コミュニケーション、視覚化、設計変更を行う柔軟性があっただけでなく、共通のプラットフォームとして理にかなっていたのです」とも。SOLIDWORKS開発プラットフォームで標準化して以来、Craftsmanは、大幅な生産性向上を実現し、工作機械および部品の品質を大幅に改善しながら、年間で処理できるジョブ数を40%も増やすことができました。また、SOLIDWORKSソリューションを活用して、生産サイクル時間を最大30%短縮しました。Manisekaran氏は、これらの改善により顧客満足度が向上したと述べています。
「多くの企業に使用されているSOLIDWORKS をプラットフォームとして作業することで、図面の誤解に伴う問題を回避できます」とManisekaran氏は強調します。「私たちはお客様の部品モデルを直接SOLIDWORKSに取り込み、その部品に基づいて工作機械や治具を開発します。このアプローチにより、品質が向上し、顧客満足度も向上したと自負しています」。SOLIDWORKS PremiumおよびSOLIDWORKS Simulation Professionalといった、統合型FEAツールを使用することは、Craftsmanが実現した品質改善に大きく貢献しています。たとえば、Craftsmanは設計したすべての工作機械でFEA検証を実行しています。お客様は、機械の開発と部品製造の前に、品質を確認して承認する必要があるため、治具の強度と工具の性能を確認するだけでなく、将来の潜在的な問題を確実に回避するためにもプロジェクト単位でFEA検証を行うのは重要なことなのです。処理数を大幅に向上させ、生産サイクル時間の短縮を図れたことで、SOLIDWORKS開発プラットフォームへの移行は、Craftsmanが、従来の機械加工および研削市場における成長を維持しつつ、射出成形および鋳造部品などの市場へと拡大するのに役立っています。「これまで、当社の製造自動化システムは機械加工と研削加工に焦点を合わせてきました。が、今後は、エンジニアリングプラスチックやその他の材料の使用が増える傾向にあるため、このような成形部品と鋳造部品への提供強化を図っていく予定です」とManisekaranは強調します。
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