IKEA Effect – 「イケア効果」の仕掛け人?
自分が作ったものに本来以上の価値を与えてしまう心理効果のこと。
イケア効果 – IKEA Effect の仕掛け人?
IKEA(イケア)は、スウェーデン発祥で、ヨーロッパ・北米・日本を含むアジア・オセアニアなど、世界各地に出店している世界最大の家具量販店です。イケア創業の地であるエルムフルトというところは、スウェーデンでもかなり辺ぴな地域で、大都市のお客様にリーチするのはとても難しかったそうです。そこで、1951年、IKEAは、IKEAカタログで商売をはじめます。創設者である、イングヴァル・カンプラード氏は、その当時から「優れたデザインと機能を兼ね備えた製品を低価格で提供することはできるはずだ」という信念から、IKEAで、良質な家具を低価格で販売しようと決めていたのだそうです。
製品が低価格過ぎる、というのも人々の不信感をあおるようです。IKEAカタログに記載された価格があまりにも低価格すぎて、人々はIKEA製品の品質に懐疑的でした。そこで、創設者イングヴァル・カンプラード氏は、古い作業場をショールームに改装し、注文する前に商品を見たり(使い方の提案)試したり(品質のアピール)できるようにした、そう、今のIKEAスタイルが生まれたようです。話は戻りますが、、イングヴァル・カンプラード氏がIKEAを創業開始したのは、なんと彼が17歳、1943年のことですから、これまた驚きに値するイノベーターですね。
そのIKEAのIT開発およびオペレーションマネージャーとして2015年に入社したのが、Taco Van der Maden。彼は、プロダクトデザイナーとしてキャリアをスタートし、ビジュアリゼーションとデジタル通信に情熱を燃やし、20年以上にわたって3Dビジュアリゼーション分野で活躍していました。モデリング、レンダリング、アニメーション、製品開発、マーケティング、イベント用のリアルタイムVR視覚化など、3次元およびコンピューターグラフィックスのあらゆる側面に携わった、というバックグラウンドを持っています。
IKEAのビジネス理念は、「優れたデザインと機能性を兼ね備えたホームファニッシング製品を幅広く取りそろえ、より多くの方々にご購入いただけるよう、できる限り手ごろな価格でご提供すること」。創業者の思い描いていた理念を貫いてきたIKEAで、Taco Van der Madenは、テクノロジーを導入し、システムの自動化を図る役目を担っています。彼のバックグラウンドで培われた3次元、ビジュアリゼーションの技術が、IKEAのコミュニティにどう影響しているのでしょうか?
IKEAからは、Taco Van der Madenの他に、世界各国の企業でプロジェクトマネージメント経験してきたパッケージ、ストアコミュニケーションマネージャー、機械設備からスキーのリフトシステムまで幅広く設備を経験してきたグラフィックコミュニケーターなど、多彩なスキルを持つ面々も登壇して、IKEAのビジョンを語ります。「IKEA」の講演は、3DEXPERIENCE WORLD 2021 Day1、2月9日(火)(米国東海岸時間)、日本時間2月10日(水) 10:00からの「日本語字幕付き」基調講演で放映が予定されています。
IKEAのメッセージを聞いてみたいお客様は、今すぐ、3DEXPERIENCE WORLD 2021へ参加ご登録下さい。
日本語字幕付の放映時刻は、2/10-12の午前10:00から(General Session Replay for APAC Audience)の時間枠となります。