速報 3DEXPERIENCE WORLD 2021 DAY1
SOLIDWORKSブランドがコミュニティと過ごす3日間。3DEXPERIENCE WORLD 2021へようこそ!
ここでは、再放送されたDAY1 General Sessionのトピックスをご紹介します。
CEO Gian Paolo BASSIが、登場したのは、スタジオでは無く宇宙空間?
そんなわけはありません。これもVirtual(バーチャル)とReal(リアル)の演出です。
昨年は、世界がコロナという「パンデミック」に怯え、あっという間に日常を奪われた年でした。企業としてのSOLIDWORKSにおいても例外ではなく、多くの従業員が自宅で業務をこなし同僚と会うことのできない日々を送りました。そんな中で、11,000部品、全長2Kmの巨大な宇宙スペースを、わずか3週間で作成するというSOLIDWORKS従業員によるチャレンジ、その名も「Grand Challenge」を実施したのです。私のいるところは仮想(Virtual)な所で、現実(Real)はグリーンスクーンの前、ステージにいるのですが、2021年の3DEXPERIENCE WORLD 2021が100%Virtualなイベントになったことをお客様に感じさせないように、会期中、会場に参加しているかのような現実(Real)感を味わっていただきたいと思っています。
一方で、昨年ナッシュビルで開催した最初の3DEXPERIENCE WORLD 2020を終了した直後、一ヶ所に情報を集約し、人と情報をつなげることがどれほどビジネスに影響をもたらすのか、そして、デジタルトランスフォーメーションの果たす役割は非常に大きいということを学びました。昨年は、SOLIDWORKSはギアチェンジし、次の時代の進路を進んでいくというお話をさせていただきました。今年は、Prodct to Platform という継続的なトランスフォーメーションについてお話させていただきたいと思います。なぜならそれこそが、私達の提唱する3DEXPERIENCEWorksの背景にある物語だからです。
という演出と、メッセージで始まった初日DAY1 General Sessionです。
続いて、Dassault Systemes CEO であるBernard Charlèsの登場です。
Dassault Systemesが数十年取り組んできたミッション「製品と自然と生活の調和」。SOLIDWORKSのファンの皆様と同じ時を過ごせることを大変嬉しく思います。という、メッセージ、そして「参加してくださっている全ての皆さんは、創造する自由(The Freedom to Create)を持ち新しいものを発見する探検家なのです」とも。
プラットフォーム(3DEXPERIENCE Platform)の導入による事例の数々。ボーイングの事例や、昨年買収した製薬会社の事例。その他、パリ、ニューヨーク、インド、と住むところの異なる3人の学生が、いつでも、どこでも、デバイスを問わず使用可能なプラットフォームで、ソロホバーボートの開発に取り組み、クラウドファンディングを使って製造までも実現したという話。太陽エネルギーによる持続可能なソーラードローン開発の話。そして、何故それらが実現できたのか。それは、革新的で、協業に適した一体化された(All in One)の環境で関係者全員がつながることができるからです、とも。
3DEXPERIENCE WORLD 2021 へようこそ。本イベントが、SOLIDWORKS Communityに未来を発明する力を与えることでしょう。そして必ずやあなたの会社のビジネスを牽引する力になると信じています。と締めくくります。
再びGian Paolo BASSIの登場。
低迷する経済環境の中で、マッキンゼーからは、DX(デジタルトランスフォーメーション)のさらなる推進、が提案されています。
1)デジタルテクノロジーを使う企業は市場において優位性を持てる
2)俊敏性(Agility)と柔軟性(Flexibility)を発揮できる
3)技術への投資が進む
などで、今や、企業の最優先課題になっています。社内はもちろん、サプライチェーン、お客様をもつなぎ、計画から製造、ロジスティクスの全てを見える化して管理することが必要です。しかし、私達は、それを実行することがそんなに容易いものではないことも知っています。そこで、私達は、3D Creator/3D Sculptor などのアプリケーションから始まり、この数カ月で、3D Sheetmetal Creator/3D Structural Creator または3D Mold Creator、3D Model Based Creator、Documemt Creator、Product Communicatorなど、新しいアプリケーションをご用意してきました。製品開発に関わるフルセットツールをご提供できるようになったとも言えます。
昨年7月には、SOLIDWORKSとプラッフォフォーム/コラボレーションをつなぐご提案(Offer)もしています。この3DEXPERIENCE SOLIDWORKSを取り入れることこそが、トランスフォーメーションであり、Product to Platform を実現し、デジタイゼーションの先にある姿であるということです。単なる接続(Connection)をRelation(関係づける)に変化させ、単なるデータをビジネスインテリジェンス(膨大なデータを、収集・蓄積・分析・加工し、経営戦略のための意志決定を支援する)に変化させましょう。孤立している部門やサプライチェーンをつなげて、イノベーションを造るための価値あるネットワークに変えるのです、と続きます。
では、どのようにしてお客様が、3DEXPERIENCEWorksを採用しトランスフォーメーションしていったのか、事例をご紹介したいと思います。
冒頭にお話した「Grand Challenge」はまさにそのものです。一方、この大きな宇宙スペースを製造してもらったのが、Tessy Plasticsです。彼らもまた、たった15週間で、11,000もの部品を製造するための計画やプロセス管理をしなければなりませんでした。ここで活躍したのがDELMIAWorksです、と。さらにお客様の事例は続きます。Proteus Motion。トレーニング機器を開発するスタートアップ企業です。プロトタイプを作り、テストの実施は必須という彼らが、どのような変革を行ったのでしょう。医療用インプラントを開発する企業の話もありました。そして、話は、学生さんやMakersの皆さんへの支援という話題へ。かなり格安で、しかもオンライン決済で、さらに認定試験も受験できる?3DEXPERIENCE SOLIDWORKSをご提案する準備を整えている、ということです。
スペシャルゲストとして、IKEAから3名の立場の異なる皆様が登場。現状に満足せず、もっとお客様にエクスペリエンスを提供するためにチャレンジしている現場の生の声を聴くことができました。
掘削など鉱業界で活躍するOffworld AIがチャレンジする、人間の関与しない(オペレーションしない)自律ロボットの開発への取り組み。最後に、ディズニーの元Innovation&Creativityの長、Duncan Wardleが登場します。常に創造的であるためには、「時間が無い」ことを言い訳にしてはいけない。常に好奇心と遊び心を持って、さらにはオンデマンドで遊び心を持てる状態に自分をもっていくことがきるように訓練すること。子供の時のように、なぜ、なぜ、なぜ、と疑問を持ち続けること。ルールというものが存在し、それが創造性を妨げているのなら、ルールを無視できたら何が可能になるのかを考える。違う意見を違うと断言しない。人間は、10年後には、AIと戦うことになるのですよ。その時、自分がどれだけ創造的であれるか、どう考えますか?など。Duncan Wardleの、まさに経験を興味深く聞くことができました。
映画を見ているみたいな70分は、あっという間に終わりました。
本General Sessionのオンデマンド配信を期待しています。皆さんにご視聴いただきたいですね。
引き続き 3DEXPERIENCE WORLD 2021 をお楽しみ下さい。
また製品にご興味をお持ちのお客様は、こちらまでお気軽にお問い合わせ下さい。