SOLIDWORKS WORLD 2016　パートナーパビリオン

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SOLIDWORKS WORLDのパートナー　パビリオンには、今年も130以上のブースが並び、日本からは、今までで最大の9社に出展いただきました。
３日間のGeneral Sessionで紹介された製品やトピックスのデモがずらりと並び、開発者をつかまえて熱心に質問し、話し込む人、おもしろい形状の展示物の前で並んで記念撮影する人などで、会場は熱気に包まれました。

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多くの魅力的な製品や展示物がありしたが、今回は日本の出展企業を中心に、注目される７つの製品をご紹介します。
●ミスミ
出展製品：RAPiD Design
東京都文京区に本社を置く生産材の販売会社、株式会社ミスミ。もともと金属部品・工具など、2300メーカー、1200万点をそろえて、クリック１つでクイック購入ができるコマース基盤を特長としてきたが、SOLIDWORKSユーザーのために「RAPiD Design」を開発した。従来は、同社サイトから3Dモデルをダウンロードし、SOLIDWORKSへ取り込む作業が必要だったが、「RAPiD Design」を用いればSOLIDWORKSの画面のままで3Dモデルをダウンロードできるようになります。見積や納期もSOLIDWORKS画面上で確認でき、3Dモデルには材料情報が組み込まれているため、後工程で手戻りが発生するリスクを減らすことができます。

ミスミ

●プロノハーツ
出展製品：PronoDR
プロノハーツは、長野県塩尻市に本社を置く、3次元データ活用コンサルティングの会社。出展製品は、製造業向けのVR（バーチャル・リアリティ）３次元デザインレビュー用アプリケーションで、開発会社のアップフロンティアとのコラボレーションで生み出されました。SOLIDWORKS等の3次元データをコンバートし、VRヘッドマウントディスプレイ（ヘッドセット）で仮想的に見ることができ、あたかもCADの中にいるかのように、SOLIDWORKSで設計したものが実物サイズで目の前に広がるため、サイズ感、アセンブリの確認などが体験できるなど、デザインレビューにパラダイムシフトをもたらすことが可能です。見る人の身長も設定可能で、ヘッドセットをしたままスクリーンショットも取れます。工作機械の配線等の現場ですでに導入されています。

●ランドマーク テクノロジー
出展製品：エンタープライズハーネス
東京都千代田区に本社を置く、半導体関連装置と3Dグラフィックス関連製品のメーカー。3Dケーブル／ハーネス設計の「エンタープライズハーネス」シリーズを提供しており、SWW 2016では、その新製品を展示した。新機能は、自動配線。SOLIDWORKSの画面上で、3次元モデルのポイントを指定するだけで、そこを通るハーネスが自動的に配線されます。SOLIDWORKSの配線機能と密に連携しているため、機械設計が専門のエンジニアでも的確な配線が可能です。

●ELYSIUM (出展製品参考 https://www.dotproduct3d.com/)
出展製品：DPI-8　Kit
Android技術に特化したハンドヘルド型3Dスキャナ。Androidタブレットを装着し、そのカメラで撮影すると、3D計測値が表示されます。データはUSBやWi-Fi経由で送信し、SOLIDWORKSに取り込むことも可能。片手でスキャンできるので、さまざまな場面で高精度の計測も可能となります。ELYSIUM（エリジオン）は、静岡に本社を置く3次元形状処理とデータ交換のソフトウェア開発会社で、米国法人もあります。今回の出展製品は同社ホームページには掲載されていませんが、仕様等は、DOTPRODUCT3D社のホームページを参考となります。

●3D INFOTECH
出展製品：KARBON
3D INFOTECHは、3次元計測の高い技術力を誇る米国企業で、そのソリューションは、世界トップの航空宇宙、自動車、消費者製品などの業界で広く使われています。今回の出展製品は、金型加工に特化したリバースエンジニアリングのツール。実物の部品の輪郭を、特殊なペンでなぞるだけで、PC上に同じ製品を表示できます。付属のペンでX、Y値を測り、製品に付随した２個のレンズがZ値を測ることで、3Dを捉える独自の技術です。

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●3D connexion
出展製品：3Dマウス
3D connexionは、ドイツ・ミュンヘンに本拠を置く「3Dマウス」のメーカー。販売とサポートはWebを媒体としてグローバル展開しており、日本語のホームページもあります。3Dマウスとは、3次元モデルを任意の方向へ傾けたり回転させるなど、3次元ならではの複雑な操作をスムーズに行うためのデバイス。真ん中のスティックを押したり引いたり、上に持ち上げたりすることで、SOLIDWORKSモデルをあらゆる方向へスムーズに動かし、あらゆる方向から形状確認できます。まるで3Dモデルを手の中に持っているかのように、パン、ズーム、ローテート操作などができるため、１日中3Dモデルを扱っているようなCADプロフェッショナルの疲労を防ぎ、生産性を格段に向上に役立ちます。

●構造計画研究所
出展製品：iGRASS
日本の大手エンジニアリングコンサルタント。今回の出展品は、SOLIDWORKS内で粉体シミュレーションができる「Igrass」。固体・液体・気体の３つを同時に使用した解析が可能となります。たとえば、薬が胃に入っている状態、ガス化した状態、胃液の状態を可視化して、どのくらいの時間で溶けて吸収され効力を発揮するかを解析することができます。固体・液体・気体すべてを同時に解析できるツールは世界初。化粧品、薬品、鉄鋼、鉱山等の業界にニーズがあり、製品化は2016年末を予定しています。

他にも日本からは、C&Gシステムズ株式会社、ソフトウェアクレイドル株式会社、株式会社ワコム、ローランド ディー.ジー.株式会社様に出展いただきました。出展いただいたパートナーの皆さまありがとうございました。

SOLIDWORKS Japan

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