大阪府立茨木工科高等学校の取組み

ソリッドワークスでは、大学・高専等多くの教育機関でSOLIDWORKS教育版を導入いただいています。その一つ大阪府立茨木工科高等学校でのSOLIDWORKSを活用した授業内容について、担当の木本教諭にご紹介いただきます。

大阪府立茨木工科高等学校は「SOLIDWORKSから3Dプリンターを活用した教育」を目標に日々取り組んでいます。

約10年前までのカリキュラムにギアポンプのスケッチ製図がありました。機械系専門教育そのものの授業時間数の減少、製図教育の精選より、この分野が削除されてしまいました。しかし、3Dプリンターの導入により、下記のようにSOLIDWORKSでスケッチした図面を元に、モデリングしてプリンターで実物どおり出力する技法を確立することができました。

3年生の2次元CADでは「減速歯車装置」の組立図を通年2単位で授業を行っています。図面を見てもなかなか立体のイメージをつかむことが難しくなっている生徒が多く見受けられ、SOLIDWORKSを活用して、3次元化したものを見せることによってイメージがしやすくなったようです。また、3Dプリンターを活用して実物の1/3スケールモデルを製作してCAD室に持っていき、生徒の目の前で回して見せることで2次元CAD教育にもSOLIDWORKSを活用する授業法が確立できました。

今年度の課題研究の目標は「トロコイドポンプの設計製作」とした。現在、SOLIDWORKSで設計を行い、ASSEMBLYで動きを確認して、3Dプリンターでの試作をするところまでできています。今年度の最大の目標はここで終わらず、マシニングセンタを活用して、3Dプリンターでの試作を金属加工して、製品化することです。

教育の現場でも、実際の製造現場同様、流れは2次元から3次元へと動いているようですね。SOLIDWORKSでは、教育現場でも、日本国内19万ライセンスと3次元CADでは一番多く使われています。他にも、明日のものづくりを担う学生さんを支援するツールも用意していますので、SOLIDWORKSウェブサイトの教育ページもぜひご覧ください。SOLIDWORKSでものづくりを学んだ学生たちが将来どんなものを作っていくのか楽しみですね。

SOLIDWORKS Japan

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Dassault Systems SOLIDWORKS Corp.は、データの作成、シミュレーション、管理、テクニカル コミュニケーション、電気設計、ビジュアリゼーション、コラボレーションを行い、エンジニアリング リソースの革新と生産性を達成するための完成されたソリューションを提供しています。
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