第16回全日本学生フォーミュラ大会
2018年9月4日(火)から8日(土)にエコパ(静岡県 小笠山総合運動公園)で『第16回 全日本 学生フォーミュラ大会』が開催されました。国内(70校以上)だけでなく、海外からもインドネシア、中国、タイ、韓国、台湾、マレーシア、フィリピン、オーストラリア(15行以上)からが参加しました。学生フォーミュラ大会は、フォーミュラカーの速さを競うだけの大会ではなく、車が安全か、適正なコストでできているか、デザイン性、作ったフォーミュラカーについてのプレゼンテーション等ものづくりという観点からの静的審査も重要なポイントになります(詳しい審査の内容はこちら)。車検に通った車だけが、動的審査(走行審査)に参加できるのです。ただ、やはり一番盛り上がるのは、最終日のエンデュランス競技(直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約20km走行)です!しかし、今年はお天気が不安定、特に最終日9月8日(土)は大雨でエンデュランス競技が度々中断され、もう再開できないか。。。と思うと小降りになり再開してを何度か繰り返してどうにか最後まで続けることができました。
やはりこの日のために1年間頑張って来た学生たちを思うと、雨で中止とはなかなか判断くだせないですよね。Twitter等にも「走らせてあげて!」とのツイートを多数見ました。どうにか最後まで走行できましたが、雨で水たまりがコースのあちこちにできて、スリップするチームが続出したり、スピードが思うように出せなかったり波乱の走行となりました。今年の上位20位は下記の通りでした(総合順位はこちら)。上位入賞されたチームの皆さんおめでとうございます!上位チームのエンデュランス(YouTube動画)は、こちらからご覧いただけます。
順位 | Car No. | 大学名 | 国名 |
1 | 12 | 大阪大学 | 日本 |
2 | 1 | 京都工芸繊維大学 | 日本 |
3 | E1 | 名古屋大学 EV | 日本 |
4 | 6 | 同済大学 | 中国 |
5 | 76 | U.A.S. Graz | オーストリア |
6 | 7 | 名城大学 | 日本 |
7 | 2 | 芝浦工業大学 | 日本 |
8 | 23 | 東海大学 | 日本 |
9 | 3 | 名古屋工業大学 | 日本 |
10 | E4 | 同済大学 EV | 中国 |
11 | 32 | 神戸大学 | 日本 |
12 | 8 | 東京理科大学 | 日本 |
13 | 5 | 横浜国立大学 | 日本 |
14 | 13 | 福井大学 | 日本 |
15 | 11 | 静岡大学 | 日本 |
16 | 18 | 茨城大学 | 日本 |
17 | 26 | 東京農工大学 | 日本 |
18 | 14 | 東京都市大学 | 日本 |
19 | 15 | 日本工業大学 | 日本 |
20 | 17 | KASETSART UNIVERSITY | タイ |
※ Car No. は昨年の順位(E:EV車、Eがない場合:ICV車)
今年は、OFRAC(大阪大学フォーミュラレーシングクラブ)が初の総合優勝を勝ち取りました!昨年、このブログ記事で早稲田大学のWaseda Formula Projectチームへのの取材や、弊社東京本社で実施した学生フォーミュラチームへの講習会での取材では、西方面のチームが強いという声を多く聞いたのですが、関西のチームの総合優勝は今年の大阪大学が初!素晴らしい功績を成し遂げたのですね。本当におめでとうございます!
悔しい思いをしたチームも多かったと思いますが、最後は雨も上がって全員でガッツポーズで終わりました。大会が終われば、今年の車両の見直し、来年に向けての改良点の洗い出しが始まり、また来年に向けて学生たちはスタートします。昨年ブログで「特集:フォーミュラカーを自作するぞ!」と題して、全5回にわたって、学生フォーミュラカーについての記事を書くためにWaseda Formula Projectの取り組みを取材した中でスポンサーやサポート企業を見つけていくのも成功の要因の1つだと感じました。これからもSOLIDWORKSは、学生フォーミュラと学生フォーミュラ参加チームを応援していきます!
【特集:フォーミュラカーを自作するぞ!その他の回】
フォーミュラカーを自作するぞ!第一回
フォーミュラカーを自作するぞ!第二回
フォーミュラカーを自作するぞ!第三回
フォーミュラカーを自作するぞ!第四回
フォーミュラカーを自作するぞ!最終回