山崎執行役員SOLIDWORKS WORLDについて熱く語る!
ソリッドワークス・ジャパン 執行役員 山崎 究
2007年ソリッドワークス・ジャパン株式会社にマーケティング部長として入社、東日本営業部長を経て現職にいたる。
SOLIDWORKS WORLD2016では日本人が話題に
SOLIDWORKS社員はもちろん、ユーザー、代理店等SOLIDWORKS WORLDに参加する人達の情熱やパワーをいつも感じています。そのパワーは年々増していますね。今年の開催地ダラスは、日本からは参加しやすい場所とはいえませんが、日本からも多くの方が参加してくれました。特に今年は、日本のユーザーが初めて、5,000人を前にプレゼンし、ヨーロッパやアメリカではなく、日本発のイノベーションが注目を浴びたことが強く印象に残っています。宇宙エレベーター協会代表の大野さんのお話は、おそらく私を含め参加した多くの方が興味を持ち、「えっ!そんことができるの?!」というイノベーティブな話で、会場が大いに盛り上がりました。世界中から130社以上が出展した展示会場でも、日本から過去最高の9社が参加してくれたこともうれしく思っています。他に、ベルナール・シャーレスの講演の中でも、隈研吾さん(ダッソーシステムズ ユーザー)など日本人がフィーチャーされたことを、日本人としてとても誇りに思いました。今後も日本からさらにいろいろなことを発信していけたらいいと思っています。
SOLIDWORKSとしての新しい取り組み
今年のSOLIDWORKS WORLDでは、新しい取組みや発表が今までになく多く驚かされました。ジャン・パウロ・バッシが、これからはイノベーションをキーワードとして、将来SOLIDWORKSはエンジニアのイノベーション プラットフォームになるというメッセージが印象的でした。例えば、新しいWEB上のテクノロジーとして紹介されたSOLIDWORKS APPS for Kids の発表は会場で大喝采だったんです。 これは、4-14歳までの子どもをターゲットにしたアプリで、今までのSOLIDWORKSのユーザーではなくまったく新しいターゲットですよね。実は、私もベーターユーザーの登録をしました。私の子供はもう30歳なのですが、私が使ってみたいと思って。お客さんに話をすると、自分の子供に使わせたいと言われます。今登録するとベーターバージョンのおしらせが来るはずですので、興味のある方は、こちら(英語)から登録いただけます。
また、SOLIDWORKS Makeも新しいですよね。テストユーザーとして使っているメガネメーカーの発表では、ネット販売でSOLIDWORKSプラットフォームをうまく使って、お客様が自分でカスタマイズして、自分だけのメガネを注文できるSOLIDWORKS Makeの導入によって、インタラクティブ性が加わり、完璧なカスタマイズに成功したと言っていましたね。今までのSOLIDWORKSのコアのユーザー、プロフェッショナルなデザイナーや設計者だけでなく、子供や小売業者、一般消費者等にもSOLIDWORKSが広がっていくという新しいチャレンジに将来の可能性を感じます。また、日本以外の事例紹介でも、ビールや下着メーカー等、今までのSOLIDWORKSのユーザーではない、食品やアパレルという業界でSOLIDWORKSが活用されているのが驚きでした。
SOLIDWORKS Japanでの2016年について
他にもSOLIDWORKS WORLDでは革新的な新製品の発表がありました。日本でどのタイミングで、どのように日本の市場にあった形でリリースできるかは現在検討中です。興味深い、斬新な製品ばかりなので、期待していただきたいです。最近日本では、Concetptual DesignerやIndustrial Designer等ソーシャルで使っていくツールがリリースされました。これらの製品もソーシャルをビジネスを取り込んでくというイノベーティブな製品ですよね。アメリカのようにソーシャルをビジネスに取り込んでいくことに、日本ではそこまで一般化していないですが、時代はそこに向かっているのはわかっているし、試してはみたいという声は聞こえてますので、期待したい製品です。
新しい話ではありませんが、今年もSOLIDWORKSコミュニティの活動を地道に続けていきます。My SolidWorkというWEB上の大きな受け皿となるコミュニティのためのツールが、4月以降に日本語化されてリリースされます。そいうものも日本のユーザーに合うようにうまく使って、活動を広げていけたらいいと思っています。そういった活動を通して、日本でも今までにない業界やターゲットにもSOLIDWORKSを広めていきたいと考えています。