クラウドベースCADで生産性を向上させる

この公式ブログサイトでは、繰り返し行われるタスクを削減し、既存の設計を再利用して、最終的にはもっとスマートに、迅速に作業することを可能にする「SOLIDWORKSブラウザベースの設計ロール」の機能をご紹介しています。

SOLIDWORKS Cloud Offer に含まれるロールの優れている点は、それらのロールが、全てシームレスに連携して機能することです。パラメトリックモデリング、板金設計、サブディビジョン (Sub-D) モデリングなど、1つのモデル(設計)に対して幅広いツールを利用できることです。

ここでは、ワークフローを高速化するために利用できる生産性向上ツールについて詳しくご説明したいと思います。

 

  1. フィーチャーから構成要素(コンポーネント)を作成 – 選択したフィーチャーを使って構成要素を形成

アセンブリで設計しているときに、誤ってフィーチャーを本来あるべき場所以外の場所に作成してしまった経験はありませんか? モデルを基の状態に戻そうとして、フィーチャーをカット&ペーストして新しいパーツに貼り付け、フィーチャーツリーの順序を変更するなどしなければならないのですが、この操作によってエラーが発生したり、実行が不可能な場合があったりします。

このような場合、コンポーネントから別のコンポーネントにフィーチャーを切り取って貼り付けるのではなく、「フィーチャーから構成要素(コンポーネント)を作成」機能を使用することをお勧めします。この機能を使用すると、アセンブリの状況や参照を失うことなく、選択したフィーチャーから新しいコンポーネントを作成できます。設計を行いながら、設計プロセスの後半でもいつでも整理できるため、モデルに集中するのに役立ちます。

状況依存メニューまたはアクションバーの「アセンブリ」タブから [構成要素を作成] オプションを使用すると、選択したフィーチャーから新しいコンポーネントを簡単に作成できます

 

  1. 選択したコンポーネントからサブアセンブリーを作成 – 数回クリックするだけで、パーツをアセンブリにすばやくコンパイル

 

この機能もイイ機能です。特に、パーツを作業中に、そのパーツにコンポーネントを追加してサブアセンブリーにしなければならないと気付いた場合に最適だと思います。フィーチャーツリーからコンポーネントを選択し、右クリックするだけで、状況依存メニューから[サブアセンブリーを作成] をクリックすることができます。

状況依存メニューの [サブサセンブリーを作成] オプションを使用すると、選択したパーツから新しいアセンブリを簡単に作成できます

 

3. 通知 機能– 最新情報を入手し、変更履歴を追跡

通知機能と自動アセンブリ更新機能は、コンカレントエンジニアリングにとって大きな変革をもたらします。これらの機能を使うことで、変更が必要になって、変更し、変更が完了したときに、関係者全員が常に最新情報を得ることができます。チーム内の(特定する)誰かにタグを付けて、表示や編集などの権限を割り当て、メモを追加することもできます。優れている点は、コメントがメタデータに添付されるため、変更やコメントの履歴を簡単に追跡できるということです。

 

4. シート面にエッジまたはスケッチをドラッグ – シートメタルフィーチャーの作成をより迅速に

3D Sheetmetal Creator では、シート面上にエッジやスケッチを簡単にドラッグして、シート面、フランジ、カットアウトなどの新しいシートメタルフィーチャーを作成できます。同様に、3D Creator の xDesign アプリでもスケッチをドラッグして押し出すことができまることはご存じでしょうか?

 

5. アプリケーションを切り替え – 新しいツールセットを素早く入手

[アプリケーションを切り替え] オプションで、別のアプリに簡単に切り替えることができます。新しいツールセットを使用する方法が多数提供されているので、誰でも、手軽に始めることができます。3D Creatorロールの、xDesign を使用していて、3D Sheetmetal Creatorロールの xSheetMetal アプリに切り替えたいと仮定しましょう。PCのキーボードで 「x」 キーを押すか、標準ツールバーの「アプリケーションを切り替え」アイコンをクリックすることで、利用可能なさまざまなアプリが表示されます。モデルを再度開く必要もなく、インターフェイス上で実際に変更されるのは「ツールバー」だけです。新しいツールセットにアクセスしていることにも気づかないかもしれません。

コンピューターのキーボードで「x」 キーを押すだけで、[アプリケーションを切り替え] ダイアログボックスにアクセスでき、別のアプリを開くことができます

 

ブラウザベースのロールをまだ使う機会のないお客様は、ビッグチャンスを逃していることになります。 なぜクラウドベースCADが良いのか、是非、このブログもご覧ください。

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