ブラウザベースのモデリングアプリをお勧めする5つの理由

あたなのPC画面や、スマホ画面は、アプリであふれかえっていませんか? Facebook、Twitter などのソーシャルメディアや、Amazon などなど、皆さんもさまざまなサービスを使用していると思います。PWA(Progressive Web Apps) と呼ばれる技術をご存じですか?App StoreやGoogle Playsストアのようなアプリストアからインストールする必要なく、直接Webサイトからインストールでき、他のアプリと同様スマホの画面に並ぶのです。この技術を使うことで、ブラウザからアクセスする 1 つのアプリから複数のサービスにアクセスできるようになるので、スマホの画面がスッキリするというわけです。

 

 

3DEXPERIENCEプラットフォームは、これと同じ概念を取り入れています。すべてのソフトウェアアプリケーションとデータに 1 つの安全な場所からアクセスでき、常に 1 つの信頼できる情報源を利用できます。 さらに、ブラウザベースであるため、インターネット接続があれば、いつでもどこからでも、どのデバイスからでもデータやアプリケーションにアクセスできるのです。

 

TikTok の世界に住んでいるとでも言った方が良いミレニアル世代の若者が、ブラウザーベースのCADを使うということを不思議がる人はいないかもしれません。でも、ミレニアル世代の若者でも、機械工学を学び、社会に出てからも現場では、CATIA や SOLIDWORKS など、の多くのデスクトップソリューションを使用してきた1人の経験者です。 1人の経験者として、年数は浅いですが、複数のソリューションを比較し、さまざまなヒントやコツを学び、ソリューションを最大限に活用する方法を模索していることを、熟練者の皆さんにも知って欲しいと思います。

 

ここでは、設計者としては、未熟ではありますが、ミレニアル世代として、SOLIDWORKSの提供するブラウザベースの設計ソリューションについて、その第一印象を共有させていただきたいと思います。

ミレニアム世代の機械工学を学んできた社会人が、なぜ、ブラウザベースのCADが好きで、それらを自分で試してみる必要があると思ったのかをお話します。

 

1.インストール不要、メンテナンス不要

ブラウザベースのロール(Role:業務に応じた一連のApps群)にアクセスするには、ログインをセットするだけです。高価なハードウェアを購入したり、ソフトウェアをインストールする必要がありません。ハイエンドな処理のためのグラフィックスカードやストレージ用のメモリも心配する必要がありません。なぜなら、3DEXPERIENCEプラットフォームが、画像処理やデータストレージをクラウド上で実行してくれるからです。

 

SOLIDWORKSの提供する設計ショリューションへは、今、使っているPCのデフォルトブラウザさえあれば使えるので、本当に今すぐに使えるモデリングソリューションと言っても良いでしょう。ブラウザから 3DEXPERIENCEプラットフォームを起動するだけで、プラットフォームからアクセスできる色々な場所にちらばらない便利なスペースを使って、すべてのロール(Role:業務に応じた一連のApps群)にアクセスできます。

また、ボタンをクリックするだけでロール(Role:業務に応じた一連のApps群)へのアクセスを必要な人に割り当てたり、削除したりできるので、IT管理者によるライセンス管理もいたって簡単です。

 

2. 自動更新

スマホで使うアプリと同様、3DEXPERIENCE プラットフォーム上で稼働するアプリも頻繁に更新されます。最新の機能がリリース可能になると、3DEXPERIENCEプラットフォームにアクセスしクリックするだけで更新ができます。 同じロール(Role:業務に応じた一連のApps群)を使用している同僚や協力者も同じバージョンのアプリケーションを使うことになるため、データ変換の問題が発生しません。さらに、時間のかかるデータ移行プロセスもなく、最新の拡張機能をすぐに活用できます。

 

自己学習しやすい

あくまでも個人的な意見になってしまうかもしれませんが、ブラウザベースのロール(Role:業務に応じた一連のApps群)は、ナビゲート機能が充実しているため、誰でも理解しやすいと思います。特に、SOLIDWORKS に精通している人であれば、ワークフローの機能と概念が酷似しています。 グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) は SOLIDWORKS とは異なりますが、ブラウザベースのロールアイコンとダイアログボックスはとてもシンプルです。 アイコンにカーソルを合わせると、ツールの名前が表示されるので、これも便利です。

 

3D Creatorなど、一部のロールには、より詳細なチュートリアルを備えた EDU Spaceへのアクセスに加えて、開始に役立つ簡単なビデオチュートリアルを提供する Welcome アプリも含まれています。 さらに、Welcomeアプリから SOLIDWORKS User Forumなどのオンラインコミュニティに参加(アクセス)して、質問をして回答を得たり、必要に応じて自由にアイデアを共有したりすることもできます。

Welcome アプリのリソースを使用してすぐにアプリを操作開始できます

 

ナビゲート機能を使えば自己学習も簡単です

 

4.複数の業務ワークフロー間でシームレスなデータ移行

ブラウザベースのデザインロールは、シームレスに連携でき、統一されたワークフローを提供します。 各ロールで提供されるそれぞれの機能を使用してモデルを構築し、他のロール間ではシームレスに反映され活用できるということです。たとえば、パラメトリックモデリング3D Creator を使用していても、アプリを切り替えて、3D Creator から直接 3D Sculptor に移行し、モデルに 3D Sculptor のフリーフォーム Sub-D モデリング機能を使って形状を追加できます。

 

アプリの切り替え機能を使用しても、モデルは元の場所に残り、追加された項目は新しいツールバーに表示されるだけです。 さまざまなロールを使ってモデルを構築した場合でも、モデルを構築した意図や前後関係が失われることはありません。 簡単に言えば、3D SheetMetal Creator を使用しているユーザーと、3D Creator で作成したモデルを共有したい場合、一度モデルをエクスポートして保存し、共有してもらうような手間は発生しないということです。全てのモデルは3DEXPERIENCE プラットフォームに保存され、共有したい場合は、表示、編集などの、アクセス権を付与することで共有され、共有された他のユーザーは、モデルを操作できるようになります。 すべてのブラウザーベースのデザインロールには同じジオメトリカーネルであるため、データ変換エラーは発生しません。

ショートカット「x」キーを押せば、ロールに含まれるアプリを簡単に切り替えることができます

 

3D Creator モデルを 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS に取り込むこともできます。 つまり、チームの誰かがあなたが3D Creatorで作成したモデルを取り組む必要があり、その人がSOLIDWORKS Desktop の操作に慣れているのだったら、3D Creator モデルを 3DEXPEREINCE SOLIDWORKS に取り込んで、設計をさらに進めて、プロセスを完了すれば良いのです。逆のプロセスでも同じです。

 

その場で作業できる柔軟性

タブレットやスマホなど、インターネットに接続できる任意のデバイス、任意のブラウザから、ブラウザベースのロールにアクセスできます。 インターネットの通信速度に不安があるかもしれませんが、今や高速インターネットが利用できるので、それは大きな問題ではないと思います. 飛行機の中にいてもインターネットにアクセスできる時代です。文字通りクラウドを利用したツールです。 さらに、「5G」(第 5 世代モバイル ネットワーク)の出現により、インターネット接続はさらに進化し、もっと広く多様な場所で接続できるようになるでしょう。

 

万が一インターネットアクセスが失われたとしても、プラットフォームが自動的にすべての作業を保存し、オンラインに戻るとすぐにほとんどすべてを回復できます。実施した作業が無駄になることはありません。

 

また、3DEXPERIENCE SOLIDWORKS など、クラウドに接続された一部のロールには、オフラインモードオプションがあり、インターネットに接続されていない場所でリモートで作業できることも嬉しい機能です。ただし、この機能は、事前に有効にする必要がありますのでご注意下さい。 接続できないかもしれない、または接続が制限されるかもしれないことがわかっている場合は、便利です。

 

 

クラウドに接続する準備はできましたか?

 

ここでは、ブラウザベースのロールや、クラウドに接続するロールに統合されているデータ管理およびコラボレーション機能については触れませんでした。しかし、データ管理は今後益々重要であり、プラットフォームに「接続」するもう 1 つの大きな理由です。是非、クラウドを使うメリットについて、考えてみて下さい。本投稿以外にも、クラウド製品に関するヒントやコツが紹介されています。以下にリンクを掲載いたしますので、ご一読いただければ幸いです。

 

SOLIDWORKS販売代理店に、デモをリクエストすることもできます。お問合せは、こちらから、どうぞ。

 

ブラウザベースのロールの機能詳細については、https://www.solidworks.com/ja/how-to-buy/solidworks-cloud-offerにアクセスしてください。

 

SOLIDWORKS データを次のレベルに引き上げ、データをクラウドに接続したいお客様は、https://www.solidworks.com/ja/lp/3dexperience-solidworks-offers でオプションを確認してください。

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Dassault Systemes SOLIDWORKS Corp.は、データの作成、シミュレーション、管理、テクニカル コミュニケーション、電気設計、ビジュアリゼーション、コラボレーションを行い、エンジニアリング リソースの革新と生産性を達成するための完成されたソリューションを提供しています。