次世代をリードする製品開発のために
製品開発の課長、部長、または副社長?の役職者の皆様は、チームが、製品として機能的で、お客様からの信頼性が高く、見た目にも美しく魅力的で、もちろん製造が可能で、市場で高い競争力のある製品を、費用対効果の高い方法で生産することを期待し、またそれを保証する必要があるのだと考えます。皆さんがそれを考える毎日のことを想うと、苦しくなります。
そのような状況に、もう、慣れてしまっていらっしゃるのでしょうか? しかし、少し立ち止まって考えることも必要です。
一般的な製品開発プロセスでは、多くの場合、設計から製造までの過程の中で、異なるアプリケーションを使い、異なるアプリケーションからは、膨大な量のデータが生成されています。例えば、機械設計プロジェクトにおいては、部品、アセンブリ、図面ファイルなど、何千ものファイルが含まれる場合があります。加えて、シミュレーションファイル; および製造 (CAM) ファイルや過去データファイルもあり、再利用のためには簡単にアクセスできる状態である必要があります。表計算ツールのスプレッドシート、PDF、電子メールなどの日常的な通信ファイルも関係しますし、画像?紙情報? 数え切れないほどあるのです。これらの膨大なデータは、管理する必要があります。会社の利益のために、皆さんは、これらのデータをどのように素早く、効果的に、検索して見つけ出し、活用して、管理しているのでしょうか?
企業にとっては、適切な人材を見つけ、持ち続けることが、継続的な懸念事項となり、製品開発リーダーにとっては、さらに複雑な人材の「層」に関する強化も求められています。昨今、企業の所在地が雇用の決定要因になることはめったにありません。企業は、人材を見つけ出して、キープし、刺激を与え続けながらやりがいを持たせる新しい方法を模索する必要もあり、業務する場所に関しては、特に柔軟性を持たせることが不可欠になっています。 才能のある人材は、革新的な企業と仕事をしたいと考えているでしょう。さらに、潜在能力を最大限に発揮し、継続的にスキルを向上させる権限を与えられた従業員は、満足度が高く、退職する可能性も低くなると考えられます。
製品開発のリーダーが、立ち止まってでも、考えなければならないことをいくつか挙げてみましょう。
無駄をなくして効率性を改善:意思決定
設計チームや技術チームが、非技術関係者である経営陣レベルの人々と意思疎通をするのは難しい場合があります。しかも、経営者陣は、意思決定者です。非技術関係者であっても、ステークホルダーであす。彼らから、重要なフィードバックをもらったり、プロジェクトを前進させるか、終了にするかを判断してもらうためにも、「製品」を理解してもらう必要があります。
エンジニアリングとは、モノ(または技術)とモノ(または技術)を組み合わせて、いかにして最高の機能を発揮させるかを追求することです。従って、製品開発のリーダーである皆さんはもちろん、チーム全体が、エンジニアリングの目的を正確に理解していないと、非技術関係者間との緊張が急速に高まり、意思疎通が途絶えてしまう可能性があります。その結果、意思決定プロセスが極端に遅くなり、ひいては痛みを伴うかもしれません。
技術に詳しくない企業オーナー、役員、経理部長などが、設計レビュープロセスの早い段階で、製品を理解するための「場」に参加できるようにすることで、意思疎通と生産性の向上を期待できます。早い段階から、誰もが、同じ理解をしていることが大切です。そうすることで、意思決定はより迅速に行われるでしょう。「理解」が異なり始めたら、「共通の理解」に立ち戻ることができます。「理解の違い」が、「懸念事項」となります。懸念事項が正しく伝達されないままにプロセスが進んでしまうことで、問題の特定や解決策の提案がどんどん困難になっていくでしょう。潜在的な問題こそ、プロセスの早い段階で発見され、後工程に影響を及ぼさないようにすることが大切です。非技術関係者は、社内だけではありません。お客様側にも、サプライヤー側にもステークホルダーとして存在するのです。社外のステークホルダーとも、「共通の理解」を持つために何が必要でしょうか?
データ管理の複雑化を排除する
誰がどの仕事に取り組んでいるか、業務の各フェーズの期日はいつか、遅延が発生している理由は何か。そもそもすべてのデータはどう管理されているのか?製品開発の課長、部長を問わず、チームのメンバーは、常にこれらの課題に直面しています。そして、課題はここに上げたものに留まりません。
メールによる進捗の確認。表計算やプレゼンテーションツールを使った進捗管理。1回/週のミーティング。先週の進捗を確認するために、メールを検索し、プレゼンテーションファイルやスプレッドシートを使ったグラフを探し。一般的に、会社員は、1日に1時間~2時間未満が最も多い、という調査結果もでているほど、会社員は、「探す」ことに時間をかけています。製品開発リーダーはもちろん、設計者は、恐らく、一般的な会社員よりも「探している」と考えられています。興味深いことに、探しているモノは1つであっても、探す情報源が多いのです。インターネット検索、職場の上司や同僚、社内ポータル/ナレッジツール、書籍/新聞など活字媒体。1つの情報源ごとに15分使っただけでも、1時間。チームが「探す」という業務にどれだけの時間を割いているか調査したことはありますか?「探す」時間を少しでも合理化できたら、設計者の生産性向上につながるとは考えられませんか?そして、製品開発チームメンバーが、設計過程において、タイムリーに、部門内の専門知識を検索できることが重要だとは思いませんか? 中小企業では、すぐ隣に、同じ仕事をしているメンバーがいて、「**設計していた時、**って、どうしてたんですか?」という問いに即答してくれる先輩もいて。データ管理などというデジタルなツールを使う必要もなく、人間コンピュターの頭の中に保存してある情報を引き出せば製品は設計できるでしょう。ただ、そのような夢のような環境は、将来もあり続ける保証はないのです。
製造側の協力を確保する
製品開発チームの課長、部長または開発チームメンバーが、効率的な意思決定のために、また、生産性向上のために何かできることはないか、について問題を提起しました。では、製品開発チームから生み出されたデータを使う、生産側、後工程に関わるメンバーとの意思疎通は、どうでしょうか?
中小規模の製造業者が、一般的に意思疎通するための手段として活用しているのは、電子メール、ファックス、および電話であり、依然としてかなり一般的です。これらの手段を使用しない場合は、対面での会話。紙の図面をみながら、今まで使っていた実際の製品を見ながら、これらの会話もまた、人間コンピューターの頭の中に蓄積されていきます。実際には、設計者と社内の製造チーム側(または、社外の製造業者)の間には、緊張した関係があります。「共通の理解」がないと、生産性は低下し、製品コストが高くなる可能性があるのです。「共通の理解」は、どのタイミングで得られるのが良いのでしょうか? 製造現場やサプライヤーからのリアルタイムな製造のためのアドバイスが必要ではないですか?依頼した、依頼されてないといった双方の誤解を生まないよう、どのような方法で、「共通の理解」に関するトレーサビリティを確立していますか?
製品として機能的で、お客様からの信頼性が高く、見た目にも美しく魅力的で、市場で高い競争力のある製品を、市場投入するためには、社内、社外を問わず、製造側の協力が不可欠です。もっと改善できる余地はないのでしょうか?
全員で「共通の理解」を共有する
製品開発の課長、部長、または副社長?のポジションに昇格するのは、そう簡単ではありません。また、製品を構築する側にいる設計者、エンジニアチームをけん引しながら、製品を製造する生産チームの理解が必要になります。さらに、経営陣と意思疎通をとることは、相当難しく、繊細で微妙なバランスをとる行為です。にも関わらず、設計から製造までのソリューションに関して、社内のステークホルダーが、会社の成長や変化の必要に対応しながら「共通の理解」を持っているでしょうか?
その「共通の理解」は、共有される必要があります。どこで?どうやって?
私達SOLIDWORKSは、製品として機能的で、お客様からの信頼性が高く、見た目にも美しく魅力的で、もちろん製造が可能で、市場で高い競争力のある製品を、費用対効果の高い方法で生産することを期待し、またそれを保証する、様々な立場の皆様に ソリューションをご提供する準備が整っています。製品開発プロセスのすべての側面をどのように結び付けることができるかについて、SOLIDWORKSのパワーについて、お近くのSOLIDWORKS代理店にお尋ねください。また、ソリューションデモのリクエストは、ここ、からお気軽にお問合せ下さい。