3D Motion Creator R2025 x GA 新機能
3D Motion Creator の最新アップデートもリリースされました。モデルに状態セットを即座に適用する機能、新しい干渉結果レポートなど、便利な機能強化が含まれています。
3D Motion Creator は完全ブラウザベースのソリューションで、アセンブリ部品の静的および動的モーションスタディと解析を簡単に実行できます。R2025x GA アップデートの新機能をご紹介いたします。
Kinematics Player からメカニカル状態セットを再利用 – モデルセットアップの効率向上
Kinematics Player からメカニズムの状態を保存して適用できるようになりました。Kinematics Player には、メカニズム内のボディの位置を記録する状態セット要素を作成するための新しいオプションが追加されました。状態セットは DesignManager フィーチャー ツリーに表示され、必要なときにいつでもモデルに適用できます。
干渉結果レポート – 新しい衝突レポートテーブルで衝突を表示して事前に対応
干渉プローブを使用すると、移動するメカニズム間の衝突をチェックし、衝突のライブアニメーションを見ることができます。今回のアップデートでは、ツールバーの [結果] タブに干渉プローブレポートが追加されました。このレポートには、衝突の時刻やインスタンスが記録されるため、衝突を表示して必要な設計変更を行うことができます。
ボディの質量プロパティ – メカニズムの質量プロパティを変更して、コンセプトジオメトリと詳細設計を切り替え
ボディの質量ソースを、参照製品および添付製品から変更することで、ボディを定義および編集できます。[ボディ] メニューの [質量] の新しいオプションには、次のものがあります。
・質量のあるすべての製品: 参照製品と、[質量を考慮する] オプションがアクティブな添付製品から。
・参照製品のみ: 参照製品のみから。添付製品は無視。
・質量のある添付製品: [質量を考慮する] オプションがアクティブな添付製品のみから。参照製品は無視。
・質量プロパティ値の上書き: 質量プロパティを手動で上書きします。
ダンパーモーション要素 – 現実的な動的モーション解析のためにダンパー要素を追加します。
新しいダンパーコマンドを使用すると、減衰効果を追加し、値を微調整してさまざまな状態をテストすることができます。たとえば、飛行機の車輪など、メカニズムを構成する 2 つの円筒面にダンパーを追加して、衝撃をよりよく吸収することで着陸をよりスムーズにする効果などを模倣できます。
年末年始、皆様と皆様のご家族の楽しい休日をお祈りしています。来年のFD(機能配信) にもご期待ください。
この最新の FD 更新の詳細と、これらの強化の実際の動作を確認するには、3DSwym コミュニティ Wiki ページをご覧ください。(ログインが必要です)。このブログでも、機能を確認することができます。
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