クラウドで連携するメリット

製品設計やエンジニアリングは、そのペースが速いという性質上、意思決定やフィードバックを速やかに行う必要があります。そうしないと、プロジェクトに支障をきたし、結果としてコストの増加や製品発表の遅延につながってしまいます。健全な製品開発プロセスでは多くの革新的なアイデアが生まれるものですが、概念開発においてどのアイデアを採用するのか、社内外の製品関係者全員のフィードバックに基づき速やかに判断する必要があります。

製品開発の迅速化には多くの企業が取り組んでおり、その実現には、意思決定における適切な人物からの協力や幅広い人々からのフィードバックの収集にかかる時間が特に重要になってきます。これは、世界各地に分散しているチームに限った問題ではありません。私が訪問したほとんどの企業には、外回りの営業や、自宅で作業する社員、別のサテライト オフィスで働く従業員などで構成された、分散型とも言えるチームが存在しています。もちろん、顧客からフィードバックを収集する必要がある場合も多くあります。こうした人たちを1ヶ所に集め、全員で新しい設計を議論するのは至難の業です。そのため、通常、このような重要作業はメールを使って行っているのですが、遅延が生じ、生産性や市場投入期間に深刻な影響を及ぼしかねません。もっとよい手段が必要です。

SOLIDWORKS 3DEXPERIENCE Solutionsは、製品開発時の様々なワークフローをサポートするクラウド対応コラボレーション ツールです。 チームメンバーがどんなに離れていても1つにまとまり、コラボレーション設計にありがちな障害を排除し、チームの連携を維持することで、設計に伴う調査の効率化や意思決定の迅速化を実現し、より革新的な設計を可能にします。

設計者とデータをつなぐ
設計者は、自分のデータに接続できる必要があります。一般的には、設計ファイルをローカル マシンに保存するか、複数ユーザーが同時にアクセスできるように集中型中央サーバーに保存します。このような状況では、外出している場合やサーバーに接続できない場合、設計データへのアクセスが難しくなるうえ、作業中の最新データにはほぼアクセスできません。そうなると、時間の無駄や設計ミス、場合によっては販売チャンスを逃すことになってしまいます。

SOLIDWORKS 3DEXPERIENCE製品はクラウド対応なので、すべてのデータをクラウドに保存します。クラウドは、すべてのデータを保存しアクセスするための一元管理された領域として機能し、コラボレーションに招待された全ユーザーが最新の設計データに直接アクセスできるようになります。保存やロック制御の自動化は、わかりやすいデータ管理を実現します。データの安全性が常に確保され、設計データにはどこからでも必要なときにアクセスできます。

設計者から設計者へ

複数の設計者が同じ設計や関連構成要素で同時に作業する場合、ユーザー間での最新データの共有は欠かせません。SOLIDWORKS 3DEXPERIENCE製品には、設計者全員が最新情報を知り、常に最新の設計で作業し、他のユーザーの作業内容を把握できるツールやワークフローが備わっています。

クラウド データ ストレージ – データがクラウド上に保存されるため、ファイルのアクセス権を持つすべてのユーザーが最新の設計を参照できます。もっと基本的なレベルでは、デバイスを変えてデータを確認できるため、時間の節約につながり、設計データをいつでも利用できるという安心感が得られます。

3次元インスタント メッセージ – インスタント メッセージ、モデル スナップショット、オンスクリーン アノテーション、共同レビューなどの機能を通じて、設計者同士が直接連携できます。ユーザーは、3次元インスタント メッセージを使用して、チャットで設計について話し合い、設計モデルを画面上で共有したり、アノテーションを使って設計に関するフィードバックを提供したりできます。

セッションのアップデート – 2人以上のユーザーが同じモデルを同時に開いた場合、または共有構成要素のあるアセンブリで同時に作業した場合、自動のロック機能と更新箇所の色分け機能により、データの上書きが回避され、ユーザー全員がリアルタイムの変更を含む最新データを参照できます。

ソーシャル コラボレーション – 地理的に離れた複数のチームでプロジェクトに取り組む場合、ソーシャル コラボレーション ツールを使用することで、すべてのユーザーが設計プロセス中の新しいアイデアや設計、会話を投稿し、レビューしたり、フィードバックすることができます。また、フィードバックを待つ時間が劇的に短縮されるだけでなく、ユーザーはいつでもどこからでも必要な情報にアクセスできます。

設計者から大規模なチーム全体や顧客へ

制限のないコミュニティにより、経営層、顧客、サプライヤーなどの関係者と製品開発プロセスの初期から交流できるため、結束力が高まり、最終設計に至るまでの期間を短縮できます。設計者は、顧客をコミュニティに招待し、設計アイデアや想定される概念を共有できます。また、顧客がどのデバイスからでもコミュニティにアクセスできるため、設計者に直接フィードバックを提供したり質問することができ、顧客関係の強化や製品開発プロセスの最適化にもつながります。このような関係性は、ビジネスを獲得しようとする際に競争上の強みとなり、顧客のより良い製品設計の支えとなります。

Karl Schmidt &実際のお客様がSOLIDWORKSクラウドベースソリューションを使用して設計時間をどのように短縮しているのかを、このウェビナー(録画)でご確認ください:クラウドベースCADのメリットを探る

クラウドについて、効果に確信はあっても移行にまだ不安を感じている場合は、調査会社IDCのホワイトペーパーをご確認ください。クラウドベースのソフトウェアは、企業の懸案事項ではない理由を詳細に説明しています。

大澤 美保

大澤 美保

ソリッドワークス・ジャパン株式会社 マーケティング部 ユーザーエクスペリエンス シニアマネジャー