SOLIDWORKS R2025x FD01 新機能 – デザインとモデリング

この2月、SOLIDWORKS の最新アップデートの利用が可能になりました。このFD(機能デリバリー) R2025x FD01 には、3D モデルから業界標準の図面を自動的に生成する機能、新しい簡易インターフェースオプションなどが含まれています。

ここでは、3DEXPERIENCE SOLIDWORKS および SOLIDWORKS with Cloud Services の新しい設計およびモデリング機能強化をご紹介します。

 

1.3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Ultimate – コンセプトから製造までに必要なすべてのツールにアクセス

昨年登場した 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Ultimate セールスオファーに関するお客様のフィードバックに基づき、3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Ultimate を製品ラインナップの永久メンバーとして追加することが決定いたしました。3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Ultimate には、直感的で強力な 3D 設計ツール、リアルタイムコラボレーション、統合されたプロジェクト、ライフサイクル、リリース、製品構造管理、シミュレーション、実物そっくりのフォトリアリスティックレンダリングおよび没入型エクスペリエンス、ブラウザベースの設計ツールなど、接続された強力な一連のクラウドベースツールが含まれています。

昨年提供開始になった、SOLIDWORKS Ultimate の機能詳細については、こちらのブログ もご参照下さい。

 

2.図面の自動生成 – 1クリックで図面を作成

エンジニアリングと設計作業にもっと時間が使えたなら、と思いませんか。新しい機能の追加により、製造に必要なビュー、形式、表、寸法を含む部品とアセンブリの図面を自動的に生成できるようになり、まさに、設計時間が充実することになるでしょう。

3 つのコンポーネントを含むアセンブリがあるとします。アセンブリとコンポーネントの図面を自動的に生成し、必要に応じてクリーンアップできます。

図面を最初から作成する必要がなくなるため、時間を大幅に節約できます。この新しい機能は、2D 図面の開発に関連する反復的なタスクを排除するのにも役立ちます。

 

3.簡素化されたユーザーインターフェース – さらに設計に集中

[ワークスペースの表示] に、「簡素化されたインターフェース」という新しいオプションが追加されました。このオプションによって、SOLIDWORKS ウィンドウに簡略化されたユーザーインターフェースが表示されます。このウィンドウには、開くドキュメントの種類に合わせて調整された基本的なユーザーインターフェース要素が含まれています。必要に応じて簡素化されたインターフェース ワークスペースをカスタマイズできます。簡素化されたインターフェースをオフにすると、SOLIDWORKS はカスタマイズを保存します。再び、簡素化されたインターフェースをオンにすると、カスタマイズされ保存されたオプションで表示されます。

 

4.図面のコンフィギュレーションテーブル – 製品コンフィギュレーションをより簡単に伝達

ファミリーテーブルを使用して、SOLIDWORKS 図面テーブルに部品とアセンブリのコンフィギュレーションまたはカスタムプロパティのバリエーションを表示します。

 

 5.BOMテーブルのフラット化オプション – 部品点数を一瞬で合計

これまでは、部品表 (BOM) に各コンポーネントの合計点数を取得する方法がありませんでした。インデントされた BOM を作成し、子の部品点数と親の部品点数を掛け合わせた後、手動で行うか、マクロを使用して合計する必要がありました。 「フラット化」という新しい BOM タイプを使用すると、メインアセンブリとそのサブアセンブリ全体で使用されているすべてのコンポーネントと合計点数をリストした BOM を作成できるようになりました。

 

6.表示状態に基づいて BOM をフィルタリング – 表示されているコンポーネントの BOM を作成

表示状態に基づいて BOM をフィルタリングできるようになりました。この機能により、表示されているコンポーネントだけの BOM をすばやく作成できます。

 

7.プラットフォームで物理プロダクトを作成 – 属性を持つ物理プロダクトを簡単に作成

SOLIDWORKS の新規ドキュメント作成ワークフローが改善され、3DEXPERIENCEプラットフォーム上でも物理プロダクトを直接作成できるようになりました。 SOLIDWORKSの部品、アセンブリ、または図面を作成する場合と同様、物理プロダクトを作成するオプションが追加されました。 さらに、新しいワークフローの一部として、プロジェクト番号、プロジェクト名、製造/購入パーツなどの属性を入力することができます。

これは、プラットフォームを共有する関係者全員が、部品に追加された属性を確認できるため非常に便利です。

 

8.スケッチポイントを終点として使用 – エッジフランジをモデリングする際の柔軟性向上

板金部品のエッジフランジを作成する際、スケッチポイントを使用してエッジフランジの長さを定義できるようになりました。[板金] メニューで、[エッジフランジ] に移動し、[フランジの長さ] で [頂点まで] オプションを選択して、以前に作成したモデル上のスケッチポイントを選択できます。

 

9.ライブラリフィーチャーで DimXpert 寸法をサポート – フィーチャーの寸法を再設定する時間を節約し、標準化を確実に

[MBD 寸法を含める] をオンにする新しいオプションを使用して、DimXpert モデルベースの定義寸法をライブラリ内のライブラリフィーチャー部品に保存できるようになりました。これにより、ライブラリフィーチャーをモデルに適用するときにそれらを再利用できるため、配置後にフィーチャーの詳細を指定する必要がなくなり、時間の節約と標準化が促進されます。

 

10.不要に大きいコンポーネント変位を防止 – 間違った動きを予測

コンポーネントをドラッグしたり、メイトを追加または編集したりすると、3次元内でコンポーネントが予期せず大きく移動することがあります。アセンブリを回転させて問題が明らかになるまで、ユーザーはそれに気づかないこともあります。このような状況が発生すると警告が表示されるようになり、ユーザーはすぐに対処でるようになりました。

 

新機能のほんの一部をご紹介しました。これらの機能強化の実際の動作を確認するには、3DSwym コミュニティのビデオをご覧ください。

*注:コニュニティに参加するためには、3DEXOERIENCE ID の登録(無料)とログインが必要です。3DEXPERINECE ID の登録がお済でないお客様は、こちら からどうぞ。

SOLIDWORKS2025 の詳細については、こちらでご確認下さい。

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