[第44回]え、マジっすか。そんなの知らなかったテクニック

「直線パターン」機能の様々なオプションを使って、下図のような木琴(鉄琴?)を作成してみましょう。

基本は、「矩形中心」を使用した長方形です。後で、「エンティティのスケール変更」を使って鍵盤サイズを変更していくので、矩形中心で描くのが便利です。


直線パターンを使って、基本となる鍵盤を8つ作成したら、幾何拘束の削除、で、「パターン化」拘束を削除します。この時、拘束を削除するのは「線」に関してであることに注意して下さい。


パターンの拘束が削除されたため、新たに、「寸法」で幾何拘束をつける必要があります。全ての鍵盤の「幅=18.0mm」、鍵盤どうしの「間隔=2.0mm」を指定してください。


「エンティティのスケール変更」を使って、それぞれの鍵盤サイズを変更していきます。
スケールは、1.1倍、スケール基準には、下図に表す通り、左側直線の「中点」を指定します。この作業を全ての鍵盤について行います。この方法の良い点は、エンティティが拡大される時、高さ方向に拡大されても、幅および間隔は寸法を維持できることです。平面で鍵盤が作成できたら、「押し出しボス」で、6mm押し出します。鍵盤にフィレットをつけましょう。フィレットパラメータで、「非対称」を選択し、距離1=2.0mm、距離2=10.0mmを指定します。




これで鍵盤の基本形状ができあがりました。

鍵盤に穴を開け、ビスを作成していきます。
中心線を使って、鍵盤をおさえるビス位置を決定していきます。最も短い鍵盤、と、最も長い鍵盤の、それぞれ、上端/下端の中点から15.0mmの位置まで、補助線を描いておきます。

直径4.0mmの円を作成し、再び「直線パターン」機能を使って、作成した円弧を8インスタンスコピーします。この時、画面に表示される方向「→」をマウスでドラッグし、最長の鍵盤に作成した上端から15.0mmの作図線の「端」にフィットさせることができます。同様に、対となる反対側にも、円を作成し、直線パターンによるコピーを実施して下さい。
「押し出しカット」機能を使用し、鍵盤に、「全貫通」の穴を作成します。


鍵盤の底面(最初に矩形長方形を作図した平面)に、全貫通穴の円の中心点と同心円の3.0mmの円を作図し、「押し出しボス」機能で、鍵盤の厚さ6.0mmを少し超える、6.5mmのボスを作成します。さらに、このボスに、2.0mmのラウンドフィレットを作成。作成したボスを「スケッチ駆動パターン」で、コピー作成したいので、各鍵盤の全貫通穴の円の中心点に、新しいスケッチを使用して「点」を作成します。そして「スケッチ駆動パターン」を使用して、ラウンドフィレットをかけたボス全体(ボディ)をコピーします。「ミラー」を使って反対側のボス(ボディ)を作成しましょう。


8つの鍵盤が作成できました。

土台のカタチを形成するためのスケッチを描いていきましょう。

「直線」コマンドのガイドを上手に活用しながら、下図に示すような形状を作成します。ポイントは、最短の鍵盤と最長の鍵盤の長さ方向の中点から、5.0mmのの補助線(中心線)を描いておいておくことで、ガイドしやすくなること。また、希望する線を描くための「ガイド」を使う方法を学習できると思います。


直線によって、閉じた形状ができたら「押し出しボス」機能で、10.0mmの厚みをつけます(足)。「ミラー」を使って、反対側の足を作成します。さらに、両端の形状(鍵盤よりも外側の形状)を作ります。スケッチ(直線で、中心から周囲を囲むように長方形を作成)して押し出し(10.0mm)ます。この時、「結果のマージ」オプションのチェックは外しておきましょう。最後に、フィレット(「非対称」「距離1」=5.0mm、「距離2」=10.0mm)をつけて、さぁ、木琴(鉄琴?)のできあがり。

木琴にするか、鉄琴にするか、はたまたカラフルなかわいらしいおもちゃにするかは、あなた次第です。

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