AutoCADユーザー様向けDraftSightのヒント
DraftSightコマンドをすばやく実行できる優れた機能についてご紹介しましょう。 SOLIDWORKSユーザー様は、このツールをよく知っていて頻繁に使っていらっしゃいます。
AutoCAD®と同様、コマンドを実行するためにマウスのボタンをカスタマイズする機能があります。しかし、DraftSightでは、右ボタンを押したまま、ボタンをさまざまな方向に動かすだけで動作を制御することができます。この便利な機能は「マウスジェスチャ」と呼ばれています。お気に入りコマンドにアクセスするようにも設定できるので、設定したら、後は使うだけ。設定もとても簡単です。
4つ、または8つのマウスジェスチャーを有効にするかどうかを選択できます。 4つのジェスチャを使用すれば、マウスを上下左右に動かしたときの動作制御ができます。頻繁に使う動作をマウスジェスチャで制御したい場合は、8つのジェスチャを選択しましょう。マウスを対角線上で動かしたときでもコマンドが実行されます。
マウスジェスチャにコマンドを割り当てる方法として、「次を検索」機能を使うことができます。検索されたコマンドから、希望するコマンドを選択して、ジェスチャを割り当てます。ここでは、デフォルトで設定されていた[保存]コマンドを、「パワートリム」コマンドに置き換えるために、下向きのジェスチャーを再割り当てしました。後は、OKボタンをクリックするだけです。
これで、マウスジェスチャから、パワートリムコマンドを実行できます。メニューに移動したり、アイコンを見つけて選択したり、入力を開始したりする必要はありません。時間を節約し、余分なピックやクリックを避けることができます。
マウスジェスチャは、右マウスボタンを押したまま動すだけで、ホイールがポップアップして、ジェスチャーに設定した内容を表示します。ホイール上のアイコンのいずれかをクリックすると、対応するコマンドを実行することができます。
デフォルト設定を使用する場合でも、お気に入りでカスタマイズする場合でも、マウスジェスチャはDraftSightの優れた時間節約機能です。