人の育て方が変わる #3DXWJ2021

文部科学省は、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準、「学習指導要領」を作成し、およそ10年に1度、改訂しています。最近では、小学校が、2020年昨年から、中学校は、2021年今年から、高等学校は、2022年来年から最も新しい「学習指導要領」に沿って、教科書やカリキュラムが構成されていく予定です。
新しい学習指導要領では、教育課程全体や各教科などの学びを通じて「何ができるようになるのか」という観点から、「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3つの柱からなる「資質・能力」を総合的にバランスよく育んでいくことを目指すそうです。これからの子供たちは、グローバル化や情報化などによる社会の変化に対応し、また、自分たちを取り巻く様々な社会の課題に向き合い、解決しようとする力が必要なのです(政府広報オンライン:https://www.gov-online.go.jp/より)。

小学生、中学生、高校生が学ぶ場が、学校だとしたら、社会人として学ぶ場は、「企業」です。
#3DXWJ2021では、社会人が企業で学んだことから、その学びを次の世代にどう伝えていかなければならないかについてメッセージを発信しているセッションが数多くあります。
1つめにご紹介したいのは、「日本の田舎町にシリコンバレーのような場所を作りたい」と語る、神山まるごと高専(仮称)の学校長として就任予定の大蔵峰樹氏のセッションです。
これからの人材は、技術だけに特化したエンジニアはもちろん必要ではありますが、+α、ビジョンを語れるような素養も必要だとおっしゃいます。世の中、インターネットなどの普及により欲しいものは、ほぼ手に入る時代になりました。だからこそ、これからモノを作る人には、幅広い知識、社会のニーズを理解する能力、そしてそれらを組み合わせたビジョンの結果として製造される製品、を造っていくことが期待されています、と。
「フルスタックエンジニア」を育成していく場こそ、「神山まるごと高専」の目指す教育のようです。

次にご紹介するのは、株式会社飯沼ゲージ製作所 土橋美博氏の「世界で通用するプロフェッショナルエンジニアへの道」です。
土橋氏は、国内のSOLIDWORKSユーザー会はもちろん、SWUGN(SOLIDWORKS User Group Network)と呼ばれるWWのコミュニティにも積極的にご参加いただいており、SOLIDWORKSを学ぶ、知識を共有する、ことについて幅広い知見をお持ちです。#3DXWJ2021では、昨今のデジタルの進化に伴うご自身なりの理解を交えながら、今後、機械設計者はどんな知識を学び、その知識をどう使っていくべきか。そして、あって当たり前のインフラ整備だけでは不十分。海外に学び、デジタルによって働き方を変えるDXに踏み込まなければならないと、メッセージしていただいています。

去る11月17日(水)、ライブストリーミングで配信された基調講演の1つ、「よなよなエール流 熱量を高めるチームづくり」株式会社ヤッホーブルーイング代表取締役社長 井出直行氏は、「出る杭を、突出して出る杭として応援すると、誰も何も言わなくなるんですよ」と言います。「自分ができるんだから、他の人にもできる。と思っていたのは、大きな間違いだった」。個人の差、違いを理解し組み合わせる、まさにダイバーシティ(多様性)を発揮させることに大きな意味があると。本基調講演は、オンデマンドでいつでも視聴が可能になりました。

などなど、様々な視点から「教育」を考えるテーマが盛りだくさん。
#3DXWJ2021は、12月3日(金)まで、ノンストップで開催中です。ただいま、全てのセッションをいつでも、お好きな時間に視聴できる「オンデマンド」で配信中です。ご参加ご登録がお済でないお客様は、下のバナーから今すぐご参加ご登録下さい。

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