3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021 原 雄司氏ご登壇!
ドイツには、3Dプリンターの工法、材料、品質、などをテーマとする100人規模の研究者、何十台という種類の異なる3Dプリンターを保有し、年間約19億円もの予算のつけられた研究機関があるそうです。この研究機関には、日本企業もメンバーとして参画しているそうですが、ドイツの3Dプリンターにかける情熱を感じると共に、今後生まれるであろう「格差」に不安な気持ちも残ります。
読者の皆さんなら、筆者が言うまでもなく、3Dプリンターで取り扱える材料の違いをご存じのことと思います。粉末状の樹脂を扱う3Dプリンターでは、防塵防爆対策が必要で、粒径などに対して大きな制約が生まれてしまいます。フィラメントを扱う3Dプリンターでは、材料が硬すぎると折れてしまうし、柔らかすぎるとつぶれてしまって搬送できなくなり、利用できる材料に限りがあります。そこで注目されたのが、ペレット式3Dプリンターですよね。ペレット式3Dプリンターでは、「材料」の制約が無いので、幅広い用途で造形が可能になるということです。
前述のドイツでは、2019年には、このペレット式3Dプリンターが展示会でも数多く出現するようになっていました。が、筆者の記憶が確かなら、初めてペレット式大型3Dプリンターを目にしたのは、その1年前、2018年DMS東京(設計・製造ソリューション展)だったと思います。その記憶が確かかどうか、Google先生に聞いてみると。。ビンゴ! 2018年6月に開催されたDMS東京の、とあるブースに鎮座する大型3Dプリンターがありました。会場に来場していたSOLIDWORKSユーザーの皆さんと「なんか、スっゴイものが展示されているらしいよ!」と、説明を受けにゾロゾロと大人数で小さなブースへ押しかけたことを思い出します。ブースでは、「この3Dプリンターがあれば、コンテナで移動中にこんなにデカイ造形物を製造することができて、何時間後に現地に設置!なんていうことが実現するんですよ。まさに、モビリティ型製造の誕生です!」とペレット方式の3Dプリンターを熱く語るエンジニアがいました。その人こそ、この度、3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021 にご登壇いただくことになった、株式会社ExtraBold「原雄司」代表取締役、その人だったのです。
あれからたった3年のうちに、ExtraBoldは、樹脂ペレット材を使う3Dプリンターだけでなく、材料リサイクも可能な大型高速積層造形機を開発し、さらに、リサイクルペレット材料の使用や、量産に対応する積層造形機など、次々と新製品を生み出しました。金型用CAD/CAMソフトウェアや小型切削加工機用CAMソフトウェア開発、3Dツールのソリューション販売での経験と教訓を経て起業したのが、原氏です。「製造DX」を自ら実現し、その活用によってものづくりに変革を起こした「実例」をお見逃しなくご視聴下さい。
「原雄司」氏にご登壇いただく、3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021(2021年11月16日(火)~12月3日(金)開催)は、事前登録制のオンラインイベントです。
社員一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。