3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021 大蔵 峰樹氏ご登壇!

文部科学省のWebサイト(参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kousen/index.htm)を見ると、高等専門学校とは、「高等専門学校は実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。全国に国公私立合わせて57校あり、全体で約6万人の学生が学んでいます」という情報を得ることができます。国立高専、51校、公立高専、3校、私立高専、3校という内訳です。時代にふさわしい、実践的技術者を養成する高等教育機関として、1950年代後半、日本の経済成長がめざましい頃、それを支える科学・技術の更なる進歩に対応できる技術者養成の要望が強まっていたため、産業界からの要請に応えて、1962年に初めて国立高等専門学校が設立されたそうです(参照:国立高等専門学校機構(https://www.kosen-k.go.jp/nationwide/feature/hj_1-12tokushoku.html)。

 

高専ロボコンをご存じの読者の方も多いと存じます。高専ロボコンは、1988年にNHKが主催した現在30年以上の歴史を持つ高専生によるロボットコンテストです。途中から、一般企業の支援が可能になり高専生の皆さんにユニークなロボットを創造してくれることを願って、SOLIDWORKSは古くからこの高専ロボットを支援してきました。ロボコンの父と呼ばれる「森政弘先生」は、第1回大会について、こう語っています。

「シャクトリマシーンラクンダー(東京工業高等専門学校)」は、その上にうつ伏せに乗った学生が、単一乾電池2個だけのエネルギーで、数10cmも上下しながらゆっくり進むもので、会場はそのユーモア溢れた動きと構造に、爆笑で沸きました。また、「ダム号(長岡高専)」は、フレミング左手の法則を応用し、巨大な永久磁石板の間を、厚さ2mmほどのアルミ板製のコイルを上下させながら、ゆるゆると進むアイデアで、これまたわれわれを、うならせたのです(参照:ロボコン公式サイトより)、と。

第1回大会のテーマは、「乾電池2個で体重60kg以上の人を乗せ、35メートルのコースでタイムを競う」という、近年のテーマから考えるととても単純なテーマにも思えます。参加校は、わずか12校。上述の、シャクトリマシーンラクンダー(東京工業高等専門学校)や、ダム号(長岡工業高等専門学校)は、残念ながら優勝することはできませんでしたが、ロボコンの父の脳裏に鮮明な記憶を残すほどの「自由奔放な発想」であったことは言うまでもありません。

 

時代にふさわしい、創造的で、実践的な技術者を養成する高等教育機関。高専ロボコンが始まってから、30有余年を経過した2020年。社会は大きく変化しました。この変化する社会に必要な人材を育てたい、と私立高等専門学校の設立を目指しているのが、神山まるごと高専(仮称・設置構想中)学校長として就任予定の 「大蔵 峰樹」氏です。福井工業高等専門学校を卒業した大蔵氏は、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を作り上げた立役者です。時代の変化を感じ、新しいテクノロジーと向き合ってきた大蔵氏が「人材の育成」に挑戦する、なんとも頼もしい取り組みについて、その「幹」となる考え方を知るチャンスです。

2021年11月16日(火)から開催される 3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021は、事前登録制完全オンラインイベト(参加無料)です。ご参加には事前登録が必要です。ご参加登録は、今すぐ、下のバナーからお申込み下さい。社員一同、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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