3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021 井手直行氏ご登壇!

国税庁が毎年発表する「酒のしおり」をご存じでしょうか。

平成6年(1994年)をほぼピークに、お酒の消費量は右肩下がり。不振縮小の傾向が続いています。酒類業界の低迷の原因が、若者世代の酒離れ、とする論説はインターネットでも様々見ることができますし、それを示すデータもありました。確かに全体の飲酒量は減っているのが事実だと思います。「ノミニュケーション」なんて言う言葉は、既に死語。非正規雇用社会の進展によって若い世代の低所得層が増大という、経済的な理由も反映しているようです。

酒類の消費量が減少する中で、際立って減少傾向が目立つのがビールです。ビールの消費量も、1994年をピークに、減少の一途。現在では、当時の約3分の1にまで減少していて、平均すると、成人一人当たり1年間に、500mlの缶ビールを45本しか飲んでいないことになります。

え゛ーーーーーーーーーーーーっ。500ml、24本入り1ケースをたった2箱で1年過ごすなんて。我が家に考えられないことがこの日本で起こっている現実を知り愕然としました。

ビールの売り上げがピーク時だったからこそだったのでしょうか。いいえ、これから市場は変わる、と見たのでしょうか。「日本のビール市場にバラエティーを提供し、新たなビール文化を創出する」というミッションを掲げ、起業した企業があります。株式会社ヤッホーブルーイング、です。

今ではリゾート再生請負人とも呼ばれる「星野リゾート」の代表星野佳路氏に誘われ、ヤッホーブルーイングの創業メンバーの1人となったのが、DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2021でご講演いただく「井手直行」氏です。ヤッホーブルーイングは、このビール逆風下にあっても、18年連続増収中。クラフトビール国内約500社のなかで断トツのNo.1企業です。ヤッホーブルーイングのWebサイトを訪れただけで、笑顔になれる「陽気」な感じが、ビール好きにはたまりません。日頃から「ビール飲まないなんて、人生半分捨ててるようなもんじゃない」と豪語している筆者のような輩にとっては、「ビールに味を!人生に幸せを!」って、もう殺し文句の何物でもない感覚です!

 

などとビール好きの話に興じている場合ではありません。

低迷する酒類業界で、生き残りをかけ、経営者としてやり遂げてきた「何か」が無い限り、この笑顔は無いと信じます。

そんな「井手直行」氏から、学べるものは、経営者としての意識?いやいや、リーダーシップ論。。何をいいますか、やっぱりクラフトビールの「味」を追求する技術でしょう。。。多様なヒントを得られる予感がします。

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