SOLIDWORKS Cloudで新年をスタートしませんか?
SOLIDWORKS Cloud Offerに含まれる SOLIDWORKS ブラウザベースの設計アプリ (xApps として知られています) に、昨年2024 年に追加された主要な機能強化をまとめてご紹介しましょう。
SOLIDWORKS Cloud には、パラメトリック設計、フリーフォーム設計、板金設計などに特化したソリューションが用意されており、どこからでもどのデバイスからでもアクセスできます。
ここでは、xApps で現在利用できる人気の SOLIDWORKS Desktop 機能強化 (板金曲げ順序テーブルやコマンド検索など)、AI を活用したコマンド予測機能、など主要な機能強化のいくつかを紹介します。
- コマンド予測機能
AI を使用して次の動きを予測するコマンド予測機能で、大幅に設計時間を短縮します。アクションバーからコマンド予測機能をアクティブにするだけで、最近の設計操作に基づいて最大 7 つまでのコマンドが、提案され、ツールバーに表示されます。ツールバーはステップごとに動的に更新され、アクションバーに戻るマウス操作の必要性も減り、作業を高速化できます。コマンド予測ツールバーに必要なコマンドが表示されない場合は、ツールバーの最後にあるインテリジェントコマンド検索も使用可能です。
xApps には、効率を高め、冗長なタスクを排除するのに役立つ AI を利用した機能が多数含まれています。詳細については、このブログ投稿をご覧ください。
- DFM ヘルパー
DFM ヘルパーを使用して、製造用に設計し、製造現場にデータを渡す前にエラーを排除します。この機能を使用することで、最大パーツサイズ、最小壁厚、穴の仕様など、特定のパラメーターのチェックを定義して、設計が製造可能であることを確認できます。
設計の早い段階でカスタマイズ可能なジオメトリチェックを実行する機能を使用して設計上の欠陥を特定し、製造性を向上させ、下流の製造ワークフローを合理化します。
- 画像をスケッチへ
「画像からスケッチへ」ツールを使用して、画像を編集可能な 2D スケッチに簡単に変換できます。たとえば、下図のようにロゴをスケッチに変換したいとします。スケッチに変換したら、正確な設計ニーズに合わせて線や曲線をさらに編集し、調整できます。
また、他の CAD システムの 2D スケッチや図面のスクリーンショットをトレースして、3D CAD システムに簡単にインポートすることも可能です。
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- コマンド検索
コマンド検索機能を使ったり、キーボードの「s」または「/」キーを押してコマンドを検索したり、または、アクションバーから検索にアクセスして、使用したいコマンドをすばやく見つけましょう。コマンド検索を使用すると、正確なコマンド名がわからない場合でも、コマンド名、ツールヒントの説明キーワード、または他の CAD システムの一般的な同義語でコマンドを検索できます。
これは SOLIDWORKS Desktop で人気の機能で、xApps でも利用できるようになりました。
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- ジオメトリに位置合わせ
サブディビジョンケージポイントを、一致、同一線上、垂直、または平行などのオプションを使用して既存のジオメトリと位置合わせすることにより、既存のジオメトリの周囲に自由形状を簡単に組み合わせて設計することができます。
また、サブディビジョンのさまざまな面を選択し、平面など、外部ジオメトリを選択して、それらを平行または垂直にすることもできます。メッシュを操作して既存のジオメトリとより適切に位置合わせするためのコントロール機能が強化されています。
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- サブ D メッシュを変更するためのモディファイアーロボット
xShape のモデルで直接 モディファイアーロボットを起動して、押し出し、エッジの折り目付け、ループを挿入することで、より高速で直感的なメッシュ変更を行うことができます。アクションバーに移動してコマンドを起動する必要はありません。
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7. 穴の呼び出し機能
xDrawing アプリの穴のコールアウト(呼び出し機能)を使用すると、xDesign アプリで穴フィーチャとして作成された穴パターンを定義できます。
適切な穴の配置、サイズ、位置、許容差を確保するために、効率的かつ正確に包括的な穴コールアウトを作成します。
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- 曲げ順序と曲げテーブル
曲げ順序機能を使用すると、曲げ順序、方向、角度、半径、K 係数などの重要な情報とともに、板金部品の折り曲げ状態とフラット状態の両方を表形式で表示できます。さらに、曲げテーブルを使用すると、必要に応じて曲げ順序を変更し、曲げの名前を変更することも可能です。テーブル内の曲げ順序を変更、名前の変更も可能なため、設計側からの正しい製造意図が伝わります。
さらに、テーブルから曲げをクロスハイライト表示することで、グラフィックス領域から板金部品の折り曲げ状態とフラット状態の両方を簡単に識別でき、製造意図を正確に理解できます。
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- 閉じたコーナー
「閉じたコーナー」コマンドは、xSheetmetal アプリでも特に人気のある機能です。溶接の適切な位置合わせを確保し、板金設計の構造的完全性を最適化するには、重なり合うフランジの隙間を閉じることが重要です。
閉じたコーナー コマンドには、ギャップ、オーバーラップ、タブの 3 つのオプションがあります。ギャップオプションでは、隙間の寸法を指定することもできます。オーバーラップオプションでは、隙間が完全に閉じられます。タブオプションを使用して、2 つのフランジ間の隙間を閉じることもできます。
- 強化されたソフト選択
新しく改良されたソフト選択機能を使用してドラフトを作成し、より細かく制御して製造に適したモデルを作成できます。
サブディビジョンモデルにドラフトを追加する柔軟性が備わりました。たとえば、「影響を受ける面」と「影響を逆にする」を選択することで、サブディビジョンモデルの特定の領域にドラフトが追加され、調整する領域をターゲットにすることができます。
ここでは、FDリリース(機能提供リリース)で、昨年、年間を通じて追加された機能の一部をご紹介しました。 2024 年は、2月、4月、7月、11 月にそれぞれアップデートがあり、全ての機能は、SOLIDWORKS Japan公式ブログでご確認いただけます。
今年最初のアップデートは、まもなく 、2 月の上旬です。お楽しみにお待ちください。皆様から寄せられた「トップ 10 リスト」の詳細については、こちらのコミュニティをご確認ください。
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