3DEXPERIENCE SOLIDWORKS – 3DCADだけでは設計を加速できない
今日の要求の厳しい設計ワークフローでは、エンジニアは多くの役割を担う必要があります。設計以外にも、データを管理したり、社内外を問わずデータで共同作業できる必要があります。3DEXPERIENCE SOLIDWORKS ロールを使用すると、お気に入りの CAD ソフトウェアを引き続き使用できるだけでなく、3DEXPERIENCE プラットフォームで提供されるクラウドベースのデータ管理機能とコラボレーション機能にアクセスして、より効率的な設計プロセスを実現し、最終的にデータから最大限の価値を引き出すことができます。
ここでは、まだ3DEXPERIENCE SOLIDWORKSをご利用いただいていない皆様のために、その機能を紹介します。そして、すでに 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS をご利用いただいている皆様には、新機能のご説明になりますので、このまま読み進めていただければ幸いです。新し情報をゲットするチャンスです。
3DEXPERIENCE SOLIDWORKSをどう始めるか?いたって簡単です。
Welcome アプリをご利用下さい。Welcome アプリから、直接 SOLIDWORKS Connected アプリをインストールして起動するだけで、ブラウザー内の 1 か所から全てのプラットフォーム機能にアクセスできます。
Welcome アプリには、多くの機能が装備されています。例えば、開始方法、インターフェースナビゲーション、コンテンツ管理など、使い始めによくある疑問に関し、短い使い方ビデオ(How to ビデオ)が実装されています。また、サンプルコンテンツも用意されているので、モデルを開いて機能の一部を試すこともできます。同僚や SOLIDWORKS を使っているメンバーにすぐに連絡を取りたい場合は、オンラインコミュニティにアクセスするか、またはSOLIDWORKS サポートにも問い合わせることができます。
追加ロールのすべてのアプリもすぐに利用できます。
3DEXPERIENCE SOLIDWORKS 内から直接、ガイド付きのクイックツアーにアクセスできるようになりました。各クイックツアーには、ユーザーインターフェースの機能を示すインタラクティブなポップアップとして表示される一連の手順があります。クイックツアーには、ユーザー インターフェースの概要説明、3DEXPERIENCE プラットフォームへの保存方法、なども含まれています。
プラットフォームへのデータ保存
プラットフォームへのデータの保存はいたって簡単で、データをすばやく保存、アクセス、管理できます。 3 つのオプションがあります。標準ツールバーの [3DEXPERIENCE に保存] をクリックする、[ファイル] タブに移動してドロップダウンメニューから [3DEXPERIENCE に保存] を選択する、CTL+ Alt+ S を押してダイアログを起動する、のいずれかです。ブックマークやコラボレーティブスペース(共同作業スペース)を選択し、共同作業するファイルと場所を確定することで、共同作業環境を構築できます。
デザインツリーでプラットフォームに保存されたパーツを確認し、リビジョンを含むデータのステータスを確認したり、データのロックおよびロック解除もできます。
共同作業タスクと共有とマークアップによるコラボレーション
電子メールで情報を共有する時代は終わりました。思わずアイデアや、ヒントが浮かんだ時、それをキャプチャする、写真を共有する、という行為は、今や当たり前の時代です。3DEXPERIENCEプラットフォームには、様々な共有(コラボレーション)ツールがあります。3D マークアップ機能を使用することで、モデルファイルや、写真、キャプチャ画像にテキストを入れ込み、問題を明確に強調表示したり、質問したり、考えを伝えたりすることができます。マークアップ機能は、3DSwym オンラインコミュニティやコラボレーティブタスク(共同作業タスク)など、様々な機能でも簡単に共有できます。コラボレーティブタスク機能を使用すると、変更が必要な課題について、その説明を加えたり、課題解決(タスク)の担当者を指定したり、課題となっているCAD モデルを添付することができます。課題を割り当てられた担当者は、3DEXPERIENCE プラットフォーム上で、タスクが割り当てられたことを知らせるポップアップ通知を受信します。通知には、課題の説明はもちろん、添付ファイルとして CAD モデルとタスクに関連するコメント履歴が含まれています。これらのリレーショナルな機能により、通知を受信した担当者は、成果物として何を期待されていて、課題解決までに想定されるタイムラインを決定、また課題解決(タスク)にその他の依存関係があるかどうかについてもアイデアを得ることができるでしょう。
SOLIDWORKS から直接クラウドで 3D モデルを表示およびマークアップできるように誰でも招待し、共有およびマークアップ機能を使うことで、外部関係者との共同作業環境は、次のレベルに引き上げられます。リアルタイムのフィードバックを得て、設計を前進させることが、SOLIDWORKS からリンクを共有するのと同じくらい簡単になりました。
組織の内部または外部を問わず、SOLIDWORKS 内から、誰とでも簡単に設計を共有し、モデルに直接添付されたコメントやマークアップを通じて即座にアイデアやヒントを得ることができるでしょう。詳細については、こちらのブログもご確認ください。
オフラインモードでいつでもどこからでも作業
飛行機の機内でも現場でも、オフラインモードなら問題ありません。事前に計画を立てて、オフラインで作業するファイルを開き、ローカルキャッシュに保存してから、オフラインモードをオンにすることで、オフライン環境のできあがりです。オンラインに戻ったら、モデルをプラットフォームにプッシュして、最新リビジョンで作業していることを確認できます。オンラインに戻ったら、[リビジョンで置換] を選択できます。手順については、こちらのブログもご確認ください。
後工程に情報をリリース
図面を工場の現場に送信する準備ができたら、成熟度レベルを設定し、関連するすべてのコンポーネントの成熟度を変更するオプションを選択できます。
プラットフォームを使用することで、シミュレーションや、製造などの後工程アプリなど、3DEXPERIENCE Works ポートフォリオで整備されている多くのロールおよびアプリを使用してリレーショナルな情報共有を可能にするだけでなく、ツールの立ち上げ直し、ファイル検索など、間接的な作業に費やすエンジニアの時間を解放します。