Electrical Schematic Designer R2024x FD02 新機能
他の電気設計ツールとは異なり、Electrical Schematic Designer は SOLIDWORKSユーザー様 と CATIAユーザー様 またはその両方を持つユーザー様向けに、さらに、発電機械の電気システム、制御パネル、キャビネットなど、電気技術設計に携わるユーザー様向けに開発されていることを、まずは皆様に知っていただきたいと思います。
Electrical Schematic Designer R2024x FD(機能デリバリー) 02 の機能強化は、必ずや、機械の世界と電気の世界のギャップを埋めるのに役立ちます。複雑な電気機械製品を開発するエンジニアにとって、これは大きなメリットであり、製品開発エクスペリエンスが向上します。
製品構造を保存 – 製品設計全体を完全に把握
電気プロジェクトと、製品構造を説明する回路図内の電気部品に関する情報の両方を 3DEXPERIENCE プラットフォームに保存できるようになりました。
これは回路図 (2D のみ) からのものですが、ポンプ、タンクなどの機械部品を製品構造の一部として含む 3D 機械設計の製品構造と組み合わせることができます。そして、すべてが 3DEXPERIENCE プラットフォーム上で行われます。
また、回路図ベースの電気製品構造が機械製品構造と組み合わされているため、設計変更は自動的に更新されます。この機能により、設計変更が行われるたびに、さまざまな電気設計ツールと機械設計ツールからの出力を組み合わせるという、エラーが発生しやすい手作業が不要になります。
設計チームの他のメンバーは、Product Structure Explorer アプリや Relationsアプリなど、3DEXPERIENCE プラットフォーム上の他のツールを使用して、製品の全体的な製品構造を表示できます。
Product Release Engineer ロールを使用して、統合された電気および機械部品表 (BOM) を作成し、製品の構築に必要なコンテンツを完全に表示することもできます。これらのツールは、プロセスおよび製造計画など、3DEXPERIENCE の追加機能へのゲートウェイを提供します。
電気コンテンツをインポートするための新しいツール – 新規および既存の電気コンテンツのインポートを高速化
さまざまな電気分類タイプに合わせてカスタマイズ可能な Microsoft® Excel ベースのテンプレートを使用して、既存または新規のエレクトリカルコンテンツを完全な詳細と一緒にインポートできます。たとえば、部品の回路と端子の情報、ケーブルとケーブルコア情報などもインポートできます。
この強化されたテンプレートを使用すると、メーカーの部品情報をより柔軟にライブラリにインポートできます。
ここでは、2024x FD02 の Electrical Schematic Designer の新機能のほんの一部をご紹介しました。年間を通じて定期的に導入される新しい機能強化の一例です。定期的な更新は、Electrical Schematic Designer など、クラウド接続型ソリューションおよび3DEXPERIENCE Works ポートフォリオのブラウザーベースソリューションの優れた点の 1 つです。これは SOLIDWORKS でも同様で、新しい機能強化は、常にサービスパックに含まれるようになりました。
今年追加されたその他の機能強化については、前回のブログをご覧ください。
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