SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksで設計再利用 30%増加に成功
REFUdrive India Pvt. Ltd. は、ドイツに本社を置くシステムパートナー REFUdrive GmbH のプネ(インド)を拠点とする設計、エンジニアリング、製造チームです。同社は、メカトロニクス、電気、電気油圧技術に重点を置き、商用車や移動機械に動力を供給する電気部品とシステムの設計と製造を専門としています。
REFUdrive の設計チームは、経営陣が 3DEXPERIENCE® Works を追加した 2021 年半ばまで、SOLIDWORKS® ソリューション ポートフォリオを利用していました。SOLIDWORKS と完全に互換性のあるクラウドベースの 3DEXPERIENCE プラットフォームは、インドとドイツのチームメンバー間の共同作業効率を改善し、市場投入までの時間短縮に貢献しました。
機械設計マネージャーの Vivek Singh 氏は、「弊社の開発プロセスには、ドイツの同僚からのサポートとフィードバックを受ける必要があり、3DEXPERIENCE プラットフォームは多いに役立ちました。設計レビューに費やす時間を削減することができ、設計履歴とリビジョン管理を完全に維持しながら、レビューをもっと効率的にするために、以前のように FTP サイトでモデルと図面を共有するのではなく、Webブラウザー経由でモデルと図面を共有できるようにすることに大きな効果がありました。」
より効率的な開発
REFUdrive 設計チームは、3DEXPERIENCE Works ツールを使用して、速度センサーを必要としない電気誘導モーターと、同期モータータイプを駆動するデュアルインバーターを開発しました。チームは、共同作業効率を強化し、チームメンバー全員のプロジェクトの可視化を向上させ、設計の再利用の増加を経験することで、設計サイクルの 15% 短縮に成功しました。
Singh 氏は、3DEXPERIENCE プラットフォームにより、追跡機能を備えたプロセスとプロジェクトの可視性が向上することで、変更と決定が明確になっただけでなく、プロジェクトとプロセスが、単一の統合ビューでリアルタイムに管理できるため、とても効率が高いと述べています。「3DEXPERIENCE プラットフォームは、詳細で革新的な設計を作成するための製品開発プロセスで重要な役割を果たしています。このソリューションにより、チームメンバーは、専門知識を駆使して、特定の要件と標準を満たす 3D モデルとアセンブリを開発し、機能性と製造性を最適化できます。」と、Singh 氏は説明します。
3DEXPERIENCE Works ソリューションと SOLIDWORKS Simulation ツールを組み合わせることで、REFUdrive 設計チームは革新的なコンセプトを迅速に検証し、最終設計をより早く、かつコスト効率よく検証できるようになりました。3DEXPERIENCE プラットフォームは、リアルなテストに仮想ツインを使用し、物理的なプロトタイプを必要とせずに現実世界の機能をシミュレーションして、時間とリソースを節約しています。SOLIDWORKS Simulation ツールは、実際のテスト結果と正確に相関して製品の故障を予測するのに役立ち、テストコストの数万ドル節約を実現します。
設計の再利用の増加
3DEXPERIENCE Works ソリューションを追加して以来、REFUdrive はハードウェアとプロトタイピングのコストを削減すると同時に、効率と生産性を向上させています。さらに、Singh 氏は、「クラウドベースの 3DEXPERIENCE プラットフォームに接続するだけで、SOLIDWORKS ソリューションによる設計の再利用が 30% 増加すると報告された」と述べています。これは、3DEXPERIENCE Works ポートフォリオ内の強力なリビジョン管理ツール、製品データ管理ソリューションによって実現されたものです。
Singh 氏は、「設計の再利用の増加により、開発コストが 7% 削減されました。設計要素を再利用することで、新しい設計の作成に費やすはずだったリソースを節約できるためです。弊社は、3D 共有、マークアップ、データ ストレージ、設計レビュー、コラボレーションを効率化する SOLIDWORKS 向けクラウドサービスを活用して、市場投入までの時間を短縮しています。これらはすべて、ファイル管理タスクによって生じる日常的な摩擦を効果的に排除してくれます。」と、結論付けています。
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