SOLIDWORKS 新機能 – 共同作業の推進とデータ管理機能
朗報です! SOLIDWORKS の最新アップデートが利用可能になりました。 このブログ投稿に記載されているコラボレーションとデータ管理の機能強化は、3DEXPERIENCE SOLIDWORKS、SOLIDWORKS with Cloud Services、および SOLIDWORKS 3D CAD with Collaborative Designer for SOLIDWORKS に適用されます。
Pack and Go ファイルを 3DDrive で共有 – ファイルを迅速に共有して共同作業、大幅な時間節約を実現
[Pack and Go] ダイアログボックスから、3D ドライブにファイルを直接アップロードする新しいオプションが追加され、他のユーザーと簡単に共同作業できる環境を迅速に作ることができるようになりました。 この機能によって、ファイルを手動でアップロードする必要がなくなるため、外部関係者との共同作業がより手軽で早くなります。
ユーザー支援のためのガイド付きツアー – ワークフローを対話形式で学び、基本的な機能と概念を理解
[ようこそ] ダイアログボックスから、クイックツアーと呼ばれる短い学習チュートリアルにアクセスできるようになりました。 各クイックツアーには、ユーザーインターフェイスの機能を示すインタラクティブなポップアップが表示され、一連のステップとして学習できます。 クイック ツアーには、ユーザーインターフェイスの概要、3DEXPERIENCE プラットフォームへの保存方法なども含まれています。
ステータス更新の通知 – 最新データを使用していることを確認
インターフェイス上にポップアップ通知が表示されるので、プラットフォーム上の同じデータにアクセスしている他の人によって更新された変更を常に把握できます。これらの通知により、常に最新バージョンのファイルを使用して作業することができます。 通知を受け取ると、サーバーからデータを再ロードするか、古いコンポーネントを表示して変更内容を確認するか、を選択できます。
[MySession] パネルには引き続きステータスインジケーターが表示されますが、これは全員が同じ認識を持っており、お互いの変更を上書きしないようにするためのもう 1 つの方法です。
3DPlay および 3DMarkup で図面注釈を表示 – 本質的な PLM 情報をより迅速に取得
3DPlay または 3DMarkup アプリで図面の拡張属性の注釈を表示できるようになりました。 この機能により、アプリのプレビューで図面プロパティを表示し、図面のライフサイクルを追跡できるようになります。これまでは、図面の成熟度状態をリリース済みに変更した場合、そのプロパティは [プロパティ] ページからしか表示できませんでした。この機能強化により、3DPlay または 3DMarkup でも図面を PLM プロパティとともに表示すると、拡張プロパティが表示されるようになります。 PDF の派生出力は、自動的に更新され、図面の成熟度状態の変更に関する正しい PLM 属性値が表示されます。
パッケージとしてエクスポートで 3DDrive にアクセス – パッケージとしてエクスポートし作業時間を節約
[パッケージとしてエクスポート] ダイアログボックスには、エクスポート後に 3DDrive を開くオプションが追加されました。 この機能により、別の Web ブラウザで 3DDrive を手動で開く必要がなくなり、作業の手間が省けます。 このオプションを選択すると、3DDrive が作業ウィンドウとして開き、アップロードされたパッケージが強調表示されます。
この機能により、アップロードされたパッケージをすばやく識別でき、共有、プレビュー、お気に入りへの追加、移動などのさまざまなアクションの実行が迅速になります。
図面コンフィギュレーションの管理 – データ参照をその場で修復
コンフィギュレーションにアタッチされている図面を管理して、3DEXPERIENCE 互換性のために図面が更新されていることを確認できるようになりました。 3DEXPERIENCE 互換性により、既存の設計コンフィギュレーションを物理プロダクトまたは表現に変換できます。
物理プロダクトが別のアイテムによって参照されているという警告が表示され、関係を表示するか、続行するため参照を解除するかを選択できます。
たとえば、(3DEXPERIENCE 互換性のため)更新されていないファイルを保存しようとすると、エラーメッセージが表示されるようになります。その時点でファイルの参照を確認するか、「3DEXPERIENCE 互換性のために更新」を選択して保存することもできます。名前付きコンフィギュレーションが、表現として変換されると、そのコンフィギュレーションの参照図面ビューは空白になります。
SOLIDWORKS コンフィギュレーションを物理プロダクト(部品番号付き) または表現のいずれかにマッピングすることで、混乱を避けることもできます。この機能によって、既存の SOLIDWORKS 図面コンフィギュレーションを表現に変換する場合、その場でデータ参照が修復されるため、データ品質が維持されます。
MySession リファレンスビュー – 製品構造内の参照を迅速にレビューおよび評価
オブジェクトとその関連インスタンスを MySession に表示する方法を選択できるようになりました。この機能により、特定の製品構造で使用されている一意の参照と参照の数を表示できるようになりました。 この機能強化は、製品設計を素早くレビューおよび評価し、部品表を迅速に分析するのに役立ちます。
このオプションは、[MySession Tools] > [Options] > [MySession] タブにあります。
ファイル準備アシスタントを使用して、結果を HTML にエクスポート – 読みやすい形式で結果を確認し、共有
ファイル準備アシスタントで、ファイルのチェックを実行している場合、結果を HTML ファイルに自動的に保存できるようになりました。 この機能により、ファイルサイズ、フォルダー数、ファイル量、ファイル拡張子に関する貴重で本質的な情報が得られます。
以前は、CSV ファイルの出力だったものが、HTML ファイルに置き換わりました。
SOLIDWORKS 2024 Service Pack (SP) 2 が必要であることに注意してください。
最後に、SOLIDWORKS with Cloud Services および SOLIDWORKS 3D CAD with Collaborative Designer for SOLIDWORKS でのみ搭載された大きな機能強化について触れたいと思います。 プラットフォームから「Design with SOLIDWORKS アプリ」を起動すると、SOLIDWORKSバージョンが最新リリースから 2 年以上古い場合に通知が表示されます。これは、アップグレードの時期が来ていることを意味しています。バージョンを更新するまでは、このアップデートで搭載された最新機能を活用することはできません。更新の準備をお願いいたします。
これらの新機能の実際の動作を確認するには、以下のビデオ(英語)もご参照ください。
R2024x FD02 リリースのコラボレーションとデータ管理における新機能をご紹介しました。このリリースの詳細については、3DEXPERIENCE プラットフォーム ユーザーコミュニティ をご確認ください。