電気設計で生産性を向上 – 嬉しい機能満載 R2024x FD01

この2 月には、R2024x 機能デリバリ (FD) 01 の一部として、Electrical Schematic Designer を含むクラウド接続型およびブラウザベースのソリューションについて最新アップデートが発表されました。

 

時に、一日中やっているちょっとしたことが、あなたの生産性に大きな影響を与えることがあります。私たちはこれらの機能強化を「delighters:喜びをもたらすもの」と呼んでいます。 R2024x FD01 アップデートでは、ワークフローに大きな影響を与え、生産性を向上させるさまざまな機能が追加されています。

 

新機能について説明する前に、Electrical Schematic Designerを知らないお客様、または電子ゲームの進化に興味がある方のためにも、Electrical Schematic Designerの背景を説明しておきましょう。 Electrical Schematic Designer は 2022 の一部としてリリースされ、3DEXPERIENCE Works ポートフォリオの1つのロールとして利用できます。このロールは電気設計者を対象としており、インテリジェントな電気回路図を作成するだけでなく、データを3DEXPERIENCEプラットフォームに接続できるようにします。

 

これは、電気システム設計専用のソリューションであり、回路図の作成、メーカー部品の選択、コントロールパネル図面の作成、および機械または製品における特別なエリアやコントロールパネルなど、機能的な部分とその配置位置を設計する編成機能が含まれています。「電気設備設計」と呼ばれることもあるかもしれません。 データを3DEXPERIENCE プラットフォームに接続することで、電気システム設計を安全な場所に保存し、1 つの便利なインターフェイスからプラットフォームのコラボレーション機能とデータ管理機能を活用できます。

 

このリリースの機能強化には以下のものが含まれます。

 

・回路図図面を開いて、その回路図全体を画面に合わせて自動的にズームする機能。

・Electrical Content Portal (ECP) にコンテンツの新しい共有と保存のリンクを使用することで、電気設計ユーザー間のプロジェクト コラボレーションが合理化されます。

・ケーブルまたはケーブルコア(心線)に関係する設計変更の管理がより迅速かつ直感的になりました。

 

新機能を詳しく見てみましょう。

 

自動ズームしてフィット – 回路図の編集時間を節約

インターフェイス設定メニューには、「図面を開くときに合わせてズーム」という新しいオプションがあり、開いた回路図図面を全画面サイズに合わせて自動的にズームします。

ユーザーは、電気設計プロジェクトにおける作業を終了すると、回路図内で作業している場所に保存するのが一般的です (つまり、さまざまな詳細をズームすることに慣れています)。この新しい Zoom to Fit オプションは、以前に更新された電気設計プロジェクトを開く人にとってとても有効です。 新規ユーザーは、全体像を見ることができます。 全画面で開くと、回路図ビューのクリック数や調整が減り、回路図の編集時間を節約できます。 各回路図が Zoon to Fit モードで開かれるため、大規模プロジェクトの電気回路図シート間を移動する場合には特に役に立ちます。

 

Electrical Content Portal (ECP) からリンク保存 – ポータルでショッピング中に、Electrical Content Portal (ECP) を保存または共有

機械やその他の製品の電気技術設計には、通常、多数の標準コンポーネントが使用されます。 ECP は、設計に必要な電気コンテンツを見つけるのに最適な場所です。 ここでは、目に留まったコンテンツを簡単に取得して使用できます。 コンテンツを選択して「リンクを取得」オプションをクリックし、コピーして目的の場所に貼り付けるだけでチームと共有できるようになりました。 3DEXPERIENCE プラットフォームの「コミュニティ」または「会話」に貼り付けたり、または電子メールに貼り付けてチームメンバーと共有できます。

 

設計内のケーブルを検索 – ケーブルを簡単に検索し、迅速に電気設計を変更

ケーブル管理が改善され、デザインツリーからケーブルまたはケーブルコア(心線)を選択し、回路図で使用される場所に直接移動できるようになりました。 これは、特定のワイヤやケーブルを検索するための非常に強力な方法であり、回路図シートが数百枚にも及ぶ場合、特に役立ちます。 マウスの右ボタンで使用できる「図面に移動オプション」を使用すると、特定のページの場所に簡単にジャンプできます。

これらの機能強化は、今日から使うことができる機能ばかりです。クラウド接続型およびブラウザベースのロールの優れた点は、年間を通じて更新され、機能強化がより頻繁に提供されるため、年次リリースを待つ必要がないことです。

 

Electrical Schematic Designer とその電気設計機能の概要

 

他の電気設計ツールとは異なり、Electrical Schematic Designer は SOLIDWORKS と CATIA の両方のユーザー、特に機械の電気システム、制御パネル、キャビネットの生成などの電気設備設計に携わるユーザー向けに作成されています。

Electrical Schematic Designer は、SOLIDWORKS Electrical Schematic Professional デスクトップの優れた機能を提供するため、電気回路図、コントロールパネル図面、レポート、その他の電気設計ドキュメントを効率的に作成し、データをプラットフォームに安全に保存して、ウェブブラウザからデータを簡単に検索して共有できます。

 

Electrical Schematic Designerの主な機能は以下のとおりです。

 

・電気回路図の作成 – 単線および複数線の回路図を使用して、機械や産業機器の複雑な電気システムの完全な文書を作成します。

・2D コントロール (キャビネット) パネル図面 – 電気コンポーネントの 2D アウトラインを含む電気回路図から 2D パネル表現を生成します。

・電気コンポーネントおよびシンボルライブラリ – 業界標準の回路図シンボルの広範なライブラリにアクセスし、メーカー部品のデータベースと組み合わせ、使いやすいインポートツールを通じて簡単にカスタマイズ可能な適応性のある部品ベースを提供します。

・設計の再利用 – 使いやすいインポートウィザードを通じて、Electrical Schematic Designer以外のコンテンツとともに、回路マクロなどの回路設計要素を再利用します。

・レポート生成 – リアルタイムの設計データベース クエリに基づいてレポートを自動的に生成し、統合されたカスタムレポート作成ツールを使用してカスタムレポートを作成します。

・デザインルールチェック (DRC) – DRC はプロジェクトをスキャンして特定のエラーを検出し、それらのエラーの内容と、さまざまな潜在的な問題についてプロジェクト内のどこに発生するかに関するレポートを提供します。

・SOLIDWORKS Electrical Schematic データの使用 – 最初にデスクトップで作成された既存の SOLIDWORKS Electrical Schematicを開いて編集し、設計を続けてから、3DEXPERIENCE プラットフォームに保存できます。

詳細については、https://www.solidworks.com/product/electrical-schematic-designer を参照してください。

 

本ブログでは、最新の 3DEXPERIENCE Works ソリューションの詳細をご紹介しています。是非ご一読下さい。

 

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