最新の 3D Motion Creator で設計を膨らませよう!
デザインは、すべてです。 目の前のデザインが、現実世界で機能することを保証することは、非常に重要です。 時間をかけてフィット感や機能をテストするだけではなく、製品が最大限の可能性を発揮できるように設計できるよう、さまざまな検証を繰り返して検討する能力を備え、お客様に可能な限り最高のエクスペリエンスを提供できるようにすることが重要です。 シミュレーションを起点とした豊富な情報に基づく意思決定を行うことで、費用を節約し、二酸化炭素排出量の削減に貢献する「設計」を目指しましょう。
モーションシミュレーションのテストは、3D Motion Creator を使いましょう。3D Motion Creatorは、アセンブリのキネマティックおよびダイナミックモーション検証を実行するブラウザベースのソリューションで、3DEXPERIENCE プラットフォーム上で実行できるため、データ管理とコラボレーション機能が追加されます。
このブログでは、最新のアップデートに関する新機能についてご紹介したいと思います。 3DEXPERIENCE Works ポートフォリオのブラウザベースロールの優れた点は、新機能や機能強化が年間を通してリリースされるため、毎年のリリースを待つ必要がなく、常に「アップデート」されることです。
2 月のアップデートである R2024x Functional Delivery (FD) 01 では、以下の項目が追加されています。
・プローブを使用してボディまたはパーツ間の最小距離を明示的に評価する機能が追加され、メカニズムの動作をより深く理解できます。
・[干渉プローブ] コマンドを使用して、設計プロセス全体に沿ったモーションシミュレーションを実行中に、コンポーネント間の干渉を視覚的に特定することで、欠陥のないプロトタイプを実現します。
・パラメータと式、をサポートすることにより、What ifシナリオと、設計検証を拡張します。
何が新しいのかをさらに詳しく見てみましょう。
パラメータと式 – モーション要素を編集することなく、より多くのWhat ifシナリオを試して、実行
R2024x FD01 アップデートでは、パラメータと式を作成してモーション要素を定義し、その値に簡単にアクセスして変更できます。たとえば、関数、アトリビュート、またはモーションドライバーの値を駆動する式を設定できます。 また、モーション要素の機能を編集する代わりに、作成したパラメータをダブルクリックして値を変更し、さらに多くのシナリオを試すことができます。
最小距離プローブ – 2 つのコンポーネントを比較する場合に、より視覚的なフィードバックを得る
シミュレーション中、 2 つのコンポーネントグループ間の最小距離を比較し、アニメーションで表示できます。 最小距離プローブを設定するだけで、2 つのコンポーネント間の距離を簡単に評価できます。たとえば、以下の図に示すように、プリンタベッドを1つめのコンポーネントグループ「リスト 1」 に設定し、プリンタエクストルーダーを2つめのコンポーネントグループ「リスト 2」 として選択するだけです。
干渉プローブのアニメーションと 3D ビュー – 潜在的な干渉や衝突について、設計の早い段階でより多くのフィードバックを取得
前回の更新で、干渉プローブコマンドが導入されました。このコマンドを使用すると、2 つ以上のコンポーネントを選択してプローブを実行することで、それらが衝突する可能性があるかどうか、またどの時点で衝突するかを確認することができます。この機能により、可動部品間の潜在的な問題を迅速に特定できます。この機能が拡張され、アニメーションで確認しながら干渉プローブが動作するようになりました。さらに、モーションマネージャーのプレビューで干渉を表示すると、衝突するボディが青でハイライト表示されます。 メッシュ密度も表示されます。
スイープボリュームとジオメトリトレース – ジオメトリ位置の制御と精度を向上
スイープボリュームおよびジオメトリックトレースの結果から得られたジオメトリを保存するかどうかを選択できるようになりました。 たとえば、スイープボリュームの場合、出力ジオメトリの位置と参照を選択できます。 選択したジオメトリフィーチャーによって配置されるようする必要があります。 新しいパラメータ「ターゲットプロダクト」はプロダクトであり、スイープボリュームを出力する場所を設定します。
同じオプションが「ジオメトリレース」にも適用されます。
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