Collaborative Designer for SOLIDWORKS R2024x FD01 新機能
Collaborative Designer for SOLIDWORKS を含む、クラウド接続型およびブラウザベースのデザインソリューションが最新アップデートされました。
過日開催された3DEXPERIENCE World 2024において、ダッソー・システムズは、年末までにすべてのデザインアプリに AI を活用した新しい機能を搭載することを発表したことはご存じですか? SOLIDWORKS においては、機能と文字認識が AI によって長年自動化されてきたたこともあり、ダッソー・システムズ全体として、 AIおよび機械学習テクノロジーは新しいものではありません。 また、3D Creator などの SOLIDWORKSブラウザベースのデザインロールには、タスクを自動化する機械学習アルゴリズムと AI ワークフローパターンが既に組み込まれていることもご周知の通りです。今後も、お客様の現在の生産性の維持、さらには工場を可能な限りサポートできるよう、AI 機能の拡張を継続していきます。 AI の仕組みに関する詳細は、この eBook でご確認下さい。
3DEXPERIENCE World 2024を見逃してしまったお客様は、Youtubeにも様々な動画がアップロードされていますので、「3DEXPERIENCE WORLD 2024」で検索して、最新のSOLIDWORKS情報をご確認下さい。
ここでは、Collaborative Designer for SOLIDWORKS の新機能をご紹介します。
サイドパネルからオブジェクトのプロパティを編集 – 柔軟で高速なワークフローにより、より効率的な作業を実現
MySession からオブジェクトのプロパティを編集できるようになり、直前の変更も簡単に行えます。 MySession 内で、[アクション バー] > [表示] > [表示サイドパネル] > [プロパティ] を選択します。 「プロパティ」タブで、鉛筆アイコンをクリックして属性を編集できます。
SOLIDWORKS Routing の拡張サポート – ルーティングデータを一元管理された3DEXPEREINCE プラットフォームからアクセスし、保存
ルーティングコンポーネントとアセンブリを 3DEXPERIENCE プラットフォームにアップロードしてアクセスできるようになり、あなたやチームのメンバーがいつでもアクセスして利用できるようになりました。 ルーティングライブラリマネージャーの新しいオプションを使用してローカルルーティングファイルをアップロードし、「3DEXPERIENCE に一括保存」機能を使用し、アップロードするファイルを選択するだけです。
初回保存時にリビジョンを設定 – データの継続性を確保
この新しく導入された機能は、現在利用可能な既存のデータおよびライフサイクル管理機能とシームレスに統合されます。 リビジョンをプラットフォームに保存するときに、リビジョンスキームの特定の開始点を設定できるようになりました。 たとえば、リビジョン D.1 から開始するなど、全てのリビジョンを保存したいわけではなく、指定するリビジョンを保存したい場合に便利です。
インタラクティブまたはバッチ保存オプションを使用して、SOLIDWORKS から直接、リビジョン保存ポイントを設定できます。
1 つのメニューからファイルを共有 – データを共有し、社内外を問わず迅速な共同作業を実現
ファイルを共有するさまざまな方法が、ライフサイクルおよびコラボレーションツールバーの 1 つの共有メニューに統合されました。 このメニューには、[ファイル] > [共有] からアクセスできます。
コミュニティで共有、1 つの共有フォルダからファイルを送信したり、共有方法は様々に選択できます。
削除されたコンフィギュレーションの管理 – 簡単なトラブルシューティングを行い、非アクティブなコンフィギュレーションに対応
ローカルで削除された物理プロダクトを持つ構造の場合、保存プロセスはブロックされ、[保存] ダイアログボックスの [ステータス] 列に適切な警告が表示されるようになりました。
たとえば、グレー表示されている非アクティブなコンフィギュレーションを削除しようとすると、「コンフィギュレーションを削除できません」というメッセージを含むポップアップウィンドウが表示され、ウィンドウ内のオプションから適切なオプションを選択して対処できます。オプションには、「参照の編集」または「コンフィギュレーションの削除」があります。
壊れた参照を自動的に修正 – ローカルの変更を上書きせずに生産性を向上
ローカルキャッシュから参照が削除されたアセンブリを開くと、デザインフィーチャーツリーでエラーメッセージが強調表示され、それをクリックすると、「サーバーからリロード」オプションの選択が可能なポップアップウィンドウが表示されます。 つまり、3DEXPERIENCE プラットフォームからすべての欠落している参照をダウンロード処理するということです。または、「すべての参照を抑制」を選択すると、欠落している参照を後で修正することができます。
エンタープライズ品目番号カウンター値の設定 – 企業のガイドラインを満たす、より一貫性のある部品番号付けスキームを作成
管理者がエンタープライズ品目番号 (EIN) を作成するためのカウンター値の開始点を定義できる新しい設定が追加されました。 0 ~ 100 の部品番号がすでに存在し、プラットフォームに保存したい思いますが、プラットフォーム上では、個別の部品番号を持たせたくないとします。
そのような場合、管理者が開始値を定義すると、ユーザーはパーツレベルでカウンター値を使用する場合に、設定された式が適用されます。「リクエスト項目番号」を選択するだけで、設定された式がウィンドウに表示され、その時点で管理者が設定したカウント方式を適用できます。
この新機能により、企業内で運用する番号付けスキームの柔軟性が向上し、組織のニーズをより適切に満たせるようになるでしょう。
この最新のアップデートにはもっともっと多くの機能強化があります。全てを列記することができないので、他の注目すべき改善点について触れておきます。
・プラットフォームから SOLIDWORKS を起動すると、ようこそダイアログボックスが表示され、3DEXPERIENCE プラットフォームとの接続が確立されると通知が届きます。
・[3DEXPERIENCE に保存] ダイアログボックスおよび [3DEXPERIENCE に一括保存] ダイアログボックスで、コラボレーションスペースに関連付けられている組織を表示できる機能が追加され、データが適切なコラボレーションスペースに保存されていることを確認できます。
・ファイル準備アシスタントツールに以下の設定項目が追加され、3DEXPERIENCE プラットフォームに保存する前にファイルをクリーンアップできるようになりました。
– 古いコンフィギュレーションデータの検出
– 3DEXPERIENCEプラットフォームと互換性のないファイルの検出
まだプラットフォームに接続していないお客様は、ニーズに基づいた柔軟な導入オプションをご検討下さい。既存の SOLIDWORKS デスクトップインストールを引き続き使用されるお客様は、Collaborative Designer for SOLIDWORKS を使用することで 3DEXPERIENCEプラットフォームに接続し、組み込み済みのデータ管理機能や、共同作業を促進するコラボレーション機能を活用できます。
クラウド接続されるタイプの新しい SOLIDWORKSを探しているお客様には、3DEXPERIENCE SOLIDWORKS がお勧めです。 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS は、Collaborative Designer for SOLIDWORKS が既に含まれているデスクトップSOLIDWORKSとでも言うべき製品で、同じ拡張機能があります。
注: Collaborative Designer for SOLIDWORKS は、Cloud Servicesにも含まれています。
クラウド接続でSOLIDWORKSを活用することにより、開発の生産性はぐ~んと上がること間違いありません。
デモのリクエストは、こちら、までお気軽にどうぞ。