3DEXPERIENCE DraftSight Mechanical で新たな領域を開拓
DraftSight Mechanicalが発売されてから約1年が経ったのですが、名前を聞いたことはありませんか? 聞いたことがあるハズであることを願っています。なぜって、皆様からのリクエストによって生まれたのですから。 一言で言うと、DraftSight Mechanical には、DraftSight Premium のすべての機能に加えて、DWG フォーマットで機械エンティティを含む図面を作成および編集できる高度な機能が含まれています。
DraftSight Mechanical は、優れた生産性ツールを提供するだけでなく、ユーザーが自分の設計を実際の機械アセンブリとして考えることを可能にします。 それは、DWG ファイル形式の機械エンティティおよびオブジェクトを操作することを目的として構築されているからです。 DraftSight Mechanical を使用すると、部品参照を読み取って編集したり、他の 2D Mechanical ツールで作成された部品表 (BOM) を編集したり、新しい部品参照や BOM を作成したりできます。 また、ANSI、ISO、DIN、JIS、BSI など、国内外の国際規格もサポートしています。
DraftSight Mechanical の発表と同時に、3DEXPERIENCE DraftSight Mechanical も製品発表されています。これは、DraftSight Mechanical の利点をすべて備えたクラウド接続型バージョンで、クラウドベースの 3DEXPERIENCE プラットフォームに接続して、手軽なアップグレードと安全なファイルストレージ、そして、データ管理機能が提供されます。 3DEXPERIENCEプラットフォームの機能は、単なるデータ管理を超え、設計レビュー、バージョニング、ユニークな情報共有など多くのツールが整備されています。
この夏、DraftSight Mechanical の両方のバージョンに、BOM をカスタマイズしてカスタムプロパティを表示およびリストする機能も追加されました。 たとえば、パーツ参照、BOM、パーツリスト、バルーンのカスタムコンポーネントプロパティを作成できます。 ユニット、規格、NC 番号、注文番号、部品番号、PDM、ERP のリビジョン番号など、会社固有のプロパティからコンポーネントプロパティを選択することができます。
この機能は、会社標準や特定要件を満たすのに役立ち、作業時間を短縮し、ワークフローを合理化します。
また、非アクティブなレイヤーまたはロックされたレイヤーループ上のエンティティを作図領域にどのように表示するかを指定できるようにする新しい表示機能の強化もあります。 この機能によって、非アクティブなレイヤーグループの表示を簡単にコントロールできます。
すでに DraftSight をご使用で、3DEXPERIENCE プラットフォームを活用してみたいお客様には、DraftSight のデスクトップ製品をプラットフォームに接続する Collaborative Designer for DraftSight をご用意しています。 現在、まだ DraftSight をお持ちでないお客様には、DraftSight のクラウド接続バージョンである 3DEXPERIENCE DraftSight のご用意があります。
プラットフォームに接続することの優れた利点は、新規ユーザーでも経験豊富なユーザーでも、使用を開始するにあたってインストール方法や操作方法に関するビデオなど、オンボーディングダッシュボード(複数の情報がひとまとめに整理されて表示される機能)を利用できることです。 さらに、EDU Space 学習プラットフォームにアクセスして、より詳細なチュートリアルを体験することもできます。
ダッシュボードを使用すると、作業を迅速に開始できるため、生産性を向上させることができます。 貴重なリソースが必要なときにすぐに利用できるということです。
ここでは最新のアップデートのいくつかを取り上げました。今年後半には、さらに機能強化される予定です。
すべてのソリューションをまだ確認していない場合は、確認が必要です。どのタイプの DraftSight が自分に適しているかについては、お近くのSOLIDWORKS販売代理店にお尋ね下さい。
3DEXPERIENCE DraftSight および Collaborative Designer for DraftSight の詳細については、こちらの Web サイト(英語)をご覧ください。DraftSight Mechanical のオンデマンド ウェビナーを視聴することもできます。