SOLIDWORKSモデルの合致条件をそのまま機構解析へ
キネマティック機構解析 3D Motion Creator は、モデルが現実の世界でどのように動作するかを視覚化し、理解する多彩な情報を提供します。関数の 2D プロット ビュー機能、適用荷重の 3次元的視覚化、SOLIDWORKS の合致情報をそのまま機構解析に利用する、など多くの機能が追加されました。
最新機能の一部をご紹介しましょう。
- SOLIDWORKS 合致サポート – SOLIDWORKSで設定された合致情報を使用してモーションスタディをすばやく実行
この機能が追加されたことにより、時間を大幅に節約できます。SOLIDWORKSをご使用の皆さんは、合致インポートコマンドを使用するだけで、3D Motion Creator で SOLIDWORKSで設定された合致条件を使用できるようになるため、合致を再作成する必要がなくなります。インポートされた合致は、機構スタディの作成時に自動的にジョイントに変換されます。
2. 関数コマンドに関する 2D プロット – データ入力に基づき、さまざまな段階で関数形状を的確に理解
関数定義の入力を設定すると、視覚的な表現が可能になるため、関数定義を的確に確認して問題を特定できるようになります。 たとえば、動いている間の移動距離が評価しやすくなるでしょう。
3. 適用された荷重の 3次元的視覚化 – 構造系の動作をより明確に把握
荷重を適用すると、適用された荷重とドライバーの速度を3次元的に視覚化できるようになり、構造系全体をより明確に把握できるようになりました。
4. 2D プロットで 3D 接触動作をサポート - 高速なモーションシミュレーション計算の実行
2D プロットを使用することで、発生する最大接触圧力と摩擦応力を確認できる機能により、信頼性とロバスト性を備えた 3D 接触状況を含むモデルを分析できます。
5. 新しいポイント – サーフェスジョイント機能 – ポイント – サーフェス ジョイントを作成してシミュレート
ジョイントメニューに、新しくポイント – サーフェス ジョイント機能が追加されました。ポイント オン サーフェスの相互作用で機構モデルを設定できる機能を使用して、多彩な適応シナリオを分析できます。
6. 2D 結果を .csv ファイルとしてエクスポート – エクスポートした結果をダウンストリームで再利用
2D 結果を .csv ファイル (Excel ファイル) としてエクスポートできます。その結果、後工程のワークフローでの利用も可能です。
ここでご説明したのは、新機能のほんの一部ですが、全体として、より迅速なモーションスタディの設定と、多彩な what-if シナリオを評価する方法を提供する多くの機能が追加されたことがお解りいただけたと思います。
3D Motion Creator の機能については、ここ、もご参照下さい。
デモのリクエストは、こちらからどうぞ。