ファイル準備アシスタント? データを一瞬でクリーンアップ
これは何? 3DEXPERIENCE World 2023 のMaker Zoneで型から作ったレジンコースターです。3D CADと、3Dプリンターがあれば、作れないものはない、という時代がやってきそうですね。
先月、Collaborative Designer for SOLIDWORKS® R2023x FD01 がリリースされ、最新アップデートされたばかりです。
ご存じないお客様のために少し説明を加えると、Collaborative Designer for SOLIDWORKS はデスクトップSOLIDWORKSをクラウドに接続するためのロール(Role)で、SOLIDWORKS データを 3DEXPERIENCEプラットフォームに接続し、そのデータ管理およびコラボレーション機能を利用できるようにするものです。
最新のリリースには、ファイル準備アシスタントの統合、非同期バッチ保存など、ワークフローの高速化に役立つ機能強化が多数追加されました。
ここでは、Collaborative Designer for SOLIDWORKS の新機能についてご説明いたします。
1. ファイル準備アシスタント(File Preparation Assistant)の統合 – データをより迅速にクリーンアップ
ファイル準備アシスタントは、SOLIDWORKSのツール(Tool)から直接起動し、ローカルPCに保存しているデータを 3DEXPERIENCE プラットフォームにアップロードする前にクリーンアップし、プラットフォームへのより手軽なアクセスを実現させる機能です。
このような時間短縮を実現するツールに精通しているユーザー様なら、ファイル名の重複チェックや、欠落しているファイル参照や構成参照を検出してくれたらありがたい、と思うかもしれません。もちろん、ファイル準備アシスタントには、そんな時短のためのオプションが含まれています。
2. 非同期バッチ保存で設計を続行 – 生産性を適切に維持
バッチ保存ワークフローでは、3DEXPERIENCE プラットフォームにデータを保存しながら作成中のモデル作業を続行できるので、便利です。バッチ保存プロセスが、作業中のファイルとは非同期で、バックグラウンドで保存できるようになったため、遅延なく設計できます。
3. コンポーネント参照情報の表示 – 他アプリケーションとのコラボレーションに役立つ情報を提供
3DEXPERIENCE プラットフォームのオブジェクト情報パネルに SOLIDWORKS コンポーネント参照情報が含まれるようになりました。 この機能により、コンポーネントをマッピングすることで、アセンブリ内のコンポーネントのインスタンスを識別できるようになります。プロダクトエクスプローラーやブックマークエディターなどのアプリケーションを使用しているときに、オブジェクトの情報パネルの [インスタンス] タブで表示されるため、他のユーザーでも即座に見つけることができ、情報を利用することができます。
バルーン番号など、「番号検索」による参照は、オブジェクトが 3DEXPERIENCE プラットフォームに保存された後にのみ表示されることに注意してください。
つまり、この機能は何のためなのか?と言いますと、SOLIDWORKS からプラットフォームへ、バルーン番号を含む図面を保存した場合、プラットフォームは、それらの番号を自動的に認識し、他のアプリケーションでもその情報を表示することができる、ということなのです。
4. 3DEXPERIENCE プラットフォームのリビジョンを使用して SOLIDWORKS リビジョンテーブルの更新を促進 – 時短を実現し、リビジョンを適切に追跡
3DEXPERIENCEプラットフォーム上で図面のリビジョンが変更されたときに、SOLIDWORKS図面リビジョンテーブルが自動的に更新されるように設定できるようになりました。この設定を適用するには、[オプション]> [ドキュメントプロパティ] >[テーブル]> [リビジョン] 「タイプ」オプションで、[3DEXPERIENCE駆動リビジョンテーブル] を選択します。
既存の SOLIDWORKS リビジョンテーブルファイルは変更されません。 一方、リビジョンテーブルをプラットフォームリビジョンテーブルで駆動させるためには、新しいリビジョンテーブルを追加する必要があります。また、図面を開いて保存するまで、リビジョンは SOLIDWORKS 上には表示されません。
5. 3DEXPERIENCE 開くダイアログボックス – 最近使用したファイルやブックマークにすばやくアクセス
ダイアログボックスの [ホーム] タブには、最近開いたファイルに加えて、最近開いたクイックリンクやブックマークなどの便利なリソースが表示されています。 さらに、強力な[3DSearch]機能を利用して、3DEXPERIENCEプラットフォームに保存されている全てのアクセス可能なファイルを検索するオプションを利用することも可能です。
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