SOLIDWORKS 2023 今秋リリース! 進化をご確認下さい
SOLIDWORKS® は、進化し続けてきました。 近年、私たちは数年にもわたって「自動化」機能に邁進してきました。それは標準的な車を運転する感覚から、自動運転可能な高級車を運転する感覚へのシフト、と言っても過言ではないかもしれません。 また、SOLIDWORKS の進化を成功に導いたのは、皆様、お客様なのです。お客様のアイデアやフィードバックがあってこそのSOLIDWORKSの進化を、私達は決して忘れません。
リリースごとに、ユーザーの皆様がよりスマートに、より速く、より協業しやすくなるようにすることに加えて、お客様の「やりたい」リストを満たしながら、引き続き自動化に注力してまいります。そしてこの11月にリリースを予定している SOLIDWORKS 2023 3次元CAD は、まさにそれを可能にするリリースであろうことを願って止みません。
もっとスマートに
SOLIDWORKS 2023 の機能強化により、さらに正確な図面の作成、明確な板金設計情報の伝達、鋼構造設計におけるより詳細なコントロールが可能になります。
もっと速く
SOLIDWORKS 2023 リリースでは、よりスマートに作業できるだけでなく、より迅速な作業を可能にします。 アセンブリにおける自動化されたワークフロー、部品ジオメトリ作成機能、および改善された電気設計およびルーティング機能などが、より使いやすくなることで、皆様の作業を効率化します。
共にゴールを目指す
製品設計の最も重要な側面の 1 つに、チームワークがあります。そして、社内のチームや社外の利害関係者と協力してビジョンを共有できることが不可欠です。 このリリースでは、コンパニオン製品である SOLIDWORKS Visualize と SOLIDWORKS Model-based Definition (MBD) において、協業の促進に役立ついくつかの更新が追加されました。
たとえば、SOLIDWORKS MBD を使用し、アセンブリ内のすべての寸法を表示する機能を使用して、3次元で設計をより明確に伝えることができます。 SOLIDWORKS Visualize を使用することで、SOLIDWORKSモデルから写真のような高品質の画像インタラクティブアニメーションなどを手軽に作成して、潜在的なお客様を獲得したり、設計の最終段階の前に、チームとともにお客様にさまざまな新しアイデアを提案し、修正し、その繰り返しと進行状況を共有することもできます。
同僚やステークホルダーとの生産性向上およびコラボレーションを強化する必要に迫られたら、SOLIDWORKS データをクラウドベースの3DEXPERIENCE Works ロールで 3DEXPERIENCE® プラットフォームに接続して、より早い製品の市場投入を期待できます。
ここでは、SOLIDWORKS 2023 を構成し、もっとスマートに、もっと速く、共に、というテーマを拡張するTop 10 の機能強化をご紹介します。 そして、それらの機能強化が皆様と、皆様のチームそして協力者、お客様にどのように役立つかをご確認下さい。
アセンブリ – より自動化されたワークフローにより、大規模なアセンブリで迅速な作業が可能になります。
大規模なアセンブリでの作業がかつてないほど高速になります。 次のことが可能です。
- 解除済みモードでコンポーネントをロードするときにライトウェイトテクノロジを選択的に使用して、解除済みモードの自動的最適化を実行します。
- 大規模なアセンブリをより高速に保存し、生産性を向上させます。
- アセンブリ コンポーネントを個別の STEP ファイルとしてエクスポートすることにより、ダウンストリームプロセスを高速化します。
アセンブリワークフロー – 合理化されたアセンブリワークフローにより、アセンブリ設計をスピードアップします。
アセンブリワークフローでは、ジョブを完了するために必要な手順が少なくて済みます。機能強化により、次のことが可能になります。
- 失われた合致参照を、面、エッジ、平面、軸、点などの別の合致参照に自動的に置き換えることで、設計の整合性を確保します。
- 不要なマグネティック合致と接続点を抑制する機能により、アセンブリを設計する際の時間を節約します。
- 次まで、頂点まで などの新しい終了条件を使用して、アセンブリフィーチャーの作成を高速化します。
部品およびフィーチャー – 部品ジオメトリをより速く作成できます。
マルチボディモデリングの改善と座標系をより広範に使用できるようになり、部品ジオメトリをより速く作成できるようになります。 次のことが可能になります。
- 方程式を使用して平行移動と回転の値を制御することで、ボディのコピーを高速化します。
- 3Dスケッチ、2Dスケッチ寸法、ミラーリングで座標系を参照して、部品のモデリングを高速化します。
- スティックフォントとも呼ばれる単線フォントを使用するスケッチからラップフィーチャーを作成します。
板金 – 板金設計をスピードアップし、製造とのコミュニケーションを改善します。
板金設計では、複雑な状況であっても明確に理解できるよう適切な情報を提供することで、製造とのコミュニケーションを改善し、プロセスのスピードアップを図れるよう、これまで以上にスマートで柔軟な環境を提供します。
機能強化には次のものが含まれます。
- ベースフランジまたはロフトベンドフィーチャを使用して対称の厚みを適用でき、曲げ半径の値を簡単に均等化することができます。
- 注釈とカットリストに板金ゲージ値を含めることができます。
- シートメタルのバウンディングボックスのサイズ制限を超えた場合、自動センサーによるアラートを通知します。
図面と詳細 – 正確な図面を作成し、標準化を確実にします。
設計を正確に表す図面を作成し、幾何公差を特定の基準に制限することで標準化を保証します。 新機能には、次の機能が含まれます。
- オプションを有効/無効にして、幾何公差を特定の規格に制限することで標準化を保証します。
- BOM テーブルでオーバーライドされた値を的確に識別し、オーバーライドされると値が青色に変わります。
- Hidden Lines Removed (HLR) モードと Hidden Lines Visible (HLV) モードを使用して、図面に透明なモデルを表示します。
鋼材構造設計 – 合理化されたユーザーエクスペリエンスにより、鋼材構造(梁構造物)を簡単に構築および変更できます。
新しいパターン機能を含む、多様な制御と強化された鋼材構造設計機能を使用して、複雑な構造を処理します。
機能は次のとおりです。
- 新しいパターン機能を使用して、類似するコーナーをグループ化し、トリミングを適用してから、接続プレートを自動的に適用します。
- 同じサイズとタイプの一連の溶接部材を選択し、特定の構成に合わせてサイズを変更します。
- フィーチャーマネージャーデザインツリーまたはコーナー管理プロパティマネージャーから選択したコーナーにズームできます。
Electrical ルーティング – 複雑なルーティングシナリオをさらに適切に処理できるようになります。
Electrical ルーティングには、ワイヤとコネクタのフラット化、方向変更、および表示のための新しいオプションが追加されました。
- ワイヤまたはケーブルコアが接続されている複数の回路でスプライスを作成します。
- グラフィカルな断面を表示して、ハーネスセグメントを明確に視覚化します。
- コネクタの向きを変更して、選択した面と平行になるようにすることで、電気配線の設計を改善します。
電気設計 – より情報量の多いエレクトリカルドキュメントを作成します。
SOLIDWORKS 2023 では、ドキュメントをより明確かつ迅速に作成できます。
- BOM やワイヤリストなどのレポートテーブルを電気プロジェクト図面に含めることができます。
- 回路図に動的に挿入できるラベル内のコンポーネントに関する接続情報を表示します。
- Microsoft® Excel スプレッドシートの電気データから、回路図を自動的に作成できます。
SOLIDWORKS MBD – 設計意図を明確に伝えます。
SOLIDWORKS MBD を使用して SOLIDWORKS ワークフローを強化し、3D 製品製造情報 (PMI) と 3D モデルデータを定義、整理し、業界標準のファイル形式に出力します。 最新のリリースでは、アセンブリ内のすべての寸法を表示する機能により、3次元で設計をより明確に伝えることができます。
- フィーチャー寸法、参照寸法、および DimXpert™ 注釈など、3D PDF ファイルでコンポーネントの寸法を表示します。
- 拡張された機能認識により、特定の形状はより迅速に詳細化されます。
SOLIDWORKS Visualize – より多彩なオプションを使って、色の定義を簡単に
SOLIDWORKS モデルから写真のような高品質の画像、インタラクティブなアニメーションなどを手軽に作成して、潜在的なお客様を獲得するだけでなく、既存のお客様にもアイデアの提案を繰り返ながら、進行状況を共有するエクスペリエンスを提供します。 このリリースでは、レンダリングパフォーマンスも向上し、以下の機能も追加されています。
- カラーピッカーと色見本パレットを使用して、多彩な方法で色を定義できるようになります。
- プレビューレンダリングモードで、物理ベースレンダリング (PBR) マテリアルなどの表示が改善されます。
新しいSOLIDWORKS 2023 はいかがでしたか?今年の機能強化で、皆様のウィッシュリストのいくつかがかなうことを願っています。 今秋にリリースされるこのリリースにご期待ください。もちろん、11月14日(月)から開催予定の、3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022 は、SOLIDWORKS2023の新機能を確認する最も良い機会です。是非、イベントにご参加下さい。
3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022 への参加登録は、下のバナーからどうぞ。国内では、SOLIDWORKS2023お披露目の場となります。ご期待ください。