設計を「プランニングする」ための新鮮な方法を試す

気が散ることってが多すぎませんか? 情報源が溢れかえっていて、私たちの集中力がそがれ、注意力が散漫になったりすることは無いですか?そんな状態に直面するのは、なんとなく気に入らない、または、これってやる意味あるの?と感じてしまうような「タスク」に向き合っている時かもしれません。これらの不快なタスクに直面したときは、ソーシャルメディアをチェックしたり、コーヒーを飲んだりすることで、気晴らしにもなります。逆に、ぼーっと時間を使いたければ、不適切な表現かもしれませんが、メールの「受信トレイ」をチェックする、というもの良いかもしれません。メールのチェックというのは、皆さんにとってルーティーンワーク(日常的に繰り返し行う仕事)であり、「言葉遣い」や「構成」、「送信先の選定」など、以外と時間を使う作業ですから。

「設計」のためのプラニング、というのを実施した経験のある人はいらっしゃいますか?「設計」という花形とも言える仕事を与えられた、いち「設計者」として、ただただ「設計」をしたいと思うのは当たり前のことです。しかし「設計」に没頭する、ということは、アセンブリを構造化するための最良の方法について事前に考えることなど必要無い?いいえ。むしろ逆で、その考え方は正しくなく、そして「設計」というアクションによって、必ず、将来、「修正」があり、「修正のために+x」でやることがさらにあることを知るわけです。

設計のためのプラニングの「煩わしさ」を軽減

3次元CADを使って、「設計」をする。その裏には、作りやすいのか?製造できるのか?を含めたプランニングが必要です。でも、それは、部品を1つ1つ組み立てて「アセンブリをつくる」というプロセスで始まるのか(ボトムアップ)、アセンブリの塊の中にの部品を挿入していくのか(トップダウン)、によって、そのプランニングも異なります。どちらのアプローチからでも製品を作れるとしたら、「煩わしさ」から解放されると思いませんか?スケッチを作成して、3Dフィーチャーに変換する? もともと存在するパラメトリックプリミティブ形状を使用して、3次元から3次元にジャンプする? 手順にこだわらず「設計」できるとしたら、あなたのプランニグは、どう変化するのかを考えていただきたいのです。

部品から、サブアセンブリを形成する。よくある「設計」です。突然、状況が変わって、サブアセンブリをバラバラにして、と。「必要?」と思う瞬間です。できるならやりたくない。それは、あなたが、サブアセンブリをバラバラにするのが面倒くさい作業であることを経験しているからです。その経験からとき放たれたとしたら、どうなるでしょう?

ディゾルブの力

複数のパーツを1つのパーツに「ディゾルブ(溶かす)!」できたらどうなるでしょう。逆に、1つのパーツから複数のパーツに戻せたら? ディゾルブ機能って何?使ってみたくはありませんか?ディゾルブ(溶かす):Dissolveは、基本的に、コンポーネントをその機能レベルにまで分解して、その機能やコンポーネントを親となるコンポーネントに移動させます。また、ディゾルブ:Dissolveを使用すると、完全に、アセンブリを再構築/再グループ化できるのです。

コンポーネントをディゾルブ:Dissolveしてフィーチャーに戻してみます。何が起こるでしょう。そうです。フィーチャーやスケッチを再利用できます。以前に設計したものをライブラリにすれば、いつでもライブラリから既存のフィーチャーやスケッチを取り込み、必要に応じてフィーチャの位置の変更、サイズの変更が自由自在です。この利点は何でしょう。これらのスケッチやフィーチャーが、既に、オリジナルで作成されていた信頼でき、安全な3次元コンポーネントだったということです。

マルチボディモデリングアプローチは使用していらっしゃいますか?そのマルチボディモデリングを利用するのが、本当に最適かどうか、迷ったことはありませんか?何故なら、アイテムを個別のパーツとして作成する必要があったんだ、と後で気づくことが多いことを、あなたは知っているからです。
プラニングの煩わしさがそこにあります。

実際の例1

ダイカスト(ダイキャスト)コンポーネントについて考えてみましょう。かなり複雑ですが、非常に明確な部分もあります。体積が小さい場合は、コンポーネントを機械加工して溶接またはボルトで固定する方が費用効果が高い可能性があります。機械加工されたコンポーネントごとに個別の部品番号が必要だとしましょう。その場合、デザインマネージャーツリーで、コンポーネントを構成する「機能」を選択して、それをコンポーネントにすることができたら、プラニングが楽だとは思いませんか? 新しい製造プロセスにより適したものにするために必要なのは、設計変更だけです。回避策として、最初からやり直したり、挿入されたパーツや参照を使用して巧妙なことを行う必要が無いとしたら、あなたの設計作業はどれだけ変化するのでしょう。

実際の例2

プレスフィットファスナー、ナット、およびスタッドを板金に取り付けることは、板金コンポーネントを設計する設計者にとっては、一般的な方法です。設計者は、インサートを追加する必要があることを後で知らされることはありませんか? 下図を参照し、設計プラニングを一考してみて下さい。

板金部品レベル
板金部品レベル
コンポーネントに分解
コンポーネントに分解
新しいアセンブリの構築
新しいアセンブリの構築

 

すべてのための1つの場所

柔軟性を向上させる、ということは、一種、新しい方法を導入するということになり、人間は、「変化」を嫌うものです。しかし、見方を変えれば、新しい手法(プラニング)を取り入れることで効率化が図れるとしたら、企業として取り組むべき課題かもしれません。ソフトウェアのデザインツリーを使用し、設計者はスケッチ、プリミティブ形状、フィーチャ、ボディ、コンポーネント、またはこれらの任意の組み合わせを2Dまたは3Dで使用できるとしたら。また、すべてのツール、コマンド、および機能をひとつのUI、ひとつのワークスペースから利用できるとしたら。
さらに、業務に関するすべてのツール(アプリ)、ファイルは、同じUIからアクセスでき、さらに管理されるとしたら。
すべてを1か所にまとめることで、情報、データ、ツール、プロジェクトなどがリレーショナルになるだけでなく、簡素化されます。すべての関係者がインターネット接続とWebブラウザーだけで、安全にアクセスできる同一の環境から作業ができる、ということが「プラニング」を向上させ、企業全体の生産性の向上につながることを是非ご体験下さい。

新しい設計プラニングについてご興味のあるお客様は、お気軽にお問い合わせください。

製品のトライアルも可能です。この機会にお試し下さい。

SOLIDWORKS

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